第19回 サラリーマンにオススメの3つの副業

いつか起業を考えているけど、何から始めていいか分からない・・・
そう悩んでいる方へ。

起業家教育の専門家である坂本憲彦が、はじめての起業で成功するポイントを解説します。

今回は、「サラリーマンにオススメの3つの副業」について、お届けしていきます。

「第19回 サラリーマンにオススメの3つの副業」

副業解禁が、かなり認知されてきました。
ですので、副業に興味を持つ方が増えてきたそうです。

その影響か、「副業」で検索すると、色々なサイトが出てきます。
そうすると、色々あって、どれがいいかなと、迷ってしまうかもしれません。
そこで、今回は、特に、サラリーマンの方にオススメの副業をご紹介します。

一口に「副業」と言っても、目的の一つは、【もっと多くの収入を得ること】です。
坂本憲彦先生は、ある本の中から、次の3つをご紹介されます。

1、不動産

2、紙の資産(株、Fx、ビットコインなど)

3、ビジネス

お金にゆとりのある方は、このどれか、もしくは複数を回しながら、収入を得ているそうです。

そういえば・・・・・

1、も、2、も、3、も、色々な所で
「今、儲かる○○」
「○○をやらないと、損をする」
「必ず儲かる○○」
というような、案内があふれています。

ただ、坂本先生は、同時に警鐘も鳴らしています。
「副業」であっても、そんなにカンタンに誰でも手軽に儲かるわけではないということを。

例えば、1、の不動産。
ハイリターンや不労所得にあこがれて、この世界の門をたたくと、いきなり洗礼を浴びたりします。

その洗礼は、投資する前の段階から、少なくない金額を自腹で支払うことになってしまうのですが、実際は、もっと安く済ませることができたり。

他にも、「副業」を始める前に、知らないと高確率で損をしてしまうことと、逆に成功するためには、どうしたらいいかということを、音声で教えられています。

例を挙げると、こんな感じです。

□ 広告に出ている不動産を買うことは、是か非か?
  元バンカーが語る失敗する不動産投資とは?

□ 「副業」という言葉のニュアンスに落とし穴?
  手軽に小遣い稼ぎができるという感覚だと必ず失敗。
  では、成功するためにはどうしたらいいのか?
  シンプルな「副業」成功のヒケツとは?

20分程度の音声ですが、サラリーマンの方が、収入目的で副業を始めるにあたり、知らないと損をする情報満載の内容となっております。

あなたの起業や副業のお役に立てば幸いです。

Podcastの音声はこちらよりご視聴ください

PodcastをiPhoneやアンドロイドから視聴する方法は、
こちらをご覧ください。


 
森川:最近、特にサラリーマンの方から副業をしたい、副業に興味があるという声が非常に増えております。そこで、起業を考えているサラリーマンの方におススメの副業について、ご紹介いただけないでしょうか。

坂本:サラリーマンの方ができる副業には、いろいんなビジネスがあります。そして、副業を考える時に、どのようにお金を増やすかという方法があるかと思います。
私がサラリーマン時代に学んだのが、「金持ち父さんのパワー投資術」本です。非常に良い本です。金持ち父さんのシリーズの本は面白いのでよく読みましたが、最初に手に取ったのがこの「パワー投資術」だったんです。
この本の中で、「お金を増やす3つの方法」が書かれているのですが、1つ目が不動産、2つ目が紙の資産、3つ目がビジネスです。この3つをぐるぐる回していくとお金が増えていく、と書いてあります。紙の資産というのは、株、FX、今だとビットコインなどの仮想通貨も入りますね。
私は以前銀行に勤めてたので、すごく実感します。やはりお金持ちになってる経営者さんや資産家の方は、この3つをぐるぐる回してる方が非常に多いですね。不動産もやりつつ、紙の資産もやって、ビジネスもやる。
比重は人によって違います。ビジネス1本の人もいるし、不動産業1本の人もいます。もしくはトレーダーのように株だけの人もいます。このうちの2つをやったり、3つを回したりという形でされてる方が多いので、サラリーマンの方はこの3つを考えていかれるといいかなと思います。

森川:未経験の方はどのように始めたらよいでしょうか。

坂本:まずは、やろうと思うことの専門の本を10冊くらい読んでください。
不動産も、紙の資産の投資も、ビジネスも、けっこう危ないものが多いんですよ。
危ないというのは、そのもの自体の危なさもあるのですが、それ以上に、それを教えて高いお金を取ろうとする人が結構多い。その辺りはすごく注意してください。
はっきり言って、情報で新しいものとか、2万円も3万円も払わないと得られないものってほとんどないと思っておいていいと思います。情報は、本などで調べられる範囲でも十分あります。だから、例えば株をやってみたいなと思ったら、株の本を最低10冊読んで欲しいなと思います。
最初は、そうやって全体像を早く知って、小さくやってみるといいですね。
どんな世界でもそうですが、やはりみんな最初は失敗をいっぱいしてるんですよね。
例えば株やFXにしても、本物のトレーダーの人って、稼げるようになるまで、みんな10回くらい飛ばしてるという感じですね。

森川:そんなに。

坂本:やはりそれくらい飛ばしてでもやらないと、トレードの世界というのは、もう本当に狼の集まりなんですよ。
だから、初心者が行ったらうわーってやられちゃうわけですよ。そういうのをちゃんと体感してみないとわからないので、最初は負けても大丈夫な範囲のお金でやっていきますし、不動産もかなりの物件を見ないといけないですね。
アパートなどを買っていくのも、本当に物件買う人は300軒、400軒を見て、そして1軒買うというレベル感です。

森川:そんなに見るんですね。

坂本:別に見なくてもいいのですが、見ないと失敗する確率はすごく高いですよね。

森川:投資目的の不動産の広告を見ると良さそうな物件が多いのですが、それだけで決めるのは危険なんですね。

坂本:広告が出ている時点でダメです。

森川:あ、そうなんですか。

坂本:だって、その物件に広告費が乗っかるわけですから。
だから、広告に出てる物件を買う時点で、もうダメなんです。もう負けてるんです。

森川:なるほど。

坂本:僕は銀行で不動産の仕事もしていたのでわかります。掘り出し物の物件などは、もう内々で決まります。
広告で知らない人に売るよりも、自分の取引先の有力な人に良い情報を教えてあげて、その人を勝たせてあげた方が返ってきますから。
そのように表に出ている情報から探すという方法もありますが、それでも相当の数の物件を見てからですね。
安易にコマーシャルやチラシから物件を買うのは、なかなか厳しいと思います。

森川:非常に貴重な情報でしたね。

坂本:ビジネスも一緒で、怪しいものがいっぱいあるわけですよ。せどりとか、アフェリエイトとか、ネットオークションとか、転売とかいろいろあります。それらが別に悪いということではありません。それぞれビジネスモデルとしてはうまくいけばすごく稼げる可能性もありますが、自分に合うものを選んでください。
ちょっと試してみるのは悪くありませんが、例えばアフェリエイトで稼ごうと思うと、サイトの記事を1000記事とかみなさん書いてくるわけです。

森川:1000記事ですか。

坂本:ですから、それくらいできる、やりたいと思えるものじゃないと勝負できません。

森川:そうですね。1000記事ということは、1日1つ書いても3年ですからね。

坂本:100記事くらい書けばかなり反応が上がりますが、本当にすごい人は1000記事というレベル感でやっています。
年1000万、月収1000万という人もいますが、書いたからって必ずそれが保証される訳でもありません。
書くのが苦手だと書けないので、それが得意かどうかも大事です。
例えば転売のビジネスは、スーパーなどの特売や家電量販店などで安いものを仕入れて、それをAmazonなどで転売するというビジネスですが、商品見に行くのが好きじゃないとダメですね。
ある方が、フィギュアなどのアニメグッズの転売を習ってやっていました。ヲタクの世界って確かにお金になるのですが、見る目がめちゃくちゃ厳しいんです。いくらお金が儲かるとはいっても、本当のマニアの人の気持ちがわからないから、そもそもフィギュアとかアニメに興味がないとしんどいんです。
その方に転売を教えた先生はすごくそれが好きなのですが、習っていた人は途中で「自分はそんなにこれに興味ないな」って気づいて、アニメグッズの転売ができなくなりました。
だからやはり、本当にそれが好きかというのがすごく大事なんですよ。

森川:今マニアの話を聞いてると、本当そう思います。

坂本:いくら儲かるからといっても、アニメの何とかのキャラクターのこれがどうでって、僕は全く興味がないので、興味ない人がやり続けるってしんどいんですよ。
それが好きな人はすごく良いんです。グッズの相場を調べて、今これが割安だからこれを買って転売したらすごくいいなとかは、やっぱり好きじゃないとね。
要するに、商売にするということは、そこをずっと見ているということなんですよね。
何でもそうですが、例えば株だったら株をずっと見ているということです。不動産だったら不動産をずっと見るのですが、ずっと見ていて楽しいと思えるものじゃないと、副業にするのは難しいなと感じます。

森川:副業というと、手軽に簡単に稼げるみたいなイメージをする方が多いと思います。
会社員の人が、空き時間やスキマ時間で稼げるようなイメージですね。それだけで副業を考えてしまうと、スキマ時間を使うのもしんどくなって、どんなに良い物でも続かないことになりそうですね。

坂本:続かないですよ。だって僕は空いてる時間にフィギュアを調べたりとかしたくないです。
フィギュアファンの人には申し訳ない。フィギュアファンの方は素晴らしいんですよ。フィギュアがダメということではなくて、僕が興味がないということです。
だから自分が興味持てるところを商売にしないといけないと思います。
いくらこのビジネスモデルが儲かりますとか言われてもしんどいんですよ。

森川:ビジネスモデルはもちろん重要ですが、そのビジネスモデルを使って成功できる前提として、好き、楽しめる、興味があるなどという興味がないと、どんなにいいビジネスモデルであっても活用できないのではないでしょうか。

坂本:もう絶対無理ですね。それで稼ぎ続けてる人を僕は知らないです。
瞬間風速的には儲けることは出来るかもしれないですが、5年10年は無理ですね。

森川:よくインターネットで検索すると、「誰でも儲かる副業です」と出てきますが。

坂本:だってそれで儲かるのなら、その人がそれやってればいいんだもん。

森川:会社員としての会社の仕事について考える場合も、その方が副業について考える場合も、意外にもその成功の秘訣は、結局はその仕事を楽しめたり好きかというところが、一番のポイントなのですね。

坂本:絶対そこです。だって副業って何やってもいいじゃないですか。
それをわざわざ自分がやりたくないことやるって、これ地獄じゃないですか?

森川:仕事のオンとオフと言いいますが、オンの仕事はしんどいから、オフはリラックスしたい時間を、副業でもっとしんどいことをやるなんて、苦行以外の何物でもないですよね。

坂本:ドM以外の何物でもない。だからやっぱり自分が楽しめるものや趣味のものの中で、どのように収益化できるか、ビジネスができるか、ということを考えた方が楽しいですよ。
僕はどんなものでもビジネスになると思っています。手作りバッグを売ってビジネスにしてる人もいれば、趣味のバイクを活かしてビジネスにしている人もいれば、レザークラフトを作るのが好きでそれを売ってる人もいます。
自分の好きが高じてそれがビジネスになって来たという人が多いし、そっちの方が長く続くんですよ。5年10年と長く稼げるんです。
副業で稼げますというと、何か月という単位の話になってしまうんです。10万月稼げますと言っても2ヶ月だけの話たったら、そんなの意味ないですよね。

森川:そうすると副業の成功の秘訣っていうのはすごいシンプルですよね。結局好きなかどうかで決まってしまいます。

坂本:めちゃくちゃそれに尽きますね。だってトレーダーの人や株をやってる人って株が大好きですもん。

森川:そういうものなんですね。

坂本:僕の知り合いで、僕が最初に会った不動産の社長さんですが、その人は株で1億円くらい負けている時もあったらしいのですが、でも好きだから続けて、最近取り返したとか言っていました。
好きかどうかじゃないと勝てません。それは投資だろうが何でも一緒です。
だから興味性だけでビットコインを買った人は、軒並みたぶんやられてるんじゃないでしょうか。

森川:言い方はあまり良くないですが、餌食にされてるような感じですね。

坂本:市場に運用されたということですね。
そうならないためには、まずはやはり勉強をしっかりすることです。
本当にやるんだったら、そのジャンルの本を最低10冊は読まないとついていけないです。

森川:人によっては、例えばフィギュアが好きだとか株が好きだとかというふうに、明確な人もいらっしゃいますが、好きなものがパッと思いつかない方もいると思います。そういった方は、どのような考え方をしたり、どのようなことをすると見つかりやすいでしょうか。

坂本:そうですね。ポイントは直感です。感性ですね。
そこって考えるところでもない訳ですよ。

森川:ロジカルに好きか嫌いかというのはないですね。

坂本:赤色が好き、青色が好き、に意味はないわけです。
だから自分の心に聞いてみて、これやりたいな、面白そうだなって思うかどうか。もう1つのポイントは、それを長く続けたいと思うかどうか。
やってみないとわからない部分もありますが、例えば株を長くやっていたいな、最低10年やりたいなと思えるかどうか、例えばお花が趣味だとするなら、お花はこの先10年やってもいいなと思えるか、長くやっても飽きないな思うかどうか、です。
孫(正義)さんがビジネスを選んだ方法の、一つの基準としてあったのが、「長く続けられるか」なんです。
孫さんは「50年やって飽きないもの」で判断して、そうして選んだのが情報ビジネスなのです。

森川:好きなものや続けたいものが見つかるということでは、先生が主催されている立志実践会では、自分の内面をアウトプットをすることで、自分でも気づいていない潜在的な、自分の直感みたいなものに気づく参加者が多いと聞きますね。

坂本:そうですね。立志実践会は、好きなことをビジネスにしている参加者が多いので、そういう人に触れていくと、自然に自分もそれでいいんだと思えるのでしょうか。
好きじゃないことをしようとする人がすごく多いですね。特にサラリーマンの方は、好きじゃないことを強制されることがすごく多いので。
ですから、好きなことをする人と付き合うこと。別にそれはうちの立志実践会じゃなくてもいいので、お友達で好きなことをしている人の話を聞いてみたり、そういう集まりに行ってみるなどしてみるといいでしょう。
好きなことは仕事にならないと言う人がよくいますが、さっき言ったように副業というのは何をやってもいい訳です。選択肢自由じゃないですか。その時にわざわざ好きでもないことをする方が、僕はしんどいとしか思わないですね。

森川:そういった時に、ご縁がある所に自ら出会いを求めるというのは非常に大切なことかもしれませんね。

坂本:そうですね。

森川:いろいろ話が膨らんでしまいましたが、まとめますと、とにかく自分が好きなことをやりましょう、始める前には10冊の本を読んで全体像を見つける、好きなことがわからなかったら、立志実践会のようにお互いの内面やビジネスまでみんなで語れるような場に行くと、好きなことが見つかるかもしれません、ですね。

坂本:そうですね。
なので変なのに引っかからないようにしてください。

森川:そうですね。今回もありがとうございました。

坂本:はい、ありがとうございました。

最初のコメントをしよう

必須