「子育てしながら、普通の主婦がゼロから起業した方法」齋藤千恵子氏
齋藤千恵子
ビジネスに縁のなかった普通の主婦。
仕事は乗馬を続けていたが、商いという視点がなかった。
しかし、乗馬はビジネスに通じていた。
馬とのコミュニケーションで人を育てることに気づいた。
馬はすぐには理解はできない。
繰り返し、繰り返し伝えていく。
その行為は全て、ビジネスでの人に対しての行動と同じであった。
現在女性のためのボディアートいわゆるボディランジェリーという
スクールとサロンの経営をしている齋藤千恵子さん、
スクールの受講生の数は現在400名以上。
そんな彼女だが2年前はボディランジェリーという言葉すら
知らないところからビジネス参入した。
そんな彼女がなぜどのようにして
経験ゼロの状態から未経験のビジネスでここまでの成功を手に入れることが出来たのか?
本講演では「時間をかけ、忍耐から成果のために」ついて話されている。
「普通の主婦でもゼロから起業できる」齋藤千恵子
動画は、こちらのです。
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ビジネスをスタートするのに特別な知識・経験は必要ない
今日はビジネス経験全くゼロだった私が
この2年間でなぜ起業家としての道を進むことが出来たのか。
そのことについてお話していきたいと思います。
みなさんビジネスをスタートするのに
なにか特別な知識とか経験っていうものがないと
ビジネスをスタート出来ないっていうふうに思っていませんか?
そんなことはありません!
私は「現在」ボディジュエリーという
ボディアートのスクールとサロンの経営をしております。
ですが、「2年前」私は「ボディジュエリー」という言葉さえ知りませんでした。
スクールの受講生様の数
2011年起業時には18名の方に受講いただきました。
そして、昨年度は356名、
そして今年は見込みを含めて468名の方にボディジュエリーの
スクールの受講をいただいております。
3年間で約850名の方にボディジュエリーの楽しさ・美しさ
そして技術を伝えています!
私は起業するときにボディジュエリーということを
全く知りませんでした。
そして、また「美容業界」でなにか仕事を経験したこともありません。
そんな私がなぜ「ボディジュエリー」というのをビジネスにすることが出来たのか?
人生で多くの時間を乗馬にかけた経験から導いたこと
実は私子供の時から“乗馬“をやっておりまして、
小学校 中学校 高校とずっとこのスポーツに打ち込み、
そして、そのまま「インストラクター」という道を選びました。
この「乗馬」の世界でずっと「夢」を追い続けていたんですね。
2000年念願の全日本優勝。
そして、2001年日本代表という事で
ワールドカップに出場することが出来ました。
こうして自分の夢を乗馬での夢をかなえることが出来たんです。
そして、この体験をそのまま
この2年間ビジネスに当てはめてきました。
馬の調教っていうのは、一日二日でなにかが急に変わるわけではありません。
毎日毎日、小さな小さな約束事を馬と重ねていきます。
「これぐらいの力で、手綱を引っ張れば“止れだよ!“」
「これぐらいだったら“減速“だよ」って言うのは、
本当に小さなことを毎日馬と会話をしていきます。
実は、馬ってすごい怖がりな動物なんですね。
馬塲という乗る場所があるんですけども、
そこになにか昨日までなかった障害物とか、新しい障害物があっても、
絶対にそれ飛び越えないと減点されるって言う「ルール」があります。
ですので、馬が怖かったとしても乗っている人間がゴーサインをだせば
必ず行く・飛び越えるという約束事も日々馬と会話しながら
積重ねていかなければなりません。
ですが、この小さな小さな積み重ねが1年後、
“人馬一体“を作り上げるという事を私は経験していました。
日々積み重ねることで成長へ
そして2011年、BCUに入り学び始めた時、
私は2歳と4歳の子供を育てている主婦でした。
そして、日中は保険の営業の仕事をしていました。
ビジネスを学ぶ時間と言うのは
本当に一日の中で限られた時間しかありませんでした。
それが、「乗馬で学んでいた日々積み重ねる事の大切さ」と
いう事を続ければきっと1年後なにかが変わっていると
自分を信じて1年間進んで行きました。
その結果1年後売上を達成することが出来ていて、
そしてビジネスのスタートラインに立つことが出来ていました。
また、乗馬ってオリンピックで唯一男女混合種目なんですね。
男女の分け隔てがない種目なので
男性と同じ土俵で戦っていかなければなりません。
当然、技術とか馬の能力っていうのはあるんですけども、
私はすごいパワーの部分で「ハンディ」を感じていました。
普通の男性だ1週間で馬と折り合いがつくところ
私は1ヶ月の時間がかかりました。
ですが、この1か月たった後に感じたこと。
それはものすごい(馬との)信頼関係を築くことが出来ていました。
「自分の弱みをちゃんと知って、
それに向き合ってそれをどうお改善していけばいいのか。」っていう事を
考えて1か月進めば、すごく馬と信頼関係が出来ているってことを
体験することが出来ました。
そして、それを進めていけば自分の欲しい結果が得られるという事も
この乗馬を通じて経験することが出来ました。
私はそれをビジネスにも生かしてきました。
最初にビジネス始めるのって怖いですよね。
やったことないこと始めるのって私もものすごく怖かったです。
ですが、「今、自分に足りないものってなんなんだろう・・・
そして何を学んで何をチャレンジすればクリアできるんだろう?」って
言う事を考えてこの2年間進んでいきました。
ですが、これも乗馬と同じで1日に進む量は少ないと思いますが、
毎日少しずつちゃんとその自分の出来ていないところに
目を向けていればビジネスってのは進むんだなという事を
この2年間経験することが出来ました。
失敗しないで成功することを諦める
そしてまた「人間関係」これもまた非常に共通する部分があります。
乗馬ってのは表舞台に立つのは、一人の人。
そして1頭の馬で、ですがその陰でたくさんの方の支えや協力があって
はじめてこの舞台に立つことが出来ます。
馬の病気を治してくださる獣医さん。
そして鉄を打ってくださる装蹄師さん。
そして馬の手入れをしたりエサをあげたり、
厩舎をきれいにしてくれるグルームというお仕事の方。
そしてまた留守を守ってくれるクラブのスタッフ。
そして、オーナーさん
そしてお客さんや生徒さん
みんなの強力で初めてあの場に立つことが出来るんですね。
私はこれをビジネスでも全く同じことを感じました。
最初ビジネスを始めるときって右も左もわかりません。
ですが、講師の方にビジネスの考え方とかビジネスの進め方というのを教えてもらいました。
そして、先輩にアドバイスをもらい仲間に励ましてもらって
初めてお客様に自分のサービスとか商品を届けることが出来ます。
そして、またそうやって自分が得たもの仲間に返していく。
この人間関係という面でもビジネスと乗馬ってものは
共通することが多いなというふうにこの2年間感じています。
だからといってすべてが最初から上手くいったわけではありません。
本当に最初ボディジュエリーを自分のアイディアに決めスタートするとき、
安で不安でしかたがなかったです。
「このビジネスあっているのか?これでうまくいくのか?」
そんなことばかり考えていました。
ですが、その中でも一番怖かったのは「失敗したくなかった」そういう自分がいました・・・。
でも、「BCU」で“失敗しないで成功することを諦めてください“という
「言葉」があります!
私はその言葉を聞いたとき、本当に気持ちが楽になって、
「失敗してもいいんだ、失敗するから次に成功へ近づいていくんだ。」と
いうことを本当に心から理解しそのあとから失敗することが怖くなくなりました。
思い通りにならないことも必要な経験
また、ジョイントベンチャーと決裂ってこともありました。
ボディジュエリーを始めようと思ったとき
私全くボディジュエリー出来なかったので
先生と組んでビジネスを進めていました。
ですが、2か月ぐらい経過したあと
動画の撮影をしようという段階である朝、
先生からメールが届いていました!?
「えっと、今回の事はなかったことにしてくれ…」と。
その日そのメールを見たときは本当に時が止まり
頭を殴られたような衝撃でした。
ですが、その決裂があって自分でボディジュエリーの先生になることを決めました。
その決裂がなければ今、サロンのオーナーをしていることもないですし、
ボディジェリーの「講師」をしていることもありません。
今ここに来るまでいろいろな失敗とか思っていたことと違うこと、
たくさんのことが起こってきました。
上手くいったこともありますし、
こっちに行きたいのにこっちに行ってしまったというような
結果を得たこともたくさんあります。
ですが、今思っているのは「すべて自分に必要なことだった」と受け止めています。
BCUという場所
今日最後に皆様にお伝えしたいこと。
それはみなさんいろいろな思いがあって、
このBCUの門をくぐられたと思います。
「BCU」はそんなみなさんの「思い」を叶えることが出来る場所です。
私もビジネス経験全く“ゼロ“でしたが、
今新しいジャンルの「ボディジュエリー」という
世界に飛び込んだから“今の自分があります“。
そして、これからもっともっとたくさんの方に
まだまだ知られていないボディジュエリーの楽しさや美しさを伝えていきたいって
いうふうに思っています。
また、“女性“が輝ける場を「たくさん提供していきたいなぁ」っていうふうに思っています。
夢に向かって挑戦してよう
今日ここにいらっしゃっているみなさんの中にも
「自分には何も特別なものがない。
ビジネスアイディアなんか浮かばない・・・・」っていう方も
いらっしゃるかもしれません。
ですが、BCUに入り、自分がビジネスをする。
そして、起業家になるということを決められて入ったと思います。
ですので、毎日ほんの少しでもいいので、
「その夢に向かって挑戦をしていただけたらな」っていうふうに思っています。
みなさんの周りに“ビジネスになるチャンス“はたくさん転がっています。
ぜひ、BCUに入った時の思いを大切にして
挑戦を続けていっていただきたいなというふうに思っています。
そして、私もまたこの素敵で楽しい挑戦を
「ずっと続けていきたいなぁ」っていうふうに思っています。
今日はこの第一回【BCUカンファレンス】のこの場で
お話をさせていただいたことを本当に感謝しています。
みなさんご静聴いただきありがとうございました。
まとめ
不安から脱するための行動はなんだろうかと考えた。
しかし、失敗せずに成功はあり得るのか?
いや、ないだろうということから、
失敗はあった方が成長するという考えを導けた。
BCUで「失敗しないで成功することをあきらめなさい」
この言葉で千恵子さんは失敗を自分にとっては
意味があるものだと考えられるようになり、
未経験者からビジネスを進めることに成功した。
ビジネスは経験は無くしても、過去の経験で乗り越える力を
培っていることがある。
ボディジュエリーが得意かといえば、
得意でないこともある。ビジネスの本質は失敗とともにあり、
それを受け入れることができれば企業することができる。
失敗をおそれず、行動しよう。思い通りにならない。
それを受け入れ、乗り越えるか、解決するかはゴールが見えていれば
自ずと見えてくるはずだ。
どんどん失敗しよう。
それがあなたの成功となるためのパーツだと信じて。