経営者の必読本20選

世の中に出版される本は1日に200冊と言われています。日々、次々と出版される本のなかで一体どの本から読めば良いのか?迷ってしまう方は多くいらっしゃいます。

経営者にとって本を読み知見を深める行為は非常に大切です。そこで今回は一万人以上の起業家を指導した実績のある、企業経営の専門家である坂本憲彦氏よりビジネス本の正しい選び方と、オススメのタイトルを伺いました。経営に必要な10つの切り口で代表する珠玉の著作を2冊ずつ紹介していきます。

正しいビジネス本の選び方

自分の課題を明確にする

まずは正しいビジネス本の選び方からお伝えしたいと思います。大切なのは「今の課題は何なのか?」を明確にすることです。

例えば、マーケティングについて勉強したいのか、コミュニケーションスキルを高める必要がある、と言ったように、どういった課題・目的意識なのかをはっきりさせていくとスムーズな本選びができるようになります。

ロングセラーは信頼できる

課題意識のあるジャンルの中でもたくさんの本が出ているはずです。書籍は1日に200冊出版されると言われている中で、何を基準に選べばいいのでしょうか? 外さないポイントは長年読まれているかどうかです。

10年以上本棚に残り続けるようなベストセラーであれば、その内容が素晴らしいことを歴史が証明していると言えます。まずは、そう言った名著から選んでみると間違いないでしょう。

正しいビジネス本の買い方

ビジネス本には投資を惜しまずに買うようにしましょう。本屋さんできなる本を眺めているとどれにしようか迷うかもしれませんが、良いと思った本はスパッと買うようにしましょう。

本も一期一会ですから、そのとき気になった本も仕事に追われているうちに忘れてしまいがちです。次に出会うことはないという気持ちで、気になった本は惜しみなく買って読むようにするのがオススメです。

正しいビジネス本の読み方

多読で共通項を見つける

気になった本は惜しみなく買うべし、とお伝えしたようにビジネス本はまとめて買って多読するといいでしょう。例えばマーケティングの勉強がしたいのであれば、マーケティングに関する本を10冊くらい買ってまとめて読むのです。

同じジャンルで多読することによって、大切なことの傾向がつかめます。筆者によって言っていることが違うこともあれば、共通して大切だと言っていることも見えてくるのです。多読を実践して共通項を見つけるようにしましょう。

音読も通読もしなくて良い

また、たくさんの本を読もうとするときは速読もポイントになってきます。一語一句読んでいては、あまりに時間がかかってしまいます。速読のコツとしては心の中で音読をするのをやめ、目で見て追うのを意識してみてください。加えて、全てを通して読まずに目次から自分の課題にとって重要そうな部分を見つけ出して、そこから読み始めるのもいいでしょう。

読書といっても、初めから最後までゆっくり読み切る必要はありません。ビジネス書の読書では、必要な情報を効率的にインプットする読み方も重要になります。慣れない人は抵抗があるかもしれませんが、新しい読書術としてぜひ実践してみてください。

ジャンル別・経営者必読のビジネス本

ここからは、数多に出版されているビジネス書の中から「こらはおさえておきたい!」良書を、経営に役立つ10のジャンルから珠玉の2冊に絞ってご紹介します。

今回ご紹介する20冊は、タイトル、著者名、内容、そしてAmazonのページを掲載しています。
まずはどれから読めばいいのか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

成功法則

人生やビジネスで成功するためには、成功するための考え方を身につけることが重要です。
すでに多くの先人が、成功するために大切な考え方や法則を研究してくれています。そんな先人の知恵を学べる代表的な2冊です。

『7つの習慣 人格主義の回復』

著者:フランクリン・R・コビー

内容:
本書は1990年に初版が出版されたときにセンセーションを巻き起こしており、以来1,000万部以上を売り上げ、ビジネス書として今でもベストセラーを続けている。
著者のスティーブン・コヴィーは、国際的に高い評価を受けるリーダーシップ研究の第一人者。

真に成功を果たすには個人としての有効性と職業としての有効性をバランス良く備えることが重要だと認識しており、それを反映して本書は、この2つの領域でより効果的に行動するための手引書となっている。
ここで引用される具体例では、ビジネス上の課題を題材にしたものと同じくらい家庭内における状況を数多く取り上げている。

7つの習慣を身につける前に、コヴィー博士が「パラダイムシフト」と呼ぶところの、世の中の仕組みに対する認識と解釈の転換をまず実現する必要がある。著者はこの転換の実現を支援し、生産性、時間管理、前向きな思考、「予防的に働く筋肉」(何かに反応するのではなく自発的に行動すること)の開発など、他にも多くのことに関する認識と行動に影響を与えている。

本書は明日からでも実践できることを謳い文句にしたヒント集ではない。
そのコンセプトは時に複雑であるため、流し読むのではなく、じっくりと腰を据えてここから学び取りたいと感じる筈である。
読み終えたときには、どの章にも付箋や手書きの注釈が数多く残され、コヴィー博士の講義に参加したような充実感に満たされることだろう。

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『成功の9ステップ』

著者:ジェームス・スキナー

内容:
「違いをもたらす違い」とは何だろうか。
素晴らしい結果を出す人もいれば、芳しくない結果しか得られない人がいます。経営コンサルタントと成功コーチの「ジェームス・スキナー」氏。
日本に『7つの習慣』を贈りだした立役者がそうした違いを徹底的に検証し、成功のエッセンスをまとめた感動の書。
より多くのお金、健康、時間の自由、愛に満ちた人間関係、充実した毎日を送りたいと願う人の人生バイブルになることは間違いなし。

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マーケティング

ビジネスを立ち上げるときや、売上が落ち込んでいるときに大切なことは、マーケティング(集客)です。
お客様をどのように集め、自社の商品を買ってもらうのか?
とくにスタートアップの時期には、きちんと正しく集客ができていないと苦労します。

ビジネスを大きく成功させるためにも、マーケティングの知識は必須です。マーケティングを極めるための2冊をご紹介します。

『ハイパワー・マーケティング』

著者:ジェイ・エイブラハム

内容:
伝説のマーケティング・バイブル。
米国トップコンサルタントであるジェイ・エイブラハムが、そのマーケティングの極意を書き記しました。
業界を制圧し、他社を圧倒的なパワーで凌駕するノウハウが、豊富な事例と共に説かれる。
卓越の戦略、アップセル/クロスセル、USP、先制のマーケティング、リスク・リバーサル、BTRF、A/Bスプリット、紹介システム、ジョイント・ベンチャー……すべてはこの1冊から始まった!
IBM・シティバンク・マイクロソフトなど全米400社以上の有力企業のマーケティング・コンサルタントを務めた著者による、少ない元手で高収益を達成する具体的なアクションの仕方と成功事例を説いています。

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『影響力の武器』

著者:ロバート・B・チャルディーニ

内容:
「ふとした隙につけこまれ、あれよ、あれよという間に欲しくもないものを買わされてしまった」「ひっかかるはずのない怪しい〈儲け話〉に乗せられてしまった」「人気商品なのに品薄なことが多い・・・」などなど。

本書の著者は、街頭や個別の訪問販売、怪しげな宗教の寄付などで苦い思いを味わった経験から、セールスマンや広告主の世界に入り込み、人がどのような心理的メカニズムで動かされるのか解明した。第二版では、世界各地の読者から寄せられたレポートを追加し、より身近に詳しく「影響力の武器」を描き出す。

消費者心理のからくりをユーモラスに描いた、セールスマンにとっても消費者にとっても必読の一冊。

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コピーライティング

コピーライティング力=文章力は、これからビジネスを立ち上げていく方にとっては、絶対に不可欠な能力です。売れる文章が書けるかどうかが、売上に直結してきます。さらにインターネットを活用して、ブログやホームページから集客したいという方も、コピーライティングができるかどうかで、成否が分かれます。

これからの起業家に必須の能力がコピーライティング力です。コピーライティング力を身につける上で大切なポイントを解説した、とっておきの2冊を紹介します。

『20歳の自分に受けさせたい文章講義』

著者:古賀史健

内容:
「話せるのに書けない!」人のための“文章の授業”
どうすれば自分の気持ちや考えを「文章だけ」で伝えることができるのか?
この授業のスタート地点はそこにある。
そう、僕らは「話せるのに書けない!」のだ。

人に口で伝えることはできても、それを頭の中で文章に変換しようとすると、とたんに固まってしまう。
メールの一通すら、うまく書けない。
「話すこと」と「書くこと」はまったく別の行為なのだ。

決して「同じ日本語じゃないか」などと思ってはいけない。
この授業では、現役のライターである僕が、現場で15年かけて蓄積した「話し言葉から書き言葉へ」のノウハウと哲学を、余すところなく伝えていく。
学校では誰も教えてくれなかった“書く技術”の授業をいま、始めよう!

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『究極のセールスレター』

著者:ダン・ケネディ

内容:
初版から15年、米国で読み継がれる「超」定番のコピーライティング本。
『究極のセールスレター』は全米中のダイレクト・マーケティングにかかわる人々が必ずと言っていいほど参考にするバイブルである。
著者であるダン・ケネディは米国のダイレクト・マーケティング界のグルと呼ばれている人物。
コンサルタント、あるいは、セールスレターのコピーライターとして一度でも雇ったことがあるクライアントのうち、繰り返して依頼をしてくれるところが約80パーセント。
これほどのグルが実際に仕事をするうえで使っているのとまったく同じプロセスが本書では紹介されている。
「お客を理解する」「売り物を理解する」といった
「超」基本的なことから、
「文末の『追伸』の書き方」「封筒のデザイン」「文章レイアウト」など、プロならではディテールへのこだわりまでが解説されている。シンプルではあるが、一生役に立つ本と言える。

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プレゼンテーション・ストーリーテリング

自分の想いを言葉で伝える。これがプレゼンテーションの技術です。どんなに素晴らしいアイデアも、どんなに素晴らしい商品も相手に伝わらなければ意味がありません。ビジネスで成功を目指す方の必須のスキルが、プレゼンテーションスキルです。

その中で重要なのがストーリテリングです。物語は神話の時代から人々に記憶され続けています。物語は聞き手の心理ハードルを一気に下げてくれます。

プレゼンテーション、ストーリーテリングを使いこなすことで、あなたのビジネスは多くの人の共感を呼ぶことができるでしょう。

『シンプル・プレゼン』

著者:ガー・レイノルズ

内容:
ビジネスパーソンはもちろん、教師、研究者、医師、技術者など、プレゼンをする機会のある全ての人に送る決定本です。
「Zen(禅)」との融合でジョブズを超える。“伝説の講義”を収録した本邦初公開の映像(DVD80分)と“ビジュアルブック”で、世界最新のメソッドとテクニックをあますところなく“体感”して習得することができます。
プレゼンテーションをする方には、絶対に読んでほしい一冊です。

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『神話の法則』

著者:クリストファー・ボグラー

内容:
シナリオ・テクニックの世界的なベストセラー!
「ライターズ・ジャーニー」日本語版。

本書は心理学の巨匠カール・G・ユングと「ヒーローズ・ジャーニー」のジョーゼフ・キャンベルの深遠なるコンセプトを発展させた人生という旅のガイドブックでもある。

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コミュニケーション

人間関係は、ビジネスや人生の成功において、とても大切な鍵になります。豊かな人間関係を作ることで、人が幸せに働き、生活することができます。
ビジネスを拡大させていくためにも、人の力は必要不可欠です。

自分の夢に共感してくれる仲間を増やすためにも、コミュニケーション力は大切です。
人間関係を圧倒的に良好にする、ベストな2冊を厳選しました。

『人を動かす』

著者:デール・カーネギー

内容:
あらゆる自己啓発本の原点とも言うべき本書は、1937年に初版が発行されると瞬く間にベストセラーとなり、累計で1,500万部を売り上げた。
著者の信ずるところによれば、経済的成功の15パーセントは専門的知識から生み出されるが、残りの85パーセントは「考えを表現する能力、リーダーシップをとる能力、そして人々の熱意を引き出す能力」によるものとなる。
人と接する際の基本的な原則を基に、自分が重要視され、評価されていると相手に感じさせるようなスキルを教示する。

また、操られていると相手に感じさせないようにしながらつき合う基本的な手法にも重点を置いている。
カーネギーは、誰かに自分が望むことをさせるには、状況を一度自分以外の視点に立って観察し、「他人の中に強い欲望を喚起させる」ことで可能になると述べる。
更に本書を通じて、相手に好かれる方法、自分の考え方に相手を引き込む方法、相手の感情を害することなく、あるいは恨みを買うことなくその人の考え方を変える方法を学ぶことができる。

例えば、「他人にその考えが自分のものだと感じさせる」方法、そして「まず自分の失敗について語ってから他人を批判する」方法などである。
また、歴史上の人物、産業界のリーダー、そして市井の人々の逸話を交えながら、著者の論点が分かりやすく解説されている。

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『鏡の法則 人生のどんな問題も解決する魔法のルール』

著者:野口嘉則

内容:
本書は実話に基づく話を、著者でブログ人気NO.1コーチの野口嘉則氏が登場人物の設定など少し変えて物語として書き下ろしたものです。その話のあらすじは・・・

主婦・栄子は息子がイジメにあっていることに悩んでいた。
ひょんなキッカケから紹介を受けたコンサルタント・矢口氏に相談したところ「あなたが大事なお子さんを人から責められて悩んでいるということは、あなたが・・・」つづきは是非、本書をお読み下さい(笑)。
インターネットを通じて爆発的に広がっているこの物語は、読んだ人の9割が涙した感動と気づきのストーリーです。子どもがいる方や人を指導する立場にある方はもちろん、人間関係を考える上で、すべての方に是非、読んでいただきたい1冊です。

本書を通じてより多くの方が、過去から現在までの自分の問題点に気づき、未来に向けてより良い人間関係を築く一助になることを、願ってやみません。

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起業経営

ビジネスで成功するためには、成功している企業の成功パターンを知ることが大切です。すでに世の中には、多くの成功している企業が存在します。その成功パターンを学ぶことが、あなたのビジネスの成功につながります。

偉大な会社も最初から偉大だった訳ではありません。
彼らはどうやって会社を起こし、偉大な企業に成長していったのか、企業経営に大切なポイントを厳選してお伝えする2冊をお届けします。

『ビジョナリー・カンパニー2 –飛躍の法則』

著者:ジェームズ・C・コリンズ

内容:
企業研究の決定版。
ごく普通の会社が、世界有数の経営者に率いられた超一流企業に勝るめざましい業績をあげるまでに変身した。
全米1435社の中から選ばれた傑出した業績を長期間持続させることに成功したジレット、フィリップ・モリス、キンバリー・クラーク、ウェルズ・ファーゴ等の飛躍を遂げた企業11社をそれぞれの業種で競合関係にある企業と詳細に比較・分析した結果、飛躍したこれらの企業には共通した以下のような特徴があった。

●飛躍を導いた経営者は、派手さやカリスマ性とは縁遠い地味なしかも謙虚な人物だった。その一方で勝利への核心を持ち続ける不屈の意思を備えており、カエサルやパットン将軍というよりは、リンカーンやソクラテスに似た思索する経営者であった。

●飛躍を導いた経営者は、最初に優秀な人材を選び、その後に経営目標を定める。目標にあわせた人材を選ぶのではない。

●飛躍を導いた経営者は、自社が世界一になれる部分はどこか、経済的原動力は何か、そして情熱を持って取り組めるものは何かを深く考え、必要とあればそれまでの中核事業を切り捨てる判断さえ下す。

●劇的な改革や痛みを伴う大リストラに取り組む経営者は、ほぼ例外なく継続した飛躍を達成できない。飛躍を導いた経営者は、結果的に劇的な転換にみえる改革を、社内に規律を重視した文化を築きながら、じっくりと時間をかけて実行する。
良い会社ではなく、偉大な会社を作るための最高の指南書。

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勝ち組の人材マネジメント —スターバックス急成長を支える自立型組織に学ぶ』

著者:毛利英昭

内容:
スターバックスで働く人たちはなぜみんな笑顔なんだろう?

そんな疑問からスタートし、「人材マネジメント」という視点から、スターバックスの強さを分析している本書。急成長を支える1万人超のパートナー(従業員)が笑顔で楽しく働ける背景には、卓越した組織制度やマネジメントシステムがあり、またそれが正しく機能するための大前提として、「価値前提の経営」という企業観が大きく作用していると著者は指摘しています。

これは、スターバックスという勝ち組企業の成功スタディではありますが、同時に、すべての企業が参考にすべき「人材マネジメント」の例として、業種業態問わず多くのビジネスマンに読んで頂ける内容になっています。

マニュアルが無いのに高いホスピタリティを維持してトップ企業に躍り出たスターバックス、その急速成長を支えた自律型人材マネジメントの真髄を明かします。

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思考法

ビジネスにおける考え方を身につけるのは、とても大切です。
時間管理や思考プロセス、ロジカルシンキング、右脳思考を使いこなせることで、あなたのビジネスや人生の成功に大切な道具を手にいれることができます。
考え方という目に見えないツールを使いこなして、ビジネスを成功に導いていきましょう。

『全体最適の問題解決入門 —「木を見て森も見る」思考プロセスを身につけよう!』

著者:岸良裕司
内容:
問題は、分解してはいけなかった!

これまで多くの問題解決手法が、問題と言われている症状そのものを分解・分析して解決策を考察してきた。だが、結果的に全体との関連を見失いがちになり、気がつくと「木を見て森を見ず」の解決策に陥りかねない。
さまざまな問題をつなぎ合わせると、ほんとうの問題の姿が見えてくる。

全体最適で、問題の根本から解決する思考プロセスをわかりやすく説く。

みんなが納得する「対立解消術」
つなげて見える「現状把握術」
逆転発想でつくる「未来構想術」
中間目標に集中する「目標達成術」
先を読む力を鍛える「実行手順立案術」
全体最適でみんなをつなぐ「戦略戦術実践術」

望ましくない現象を逆手にとって、望ましい状況をつくり出そう。問題こそ、飛躍のチャンスだ!

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『習慣の力』

著者:チャールズ・デュヒッグ
内容:
人間の日常行動の4割以上は「習慣」である。だから「良い習慣」を増やせば人生は劇的に改善する。
「消臭剤のファブリーズはなぜ突然ヒット商品になったのか」「アルコール依存症はなぜ治せるようになったのか」「スターバックスのスタッフを責任感の強いリーダーに育てるプログラムとは」。

本書の著者によれば、これらはみな、「習慣」をうまく活用した成果であるという。
普段、私たちは自分の意志で行動を決めていると思っているが、実はそうではない。人間の全行動の4割は「習慣」、つまり脳で考えることなく、無意識に身体を動かしているのである。

したがって、この習慣のメカニズムを知ることで「良い習慣」を増やし、「悪い習慣」を減らすことができれば、人生は知らず知らずのうちに好転していくのだ。
本書は「個人の習慣」「成功する企業の習慣」「社会の習慣」の3部で構成されている。

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小説

小説から学ぶことは、実は多いです。
物語で学ぶことは、その時代の状況や、文化などを理解しながら、感覚で学ぶことができます。

その時代のリーダーが、どのような状況で、どのような判断を下したのか?
どのような人間関係の中で、どんな戦略を選択して、実行していったのか?

小説で学ぶことは、とても多いのです。
難しい論文を読むのも勉強ですが、小説という娯楽の中で、ビジネスや人生について学ぶことは、とても大切です。起業家や経営者を目指す方には、必読の2冊をご紹介します。

『坂の上の雲(全八巻)』

著者:司馬遼太郎

内容:
同じ松山で生まれ育った正岡子規と、日露戦争で活躍した秋山兄弟。
子規は病と闘いながら俳諧の革新に挑み、秋山兄弟はそれぞれ日本の騎兵、海軍の技術向上に尽力した。
当時最強とうたわれたロシアのコサック騎兵を打ち破るべく、ひたすら仕事に打ち込む兄好古と、文学の世界に未練を残しながらも海軍に入隊し、海軍戦術を研究し続けた弟真之。
2人のまじめな努力の成果は、歴史が証明している。誰もが立身出世を目指した時代に、彼らがどうやって自分の人生の意義を見出したのか?
日清・日露戦争を舞台に、日本の近代化を描いた傑作小説。
司馬遼太郎の大河小説の中でも、本書は特に評価が高く、ビジネスパーソンをはじめ、多くの人々に読まれている。改革の時代にこそひも解きたい、そんな1冊である。

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『ザ・ゴール 企業の究極の目的とは何か』

著者:エリヤフ・ゴールドラット

内容:
機械メーカーの工場長である主人公のアレックス・ロゴを中心に繰り広げられる工場の業務改善プロセスを主題にした小説。
通常、アメリカでベストセラーとなったビジネス書は、すぐに日本語に翻訳されるものだが、本書は世界で250万部売れたにもかかわらず、17年もの間日本での出版だけが認められなかった、いわば「幻の名著」である。

長引く経営の悪化、工場閉鎖までたった3か月の猶予期間、多忙な日々のなかないがしろにしてきた妻との離婚の危機…。
アレックスは、あまりの危機的状況にすっかり意気消沈していた。その前に、恩師、ジョナが現れ、彼にアドバイスを与える。
工場を救うために業務改善に挑む登場人物の苦悩や目標達成の興奮が伝わってきて、ビジネスの醍醐味を感じさせるストーリーだ。

本書は小説ではあるが、その内容は恐ろしいほど実践的で、会計情報の正しい見方や落とし穴、「効率化」の陰に隠された諸問題を浮き彫りにする。
魅力的なストーリーの中に複雑な業務改善のノウハウがわかりやすい形で盛り込まれており、ビジネスパーソンやマネジャー必読の内容である。

また本書は、問題解決にあたってはゴールを共有し、信念を貫くことが重要であること、数字の陰に隠された実態を見抜くことの重要性、情報共有化の意義など、経営において重要な示唆も与えてくれる。

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自伝・伝記

偉大なリーダーや経営者の歴史を知ることは、とても大切です。著名な経営者も、最初から名経営者だった訳ではありません。最初は、経験もお金も人脈もないところから、皆、出発しています。偉大なリーダーが、どのように成功の道を歩んでいったのか?どんな困難が起こり、それを乗り越えていったのか?

偉大なリーダーの考え方を学ぶために、伝記や自伝を読むことは、とても大切です。
偉大な経営者の知恵を知る2冊を紹介します。

『志高く 孫正義正伝 完全版』

著者:井上篤夫

内容:
孫正義の原点とビジョンを見事に活写した人間ドラマ!
徒手空拳から立ち上がり、日本を代表する事業家となった男・孫正義。
孫の原点となる少年時代に始まり、アメリカでの青春時代、そしてソフトバンクの創業時代から情報革命に挑む現在に至るまで、波乱に満ちたその半生を、孫がもっとも信頼を置く作家・井上篤夫が二十数年にわたる徹底取材で描いた決定的評伝。
読むと勇気と活力が湧いてくる、孫本人がはじめて公認した「正伝」。

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『幸之助論―「経営の神様」松下幸之助の物語』

著者:ジョン・P・コッター

内容:
経営の神様、松下幸之助氏の生涯を描いた伝記。
幼少期の厳しい家庭環境から、青年起業家として成長し、一代でパナソニックグループを作ることに成功する。

その成長の記録を伝える。人生の後半では、教育者や思想家としても活躍していった松下幸之助氏の活動を解説している。
経営の神様のすべてが、この一冊で理解できる本である。

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資産形成

ビジネスや人生で成功を収めるには、お金のことを正しく理解することがとても大切です。お金を汚いものと考えたり面倒くさいことと考えていると、お金を増やすことはできません。

ビジネスで成功するためにも、まずは正しいお金の知識を知ることが大切です。お金の勉強でとても有効な2冊をご紹介します。

『金持ち父さん貧乏父さん』

著者:ロバート・キヨサキ

内容:
パーソナルファイナンス専門の作家で大学講師でもあるロバート・キヨサキが、全く違うタイプである2人の人物の影響を受けて構築した、ユニークな経済論を展開している。1人は高学歴なのに収入が不安定な彼自身の父親、そしてもう1人は親友の父親で、13才のとき学校を中退した億万長者である。
彼の「貧乏人のパパ」は一生のあいだ金銭問題に悩まされ、ついには家庭生活崩壊の憂き目をみる(立派な人物ではあるが、週払いの小切手では家計が潤うことは1度もなかった)。

一方、「お金持ちのパパ」はそれとは全く対照的な人生を謳歌することとなる(「金のために働く下層・中産階級」が「自分のために使う金には困らないお金持ち」になったのだ)。
この教訓を肝に銘じていた筆者は、47才で仕事をリタイアすることができた。コンサルタント兼公認会計士のシャロン L. レクターとの共著である本書では、彼とお金との関わりあいを支えてきた哲学が披露されている。

学校教育では絶対教えてくれない「経済面でのリテラシー」の必要性を主張する本書は説得力がある。
変わりばえのしない仕事を極めることよりも、収入を元手に資産を賢く殖やすことの方が、最終的には必ず人生に富をもたらすという主義に基づき、仕事に見切りをつけるための資産を得るにはどうしたらよいかを教えてくれる。

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『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』

著者:ロバート・キヨサキ

内容:
本書は、2001年11月発売後ミリオン・セラーになった『金持ち父さん 貧乏父さん』の第2弾、第一作で書かれた基本的な「お金についての考え方」をさらに掘り下げて、「いまの激動する世界をどう生きたら安全なのか」「どうやったら経済的自由を手にすることができるのか」を教えてくれます。

『金持ち父さん 貧乏父さん』のさらに先、どんなアクションをとるか、どんな考え方をすればよいのか、について知りたい全ての人に応える1冊です。

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まとめ

以上、10のジャンルから特にオススメの2冊をご紹介させていただきました。もちろん、今回ご紹介できなかった良書もたくさんあります。
最初にお伝えしたように、ご自身の課題意識のある本や興味のある本を多読していくことが大切です。

そのための入り口として、今回の記事がお役に立てば幸いです。あなたのビジネスの飛躍につながる本との出会いえお求めて、より良い読書をしていきましょう。