上には上がいるのに、USPを語っていい理由とは

こんにちは。

立志財団の森川です。

 

さて、今回は・・・

 

「世の中にもっと凄い人がいるから」

 

ビジネスをしていると、

必ずぶちあたるカベの一つと言われます。

 

このような悩みや葛藤を感じたことのある方にとって

お役に立てる内容です。

 

あなたもすでに

お手に取っていただいているかもしれませんが、

昨年末に立志財団代表理事の坂本の初の著書

 

『6つの不安がなくなれば

 あなたの起業は絶対成功する』

https://www.amazon.co.jp/dp/4788914565/

 

が上梓されました。

 

「アイディアゼロ」

「資金ゼロ」

「知識ゼロ」

でも問題なし!

 

と豪語(?)している一冊ですが、

 

そのための方法が多数、

紹介されております。

 

その一つが、冒頭の内容。

 

つまりは、

 

「世の中にもっと凄い人がいるから」

という悩みや葛藤が、

どうしてもついて回ることについてです。

 

この悩みや葛藤にどう対処するかについて

書かれておりまして、

 

それは、

「USP」について、

書かれている箇所になります。

 

ご存知の通り、

 

「USP」

 

とは

 

「Unique Selling Proposition」

 

の略であり、

 

「お客様があなたから商品やサービスを買う理由」

 

になります。

 

お客様から、数ある競合の中から、

「とりわけ一番は、あなただ!」

選んでいただくために、

 

「私、こんなところが優れています」

 

と、独自性を主張するものですね。

 

さて、

そうすると、こんな悩みがついて回るようです。

 

「私、こんなところが優れています」

と言いながら、

 

一方で、

「でも、上には上がいるんだよな~~」

と本音が思ってしまっていたら、

 

あなたご自身、

あまり気持ちのいいものではありませんよね。

 

ひょっとしたら、あなたも

この悩みを今まさに抱えていたり、

 

もしくは、

ご自分なりの回答を持っていたりするかもしれません。

 

この本では、

それに対して、

どのようなアドバイスが書かれているのかと申しますと・・・

 

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(P.90)

 

世の中には上を見ればキリがありませんが、

堂々と宣言してしまえばいいのです。

 

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 ! ? ! ? ! ? ! ? ! ? 

 

後ろめたいから、堂々と宣言できないのに・・・

 

何の解決にも、なってない・・・

 

と、思われた方、いらっしゃるかも。

 

一見、無責任に煽っているようにも見えますが、

決して、そうではなく、

ちゃんとした理由があるのです。

 

それが・・・・・

 

「組み合わせ」で

あなたにしか頼めないこと(=USP)が

できる

 

というのが、真意(の一つ)なのです。

 

本書によれば、

その「組み合わせ」について、

このように書かれております。

 

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(P.94)

 

ひとつひとつをとってみると、

特にユニークではないものでも、

組み合わせることによって、

「そんな提供をしている人はいない」

という独自性を出すことは十分可能です。

 

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この箇所を読んでいて、

 

「言われてみれば、確かにそうだなあ」

と、私も感じることがありまして。

 

私が今、住まわせてもらっている

沖縄県でのことなのですが。

 

ご存知の通り観光がメイン産業ですが、

国内外から、多くの観光客の方々に

足を運んでいただいております。

 

特に多いのが、

東アジアや東南アジアからの

観光客の方々なのですが、

 

ほとんどの方は、

ご自分でレンタカーを借りて

観光を楽しんでおられます。

 

(※補足ですが、

  沖縄県は、電車がなく、

 

  那覇市の一部だけに

  モノレールが走っているだけなので、

 

  海外からの観光客の皆様は、

  バスかタクシーかレンタカーでなければ

  移動ができないのです。

 

実は、

ある国から沖縄県に来られた方だけは、

日本のレンタカーを利用することが、

諸事情で、できないのです。

 

ご自身で日本で運転することが不可なのです。

 

そうすると、

その国から来られた方は、

せっかく来られた沖縄県の観光を満喫することが

できません。

 

そんな現状を鑑みて、

もし、あなたが、この市場に参入するとしたら、

どうされますか?

 

上記の「組み合わせのUSP」考えると、

例えば・・・

 

■その国の言語で会話ができる

 

  × 

 

■運転ができる(=タクシー) 

 

  × 

 

■観光案内までできる

 

となると、いかがでしょうか?

 

数ある移動手段の競合の中から、

一歩リードできそうな感じがしませんか?

 

具体的に比較すると、

 

「いちいちグーグルで翻訳しなければ、

 運転手と会話ができないタクシー

 

「観光地や見どころについて、

 質問をしても、

 ガイドブック以下の答えしか返ってこないため、

 運転手が観光客を白けさせてしまうタクシー

 

よりも、選ばれやすい感じがしませんか?

 

ここで大切なのは、

 

この例で申しますと、

 

「この運転手のドライビングテクニックは、

 安全運転であればOKで、

 ドライビングテクニックが、

 業界No.1である必要はない

 

「この運転手の言語能力は、

 日常会話ができればOKで、

 語学のエキスパートである必要はない

 

「この運転手の観光知識は、

 詳しいに越したことはないが、

 海外の方に喜んでいただけるレベルであれば及第点

 

ということです。

 

どの要素をとっても、

「あなたが比較的得意としている」だけでOKで、

「ダントツ一番」である必要はないわけです。

(優れていることに越したことはありませんが)

 

いかがでしょうか?

 

あなたが、ビジネスの専門家として

お客様に対して真摯であればあるほど、

 

「世の中にもっと凄い人がいるから」

 

と悩むこともあるかもしれませんが、

 

本書で紹介されている

「組み合わせのUSP」が、

あなたのその悩みの解決策の選択肢の一つとして

お役に立ちましたら、幸いです。

 

今日も最後までお読みくださいまして、

ありがとうございました。