【必読!】カウンセラーの仕事内容とは?

カウンセラーってどんな仕事?

子供のいじめや不登校、ひきこもり、

社会に出てからはうつ病など、

複雑な社会で生きている現代人は、

心に多くのトラブルを抱えています。

そんな心の悩みを抱えている人に対して

良き相談相手となり、問題を解決する為の

糸口を導き解決していくのが心理カウンセラーという仕事です。

 

心理カウンセラーは、

精神科医ではないので

薬を処方するなどの

医療行為をすることはできませんが、

身内にも友人にも職場にも相談できない、

または、

誰にも悩みを知られたくない人にとっては、

気軽に相談できるので、

近年活躍の場が広がっています。

 

では、

実際に心理カウンセラーになる為には、どうしたらよいのでしょうか?

仕事に就くために必要な条件はあるのでしょうか?

ここでは、心理カウンセラーについて解りやすくご紹介します。

カウンセラーの種類について

人気の職業の一つである、

心理カウンセラーという仕事。

でも実際、

どういう資格をとってどういう所で働くのか疑問点も多いですよね。

では今回は、

どのような種類があり就業先がどういったところがあるか

ご紹介したいと思います。

カウンセラーは、

資格をとらなくてもお仕事をすることは可能です。

とはいえ、心理学は学ばないといけません。

学ぶ場所は、大学、専門学校、通信教育などと様々です。

カウンセラーは基本、民間の資格になります。

もっとも権威のある臨床心理士もその一つです。

難易度はかなり高めですが、

医療機関や行政機関などで

活躍の場がかなり広がります。

 

また、スクールカウンセラーとしても活躍できます。

スクールカウンセラーは

主に学校に出向き生徒や、親などの心のケアをします。

次に一般的な資格として、産業カウンセラーが挙げられます。

活躍の場は様々ですが、

企業に入りそこで働く人達の、カウンセラーを行ったりします。

上記の2種類は、代表的なものになり

カウンセラーは他にも

まだまだ種類があります。

臨床発達心理士は、

幅広い世代の方の心をケアをします。

自閉症や知的障害といった

発達障害で悩んでいる人や不登校、引きこもりといった方の

心のケアもします。

また、

ママの育児問題、お年寄りの老年期の悩みなど

幅広い世代の方々の悩みに向き合います。

社会的問題になっている、引きこもり、不登校。

全国推定で100万人以上の方が悩んでいるとされています。

そんな人達を主にケアする

ひきこもり支援相談士も大変注目を集めています。

メンタル心理カウンセラーメンタルケアカウンセラーの場合も

やはり、悩みをもった方々に寄り添い心のケアをし、サポートをしていく仕事になります。

 

ただ、上記と比べて学歴は関係なく

通信教育などで学べるので、比較的目指しやすいと思います。

他に独立して心理カウンセラーとして活躍する人や

また、

対面式だけでなく電話やメールでカウンセラーも行ったりもします。

社会人から子供、お年寄りから子育て中のお母さんたちと

幅広い世代の方が悩みを抱えています。

少しでも心が軽くなり、

前向きな気持ちになれるよう心をケアする

カウンセラーという仕事は

ますます、重要性が増えてくるでしょう。

カウンセラーの年収はいくら?

みなさんの気になる、カウンセラーの収入についてお話していきます。

そう、みなさんが大好きなお金についてです。(笑)

カウンセラーについて調べると、

資格に関する情報が多い一方、

収入についての情報はほとんど無く、

あまり公開されていません。

カウンセラーは稼げない?稼げる?

みなさんのイメージはどちらでしょうか。

結論から申し上げますと、

開業するか、企業や公共機関に勤めるかで大きく変わってきます。

資格内容はあまり収入に関係なく、

臨床心理士などの名の知れた

資格を持っている人でも、

年収300〜400万円程度の方が多いといわれています。

 

教育カウンセラーを例として挙げますと、

時給換算すると約5250円、

週あたりの配置時間は10時間程度、

年間35週配置といわれています。

上記のデータから単純計算をすると、

勤務校が1校のみで、年収180万円ほどになります。

2校かけもちすると年収360万円、3校だと年収540万円です。

かけもちできる学校の数は2〜3校が一般的でしょう。

そのため、2~3校に勤務、もしくは1校に勤務し、

あとは他でアルバイトをして生計を立ててらっしゃる方も多くいます。
参考:教育相談等に関する調査研究協力者会議(第1回)配付資料 [資料6]-文部科学省

 

そこで、目標年収にあわせた道をお伝えしていきます。

◆年収100~300万円

1企業(校)、もしくはかけもちで教育・企業のカウンセラーとして勤務することで狙える年収です。

◆年収600万円以上

就職先を選べば、着実に経験を積んだ先に年収600万円以上を狙うことは十分に可能でしょう。

◆年収1,000万円以上

開業・独立をすることで狙える年収です。

 

特に、

コーチングがもっとも高収入を狙いやすいといわれています。

近年はコーチングビジネスのノウハウも体系化され、

年収1000万円~3000万円クラスのコーチも少なくありません。

また、

心理カウンセラーやコーチ、セラピストを養成する

「養成講座」を開催する側にまわると高い収入を狙うことができます。

 

近年、

心理カウンセラーの活躍の場が増えていることは確かですが、

ご自身の目標収入を明確にして

カウンセラーとしてのスタートを切ることはとても大事です。

目標設定にあわせた道を選択していきましょう!

カウンセラーの仕事の流れは?

心理カウンセラーというお仕事は、

患者さんの症状や心理カウンセラーの方が持っている資格、

独立で営業しているのか、

企業などの団体に所属しているのかでも違いがあります。

 

さらに

カウンセリングの手法だけでも400以上あると言われています。

まずカウンセリングのスタイルですが、

ほとんどは対面式でお話を聞いていきます。

ただし患者さんの症状によっては、

会って話すことができない方もいらっしゃいます。

そういう方の場合、

メールや電話・スカイプでの対応をとるところもあるようです。

 

心理カウンセラーの仕事の流れとしては、

まずは

患者さんに診療日の予約を入れていただき、

診療当日にカウンセリングを行います。

患者さんには

待合室にいる間にどのような悩みをお持ちか、

事前に簡単なアンケートを

記入していただくこともあります。

その後

対面でお話を聞きながらカルテを記入していきます。

治療法は患者さんの症状に合わせて提案し実施されます。

 

カウンセリングの時間は

平均して1時間ほどとるところが多いようですが、

これも症状によって変わります。

カウンセリングはなかなか体力のいるお仕事です。

 

心理カウンセラーが1日に

カウンセリングを行う件数は、

自身の体力を考えて

スケジュールを組む方が良いと言えるでしょう。

 

独立されている心理カウンセラーの方は

ある程度自由にできますが、

病院や企業内カウンセラー、

市役所の保険事務所に勤める方は、

勤務内容に沿った仕事の流れになります。

カウンセラー資格の種類

心理カウンセラーの資格は

数多くあるため、

どの資格を取ろうか迷ってしまう、

という人を良く見かけます。

ここでは、

比較的認知度の高い資格について紹介していきます。

臨床心理士について

文部科学省が認定している

財団法人日本臨床心理士資格認定協会が認定する民間資格です。

臨床心理士は、

心理カウンセラー関連の資格としては最も専門性が高く、

教育、医療、福祉、司法、産業、個人開業など

幅広く活躍することができるため、人気が高いです。

いろいろな心の問題に対し、

臨床心理学に基づいた心理臨床を使って解決にむけてサポートします。

臨床心理学とは、

心の問題の研究、治療を目的とした応用心理学です。

臨床心理士の仕事は、

まず、臨床心理査定と呼ばれる援助の仕方の策定を行います。

その後、

カウンセリング、地域や周辺の環境に働きかけるサポート、

技術的技法や知識を確実なものにするように調査研究活動を行います。

臨床心理士の資格を取得すれば、

スクールカウンセラーになることができます。

資格取得は決して簡単ではありませんが、

スクールカウンセラーや心理カウンセラーのプロになりたい人には取得をお勧めします。

公認心理師について

公認心理師は、

心理カウンセラーの資格の中で唯一の国家資格です。

2018年から試験が開始されるため、

まだそれほど認知度が高くなっていません。

自殺者が年間3万人いることや、

震災の被災者のケアなど、

心の問題が社会問題になっていることで、

カウンセラーの専門家のニーズが高まっているのでしょう。

公認心理師をはじめ、

一定の資質が維持された専門職者が多く活躍し、

社会の変化に沿って生じる課題に対応することが求められています。

公認心理師は、業務独占資格ではなく、

業務内容は臨床心理士とほぼ同じです。

臨床心理士が、医師と「連携」して業務にあたるのに対し、

公認心理師は、医師の「指導」が必要になります。

また、

国家資格ということもあり、医師や薬剤師と同様、

受験資格を得るための専門性やハードルが高くなっています。

産業カウンセラーについて

産業カウンセラーは、

社団法人日本産業カウンセラー協会が認定する民間資格です。

職場環境の改善を目的に、

雇用の不安定さや成果主義などから生じる心のケアや支援を行います。

仕事内容は、

企業や団体等におけるメンタルヘルス対策、

キャリア開発、人間関係の構築改善などがあります。

産業カウンセラーの取得を目指す人には、

管理職、看護師、事務職、労務人事職、教師など

人と関わる仕事をしている人に多いです。

取得のための受験資格があります。

産業カウンセラーの資格には、初級、中級、上級があり、

ビジネスで使うのであれば、中級以上の取得がおすすめです。

NLPプラクティショナーについて

NLPとは、

Neuro(神経・五感)Linguistic(言語)Programming(プログラミング)の略で、

神経言語プログラミングと呼ばれ、

心理学と言語学から新たに体系化された、人間心理とコミュニケーションの学問です。

NLPプラクティショナーは

誰でも実践することができるのが特徴で、

人材育成トレーナーや営業マン、経営者はもちろん、

上司と部下の関係、家族関係、恋愛、友達関係など、

様々なシチュエーションに応用できるといわれています。

セラピーやカウンセリングの現場から生まれた学問で、

他者・自分とのコミュニケーション、

マイナス面やコンプレックスの解決、

セルフイメージの構築などの

効果を目指します。

書籍や講座で手軽に学べるので人気が高いですが、

その分批判の声もあるようです。

取得を目指すなら、費用だけでなく、

内容やサポート体制も確認して、

自分の目でいいと思う勉強方法を見つけてみてくださいね。

認定心理士について

認定心理士とは、

公益社団法人日本心理学会が認定している民間資格です。

資格取得のために、

カウンセラーとして必要な

企保運的な知識と基礎学力、

カウンセリング技術を学びます。

認定心理士の資格を取得すると、

社会福祉施設、児童相談所、医療機関の中に設置されている心療内科などで

活躍することが期待できます。

指定書類の提出と、

取得条件をクリアすれば

誰でも取得が可能なので、

他のカウンセラー専門家への

第一のステップアップとして勉強したい人におすすめです。

 

心理カウンセラーの活躍する場としては、

医療、司法、産業、教育、福祉、研究など

大変幅広いです。

どんな職場で働きたいか、

どのように活躍したいか、

具体的に想定したうえで資格を選ぶといいかもしれませんね。

しかし、

資格=即就職につながるということはありません。

どんな資格にも言えることですが、

就職して活躍するためには、

豊富な実務経験が求められます。

カウンセラーの仕事の

特色を生かすために複数の資格を保有して、

仕事の幅を広げていくことも

大切だと言われています。

カウンセラーの求人はある?

あなたもカウンセラーにチャレンジ!

「カウンセラー」といっても、

専門職だからこそ、

心理系の大学や大学院を卒業している必要があるのでは?

と思いがちではありませんか。

私自身、

小学校低学年の頃に伯父がうつ病になり、

働けない状態を目の当たりにしていたため、

幼いながらも、

そういった方々へ何か力になれることはないだろうか、

と考えたものです。

カウンセラーの需要

厚生労働省の調査によれば、

10年前の数字でさえ、

2008年に104.1万人と、

単純に計算をして12人に1人はうつ病患者、となります。

(2008年日本の人口 1億2769万2千人をもとに計算

※参照 総務省統計局HP:http://www.stat.go.jp/data/jinsui/2008np/index.htm)

 

さらに、

うつ病は検査などで

明確に診断できる疾患ではないため、

実際はさらに多くの方々がいることになります。

参照:厚生労働省 知ることから始めよう みんなのメンタルヘルスhttp://www.mhlw.go.jp/kokoro/speciality/detail_depressive.html

資格は必要!?

病院や公的な機関で働くためには

臨床心理士の資格も

持っていることが求められますが、

それ以外のフィールドでは

必須事項ではありません。

会社員を卒業し、そのままカウンセラーとして活躍されている方も沢山います。

職探しに対して大事なこと

大事なことは、

募集されている求人に対し

ご自身の経験や経歴がどのように活かされるか、

ということや、

採用されるポイントを理解しているかどうかです。

臨床心理の資格や学歴が

あるに越したことはないですが、

ご自身の

アピールポイントを把握しておくことが大切です。

実際の仕事内容とは

臨床心理士であっても、

心理療法を行う仕事に就職している人は意外と少ないのが現状。

求人の内容としては、

メール、電話でのカウンセリングや、研修、支援などがあります。

また、

家裁調査官や法務教官などの

心理職公務員は毎年募集がありますので、

興味のある方は

調べてみることをオススメします。

 

求人の幅が広がった背景として、

心の病の対象者だけではなく、

日常生活の

愚痴を聞いてほしい人もカウンセリングの対象になったことがあげられます。

確かに、

アナログなコミュニケーションが

薄れがちな現代で、

心おきなく話せる存在が

減っているように感じますよね。

まずはボランティアからチャレンジ!

まずはボランティアをはじめ

経験を積むことが大事です。

地域の高齢者や子育て中の方々など

幅広くカウンセリングの募集はありますので、

挑戦してみることをおすすめいたします。

さあ、

今日からカウンセラーに向けての一歩を踏み出していきましょう!

まとめ

いかがでしたか?

 

カウンセラーになるには、

特別な資格がなくてもなれます。

では、

今すぐプロになれるのかというとそうとは限りません。

 

カウンセラーになる為に、

事前に資格を取得したり、

勉強をすることも必要です。

しかし、

それだけでは十分ではなく、

初対面の相手に接する事の多い仕事柄、

相手に安心感を与え、

悩みを気軽に相談できる雰囲気作りの為に、

コミュニケーション力や、

場合によっては、カウンセリングしやすい環境を構築する必要もあります。

また、

人の悩みに寄り添う職業の為、

自身も精神的に疲労したり、

悩んだりする経験がない人には不向きと言えます。

 

ただ、近年は、

パソコンやスマートフォン、インターネットなどが普及して、

対面でのコミュニケーションが不足し、

人間関係が希薄化しています。

人付き合いが難しいと感じる人は、

多いのではないでしょうか?

 

カウンセラーは、

これからの社会でますます求められいる職業であり、

活躍の場は様々です。

少しでも気になった方は、

この機会にまず自分は、どんなカウンセラーになりたいのか?

色々調べたり、

目指す資格取得の勉強を始めるのも良いでしょう。

また、

実際にボランティアに参加して経験することで仕事内容がより明確になり、

自分は本当にできるのか?といった判断基準にもなるのでおすすめです。