中小企業をルーチンワークから解放し生産性を向上させる

経営者の皆さん、毎日雑務に追われていませんか?

ルーチンワークを自動化することで

自分の強みに注力する時間ができ、

また強みに注力することで

会社を盛り上げることができます。

千鳥嘉也氏は

中小企業経営者を手伝いたい

という思いから

ルーチンワークの自動化に取り組み、

ロボットによる業務の自動化も進めようとしています。

そんな千鳥氏のこれまでの人生経験を踏まえた真志命と思いをお伝えします。

 

 

元気がある中小企業の経営者は自分の強みのみに注力している

中小企業の社長の皆さん、

毎日自分の強みに注力できてますか?

今更ながらですが、

日本の99.7%の会社が中小企業で、

従業員数でいきますと

なんと70%の人が中小企業で働いていることになります。

ですので、

中小企業に元気がないと当然日本全体が盛り上がらない

ということになります。

そこで、

元気のいい中小企業というのは他の会社と何が違うのか、

ということがポイントになります。

私の周りだけの話ではあるんですけど、

私は中小企業の社長さんが

毎日自分の強みだけに注力できている環境にあるかどうか

という点が大きなポイントだと思っております。

で、もう一度皆さん、

ちょっと自分の毎日を振り返っていただきたいのですけども、

自分の強みというのは何かを毎日意識できておりますでしょうか。

ルーチンワークという雑務に追われて毎日を過ごしていませんか。

もしくは

人手不足に頭を悩まされていませんか。

ひょっとしてパソコンやIT関係が苦手ではありませんか。

そう言っている自分もですね、

実は昔から事務関係はすごく苦手でして、

ルーチンワークに大変苦労した覚えがあります。

これまでに立ち上げた2つの会社

そんな私の経歴の中から2つみなさんにご紹介します。

1つ目はファックスDMの配信会社を友人と一緒にゼロから立ち上げたことです。

2年ほど手伝ってみたんですけども、

思った以上に会社が早く大きくなりまして、

社内がぐちゃぐちゃになってですね、

なかなかうまく仕事が回らずお客さんのクレームが増える、

といったことがありました。

そしてもう1つなんですけども、これは私自身が立ち上げた会社です。

いわゆる婚活パーティーの会社を作りました。

よく

「千鳥さんは婚活パーティーの会社に勤めていたんですか?」

って言われるんですが、

全くそんなことはなくてですね、

参加したことはあったけど

まさか自分がやるとは思っていなかった、

という形になっています。

で、いざですね、

自分ひとりで会場探しからスタッフの募集、

パーティー内の取り仕切りまで

全部やってみたんですけども、

こんなに仕事っていうのは多いんだなと呆れたこともあります。

業務は自動化・IT化すべき

そんな私が全て克服しましたので、

中小企業の皆さんに

生産的にルーチンワークをなくすにはどうすればいいか

ということを、今日お伝えできればと思います。

もう答えから言いますとですね、

業務を自動化、IT化するのが一番速いです。

じゃあ、

どのように業務を自動化、IT化したら速くなるのか

ということなんですけども、

例えば先程のファックスDMの配信の会社で

一番最初に手を付けたのは、

会社内、スタッフ内での

業務の知識の共有に重点を置くことでした。

それによって、

「あの人がいないと会社が回らない」

といった業務の属人化というものを排除いたしました。

婚活パーティーのシステム自動化例

また婚活パーティーでは、

男女の人数調整が結構厄介だったりするんですね。

あまりにも男性が多い、女性が少ない

パーティーが盛り上がらない、

ということがあります。

そこで人数を調整しながらやるんですけども、

問題がありまして、

女性の方は1週間くらい前に予約を入れてしまう方が結構多いんです。

でも男性は直前、もうその日に申し込む人が多いという傾向があったりします。

そのため

どこを落としどころにすればいいか

って結構勘所でもあるんですけども、

その辺を見計らいながら申し込みを受け付けて

うまく自動化することによって、

24時間ほったらかしで募集できるっていうシステムを作り上げました。

あと一番厄介だったのは、

この婚活パーティーの中で

もう一回会ってお話したい方の番号に〇をつけてください、

お互いに〇をしている方々は私共を通して

連絡先を交換できます

というシステムでした。

そして参加者が一回のうち40~50人集まるんですけども、

40~50のこういったカードを全部照らし合わせまして、

その結果を1通1通メールに打ち込んで配信するっていう作業がありました。

で、当初はこれ

1回済ませるのに2時間以上かかっていまして、

ちょっとお客様の方から

待たせ過ぎじゃないか

っていうことを言われました。

これはうまく自動化して

パーティー終了後

20分以内に配信することができるようになって、

多くの方から喜ばれるという結果になりました。

RPAとそれを進めたい理由

これはあくまでも一例なんですけども、今私がIT化の中で一番進めたいことがあります。

それがこちら、RPAといわれるものです。

これはRobotic Process Automationの略で、

ロボットによる業務の自動化というものです。

どんなものかといいますと、

イメージでいえば正にこんな感じです。

実際にロボットがいるわけではないんですけども、

プログラム化されたロボット

コンピューターの上で

人間の代わりに全て代行処理してくれます。

その処理の内容としましては、

単純に表計算ソフトの作業を

全て自動代行するというものだけではなく、

複数のアプリケーションを跨いで

それも全部処理してくれるという

完全自動化を実現することも可能です。

そうすることによって

事業を無駄なことがなく進めることができます。

特に私がこのRPAを進めたい理由として、

24時間365日文句を言わずに処理をしてくれる

ということが挙げられます。

更に人間ですと、どうしても一定数の割合で

入力ミスとかそういったものが発生します。

でもRPAでやると

全くそういうことはなくなります。

現在もネックになっている浪人時代

で、ちょっとここで、遅くなりましたが

私の自己紹介をしたいと思います。

見ての通りですね、

何の脈略もない業種が多いんですけども、

ただ自分が今回思ったことは、

やっぱりITが好きなんだな

ということですね。

あと人に教えることが結構好きだということを再認識しました。

最近業務の方で教えることが

特に増えてきたっていうこともあるんですが、

その中で手前味噌ではあるんですけども、

教え方が上手いなと褒められることも増えてきました。

しかしですね、

私の中でちょっとネックになっている部分があります。

その教え方が上手い理由のほうなんですけども、

ちょっと私の大学時代の話に戻ります。

正確にいうと、最初に入った大学の話です。

何気なく高校時代をぼんやりと過ごし

現役で大学に入ってみたんですけども、

ちょっとですね、

ここではあまり将来に夢が持てないなあ

ということに気づきまして、

それで一念発起して両親に

大学を辞めると、辞めて再受験したい

という話をしました。

当然両親は大反対しまして、

兄弟にも反対されたんですけど、

私は思い切って辞めました。

辞めて浪人したのはいいんですけど、

結果としてその年落ちました。

で、家族から散々罵詈雑言ではないですけども浴びせられまして、

人生に迷ったことがあったんですけども、

結局もう1年やってみたい

ということで、

自分で原宿の居酒屋でバイトをしながら浪人生活を続けて、

なんとか大学に受かりはしました、その年。

再受験は私の中で

「大学のいいところに受かる=自信を取り戻す」

という意味があったのですが、

結果としてそれは未達という形で終わりました。

で、家族も特に私のことを認めているわけでもなく、

そういった状態が続いて、

頑張ったのになかなか報われないという

苦しさというか辛さというものを結構味わいました。

それからですね、多分その時から、

少なくとも自分の知っている人の範囲の中では、

最低限自分と同じミスをしてほしくないと、

できれば

最短コースで成功へのショートカットを歩んでほしい

という思いが強くなった気がします。

現在の真志命

で、今現在の私の真志命なんですけど、

こちら、

人の頑張りを満足できる成果に変えることである、

ということです。

これはですね、

やはり先程の大学受験の失敗というのが

すごく自分の中に残っているんだな

というのを改めて感じています。

中小企業経営者の皆さんに、

好きなことに、得意なことに注力していただいて、

ぜひ成功できる組織を作ってほしい

というのが私の思い描いている未来像です。

実はこれを頑張らなきゃいけない理由の2つあるうちの1つが

うちの爺さん、広爺さんというんですけども、

この人に繋がっているということが最近自分の中で判明してきました。

苦労を重ねた広爺さん

こちら広爺さんなんですけども、

私は何気におじいちゃん子な人生でした。

特に子どもの頃

おじいちゃんの膝の上が自分の大好きな場所で、

いつも座っていたというのは記憶に残っています。

そんな広爺さんなんですけども、

私が中学校2年生の頃に亡くなっています。

その広爺さんなんですが、

千鳥家の中で最も苦労した人という位置づけになっています。

母親もですね、

この広爺さんの話になるとよく、

広爺さんはかわいそうな人だったと、

涙に息を詰まらせるようなことがあるんですね。

なぜかといいますと、

この千鳥家は結構長い家系ではありまして、

元々は島根県松江市に住んでいた形になっています。

で、千鳥広が19代目、私の親父が20代目になるんですけども、

当初松江に住んでいた時は

結構資産家でずっと来ていたんですが、

残念ながら19代の広爺さんの前にちょっと没落しました。

広爺さんは貧乏子だくさんを絵に描いたような

8人兄弟の長男で生まれまして、

子どもの頃からずっと下の子どもの世話で

毎日毎日遊ぶ時間もなく、ずっと過ごしていました。

更に中学校を卒業したら

すぐに今度は長崎の呉服店に丁稚奉公に行く形になりまして、

不幸なことに

そこで稼いだ給料はほとんど実家に仕送りという形で、

時間にもお金にも全然恵まれなかった時代を過ごしています。

そんな形で過ごしたもので、

20歳の時には人生に悲観をしまして

自殺しようと真剣に考えたそうです。

後から聞いた話によりますと戦争にも行っておりまして、

爺さん、おそらくかなり不器用だったと思うんですね。

毎日のように上官に怒られて顔を殴られて腫らせていた

という話も親父から聞いたことがあります。

そんな爺さんなんですけども、

ゆり婆さんという男勝りのうちの婆さんと結婚してからは

人生がだんだんと好転し始めます。

それでようやく

人生晩年は人並みの生活ができるようになりまして、

なんとか人生87歳で家族に看取られて亡くなったんですけども、

残念ながらそれまでの過程で

人並みの趣味とか娯楽といったものが全くなくてですね、

ただただ働きっぱなしの人生だった

というのが周りの評価になっています。

ちどり屋を継ぎ広爺さんの人生に花を

そこで私が最近自分の真志命というものを見つめ始めた中で思ったのが、

果たして広爺さんの頑張りというのはそれに報いられたものなのかということです。

私の答えは明らかにNOです。

ただただ家族のために身を粉にして働いて、

自分の時間も何もなく、

結局亡くなって

千鳥家の歴史の中のただの1ページとして消えていく

という状態になっています。

今もう亡くなっている段階で

私が広爺さんに対して何ができるのかという点を

色々考えてみたんですけども、

一つ見つけました。

こちら、ちどり屋なんですけども、

広爺さんとゆり婆さんが2人で築き上げたお店の今の状況です。

私の父親である千鳥薫は2年前に他界しまして、

今現在は母親が在庫処理の傍らお店を開いているといった状態で、

このままいくと

今創業88年のちどり屋はなくなる運命にあります。

このちどり屋が無くなると、

千鳥広が作ったものが1つ無くなる

ということに気づきました。

で、私は思ったんです。

このちどり屋の3代目になろうと。

もちろん呉服業界というのは

もう正直斜陽産業です。

残念ながらこれで頑張ろうという気は私にはありません。

しかしちどり屋として継ぎまして

創業者千鳥広の名前を残した形でやればですね、

私が頑張れば頑張るほど

千鳥広の人生に新しく花を添えることができるんじゃないか

と思っています。

私の中で広爺さんの名前をもっと輝かせたい

というのが真志命の1つに入ってくる形にはなるんですけども、

そうして広爺さんに似たような境遇の方を手伝うことによって、

広爺さんに多少、何といいますか花を添える以外にも

私の中でできるものがあるんじゃないか

という思いが最近しております。

ルーチンワークをなくし自分の人生を味わおう

最初のことの繰り返しになるんですけども、

中小企業の経営者こそ自分の好きなこと、

強みに特化しないとなかなか経営は安定しない

と思っています。

そのためにはできる限りの

雑務といわれるルーチンワークをなくし経営を安定させることが大切です。

更に私が思うには、

爺さんのように

一生涯家庭のためだけに生きるような人をもっと減らしまして、

皆さんの人生のプライベートな部分をもっと輝かせていただきたい

という思いが私の強みになっています。

そのために私のほうで業務を効率化し、

RPAで皆さんの効率をもっともっとアップさせたい

と思っています。

そしてぜひ皆さんの人生を味わっていただき、

自分らしく生きる喜びをもっと味わってほしいと思っています。

自分らしく生きる喜びをあなたに。

ありがとうございました。

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