おいしいカレーが教える、おいしい価値の作り方

こんにちは。

沖縄在住のライター、森川応樹です。

 

さて今回は、

【おいしいカレーが教える、おいしい価値の作り方】

というタイトルでお届けいたします。

読んでくださる、あなたに貢献できたら幸いです。

 

「クラウドファンディング(英語: Crowdfunding)」

市民権を得るようになりました。

 

不特定多数の人が、多くの場合、

インターネットを利用して

他の人々や組織に

財源の提供や協力などを行うことです。

 

これは、

「群衆(crowd)」

「資金調達(funding)」

を組み合わせた造語だそうです。

 

駅前で、心ある方々がされている募金活動の

オンライン版のようなものですね。

 

さて、私事ではありますが、

この「クラウドファンディング」に

先日、はじめて参加させてもらいました。

 

ある沖縄の映画のプロジェクトの志に惹かれて、

応援させてもらいたいと思いまして、

大きな金額では決してないのですが、

参加させてもらいました。

 

そのプロジェクトでは、

金額の多寡よりも、

「応援したい」という気持ちに最大の感謝を示しながらも、

応援した金額に応じて、

「リターン」という形でのお返しもされていました。

 

それは、私も驚くほど、多くのものを還元してくれます。

 

例を挙げると、

・Tシャツ

・原作本

・映画のDVDエンドロールへ「Special Thanks」として名前を掲載

などなど、他にも多数。逆に申し訳なく思うほど。

 

この話を、ある人たちとしていた時に、

「どれがもらってうれしいか」

という話になりました。

 

ある人曰く

「Tシャツ。なぜなら、着ることができるから」

 

ある人曰く

「エンドロールの名前掲載。名誉なことで、なんかうれしい」

 

この答えには、正解はないのですが、

この会話に、気づきがあったので、

今回は、それをご紹介いたします。

 

「で、それが何になるの?」 その一言が教えてくれる価値の形

「エンドロールの名前掲載がいい」

という人へ、他の人が、言いました。

 

「で、それが何になるの?」

という一言です。

 

その人の意味するところは、

 

「1円にもならないのに?

どうせなら、日ごろ使えるTシャツの方がよくない?」

 

「せっかくもらえるなら、お金にならないエンドロールより

 使えるTシャツの方が、お得だよね」

 

ということです。

 

これは、私たちに

「価値の感じ方に2通りある」

ということを、教えてくれる会話です。

 

これがわかると、一流シェフも及ばないほどおいしいカレーライスが作れます。

結果から申しますと、価値の2つとは、

「実質価値」と「感情価値」の2つです。

 

「実質価値」とは、

例えば、カレーライスでも、

素材の原価100円のお店と、

原価10,000円のお店とでは、

当然、

「お客様が支払ってもいい」

と思う金額(価値)が異なる

というものです。

 

表現を変えますと、

「実質価値」というのは、

「金額で、価値の違いが示すことができる」

というものです。

 

一方の「感情価値」というものは、

「金額で示すことが難しい価値」です。

 

カレーライスの例で申しますと、例えば・・・

 

日頃料理を一切しない、ガサツで不器用で、

中学生の息子さん。

 

反抗期なのか、最近、

扱いが難しくなったと感じていたら、

なんと!

母の日にサプライズでカレーライスを作ってくれました。

 

どんな一流シェフの作るカレーライスよりも、

そのカレーライスは、おいしく感じずにはいられない、

というようなものです。

 

この場合は、うれしく感じるお母さんの感情が、調味料となって

おいしく感じる(価値を感じる)ということでしょうか。

 

簡単にご紹介すると、

「実質価値」と「感情価値」の2つの違いは、

このような感じです。

 

先のクラウドファンディングの例で申しますと、

 

「日ごろ使えるTシャツがいい(得をする)」

というのは、「実質価値」の感じ方、

 

「1円の得もないけど、

 エンドロールの名前掲載がいい(うれしい)」

というのは、「感情価値」の感じ方です。

 

どちらが優れているというような優劣はありません。

どちらを選ぶのかは、個人の好みの問題です。

 

そして、この「価値の感じ方」に2通りあることを、

よく理解していると、

「あなたのビジネスの価値」を

伝えやすくなります。

 

100円均一ショップと同じ原価でも売価に差額を生み出す魔法の一言とは!?

 

ビジネスの場では、合理的な損得勘定(費用対効果)で

その価値を図られることが、少なからずあります。

 

代表例を挙げると、

「100円均一ショップ」

「安売りの家電量販店」

「リターン目的の金融商品」

などが挙げられます。

 

「いかに安く」

「いかに得するか」

「お金に換算すると、いくらくらいのメリットがあるか」

という判断の仕方をしやすいビジネスですね。

 

金銭的なメリットを感じることで、

購入意欲が働くのが、

「実質価値」ですね。

 

お客様は、「実質価値」で購買を判断するのは、

間違いないことです。

 

ただ、「実質価値」だけで判断するかというと、

そうではないことが、意外に多いのです。

 

換言しますと、

「感情価値」も、価値を感じて購買の決定に影響を与える

ということです。

 

一例挙げますと・・・

 

100円均一ショップでも販売しているようなお菓子が、

沖縄の国際通りのお土産屋さんで

「沖縄限定!」と一言、添えられていると、

 

仮に、原価が、

100円均一ショップのものとあまり変わらなくても

販売金額には、大きな差が生じたりします。

 

ここでは

「沖縄限定!」

ということが、「感情価値」を高めています。

 

いわゆる「希少価値」ですね。

 

お気づきかもしれませんが、

「感情価値」のすごいところは、

「実質価値」と異なり、

原価がかかっていなくても付加できる

という点です。

 

このお菓子の例でいうと、

「沖縄限定!」

の一言を入れただけです。

 

あなたが、あなたの商材の価値を付加したいとお考えでしたら、

「実質価値」も大切ですが、

「感情価値」を高めることも、

合わせてご検討してみてはいかがでしょうか?

 

最後に・・・

 

ここまで読んでくださったあなたに、

無料で手軽にできる「感情価値の作り方」を

ご紹介します。

 

あなたのビジネスにプライスレスな価値を付加して、ビジネスの価値を引き立てる優れた手法とは!?

 

ズバリ!!

「想いを伝える」

ことが、その答えです。

 

どのようなことかと申しますと・・・

 

■あなたが、そのビジネスをしようと思った動機って、

どんな内容でしょうか?

 

■あなたが、お客様から頂いた感謝の中で、

とりわけ心に残っているものは、どんな内容でしたか?

 

■あなたが、今ビジネスをしていて

苦しいときにも、頑張り続けることができたとき、

心の支えになっていたものは、何ですか?

 

どんな一流シェフの味付けも、

母の日の息子のサプライズという調味料には

かなわないように、

 

あなたのその想いを伝えることが、

あなたのビジネスの持つ「実質価値」に

プライスレスな価値を付加する調味料となり、

お客様の心をつかんで離さなくなります。

 

ぜひお試しください。

 

今回は、

 

「価値に2種類ある」

 

「感情価値の手軽な高め方」

 

について、ご紹介しました。

 

あなたのビジネスの成功を応援しております。