とびっきりの笑顔届けるきっかけクリエイター
自分の過去の経験に縛られてしまっている。
感情100%のとびっきりの笑顔で笑えない。
本日お話しいただく、梛野一裕さんも大学4年生のとき同じ気持ちだったそうです。
ですがある出来事を境に、今まで笑顔じゃなかった自分を捨てて、感情100%で過ごせるようになったそうです。
本日は「とびっきりの笑顔届けるきっかけクリエイター」の梛野一裕さんの志をお話していただきます。
お酒に溺れる大学生がプレゼンで日本一になって得たものとは
皆さんこんにちは!今ご紹介に預かりました。きっかけクリエイターこと日本大学4年生梛野一裕と申します。
よろしくお願いします。簡単に自己紹介からさせて頂きます。今僕は日本大学4年生なので来年から就職をいたします。
内定先は人材育成のアイソルートという会社に入りまして、
コンサルティング営業・コミュニケーションに課題を感じている社会人の方々の助けになるような活動をしたいと思っています。
現在僕は丁度卒業論文を書き終わったばかりでして、とても身軽な身でございます。
そんな僕は今卒業論文を書きながらも、就活支援団体で今度は後輩たちのために何か返すことが出来ないかなと、就活支援団体の運営をさせて頂いております。
そんな僕が大学時代に一番頑張った事って、今ここでお話しさせていただいているプレゼンテーションなんです。
プレゼンテーションを始めたきっかけとしてましては、大学1年生の時には皆さんが想像するようなちゃらんぽらんなTHE大学生の生活をしておりまして、
毎日毎日お酒がないとやっていけない、
遊びに行くとしたら居酒屋だと言っているようなどうしようもない大学生活を1年間過ごしていました。
2年生からは大学に入らせて頂いたからこそには、
何か社会に出ても役に立つスキルをひとつ磨き上げあげたいと思って、
先輩たちがプレゼンをしている姿にとてもかっこいいなと感銘を受けて、プレゼンに励むようになりました。
しかし大学2年生の僕は周りから話し方も練習して慣れているし、研究内容もいいし、
これは絶対に優勝できると言われて、学内のプレゼン大会で予選敗退を期してしました。
周りの期待を裏切るような形で終えてしまったんです。
それでも努力をし続け、学び続け、絶対にこのままでは終われないし、
1年前の意を決した自分に報いるためにも、
このまま努力し続けようということで大学3年生のときに出た、
学生のプレゼンの全国大会で見事優勝したんです。日本一に輝いたんです。
このプレゼンの経験から何でもできる。
日本一になったんだしこれまで努力し続けられるし、就職活動なんて余裕だと、どこにでも内定を取れる。
そういう自信をつけて話し方も慣れてきたし、これはいけるだろうと自信をつけて、
このまま社会でもやっていけると信じてやまなかったんです。
けど実はそこで僕に身に付いたのって自信だけでなくて、縛りも身についていたんです。
僕はその経験で自分を縛ってたんですね。
心から生きれていない自分に気づいた些細なきっかけとは?
僕はここに書いてある通り、真志命が「とびっきり笑顔を届けること」なんです。僕の笑顔を皆さんに届けるようなことです。
皆さんも笑顔になってほしいという思いがあってこの真志命にしました。
だけどその時の自分に縛りをかけていた僕にはとびっきりの笑顔が実はなかったんです。
それは本当に些細なきっかけで自分がとびっきりの笑顔じゃないことに気付いたんです。
僕が先ほど言いました些細なきっかけっていうものが、
大学4年生の時に就職活動を4月に終えて、自分の行きたい企業さんに内定を頂けてから、
そこで働くために1年目から活躍するために、何か学生時代からしておこうと思いました。
あるご縁があった企業さんにインターン生として、少しの間働かせていただくことになったんです。
そこで僕が大学生時代に一番頑張っていたプレゼン大会の経験を生かして、
プレゼン大会を今度は僕が開いて行こうと、その企業の社長さんに提案させていただきました。
そのプレゼン大会のテーマとしまして、
「若者が夢を持って働けるようなきっかけの場を作っていこう」というコンセプトで始めました。
このプレゼン大会を過去2回したんですけど、今はやっていません。やらなくなったんですね。
プレゼン大会を1回目に開いた時は、1回目を開くっていうことが目標だったので、
そのためにかなり努力をしました。
出場者の方に僕が持っている知識を教えたりとか話し方や、
プレゼンののスライドってこういう風にするんだよって一生懸命教えました。
ただ2回目からは2回目を行うというものだけで、
当初の目標である若者が生き生きと働くというきっかけを僕自身が見失っていたんです。
それを企業の社長様に見抜かれてしまって、
「そのままじゃやっていけないだろう」ということで、今はなくなりました。
僕が最初に話したこのきっかけというのはこの社長さんに言われたある一言だったんです。
1回目の開催が終わって、昼ご飯を社長様とご一緒させていただいてる時に一言こう言われました。
「梛野君、いつまで君は殻に閉じこもってるんだい?」
僕はその時殻に籠っているつもりなんてまったくなくて、
ただ一生懸命社会に出た時の自分が活躍できるようにっていう思い、それ一心だけでやっていたんです。
それでも殻にこもっている自分がいるっていうことに社長様の一言で気づけたんです。
これって何で殻にこもってるって思われしまっているんだろう。
潜在意識の中でいるんだろうと探した時に、両親からの影響が少なからずあるなということに気づきました。
それは僕の母親から受けた経験です。
僕の母親と言いますが、両親は実は離婚しておりまして、母が女手一つで育ててくれました。
そんな母はとても気が強くて、
いわゆるかかあ天下と言われているような、もう女が強いと言われているような女性でした。
そんなお母さんのことは僕は大好きだったんですけども、
父親のことも嫌いにはならなかったんです。
月に1回遊びに来てくれて,その父親と月に一回会っている。
いろんなところに連れていってくれて、思い出があります。
でもそんな遊んで帰ってくる時に、母はいつも仏頂面と言いますが、しかめっ面だったんです。
母としては父親に僕を会わせることが嫌だったみたいです。
僕はそんな母親が育ててくれたので、母の機嫌を損なうことを心底嫌っていまして、
潜在意識の中で母親が不機嫌にならないような言葉選びをしてたんです。
なのでプレゼン大会もそうですし、母親と話す時もそうで、誰かと話す時もそう、
自分の本当の思いって気づかぬ間に隠してたんです。
できるだけわかりやすい言葉で出来るだけ繕うような、
誰もが嫌な顔をしないような言葉ばっかり選んできたんです。
でもそれを知った時に、自分が笑顔になれていないということに気づきまして、
いつのまにか社長さんに言われた通り殻に籠っていたんです。
そんな今までの自分が本当に嫌だったかっていったらそうではなくて、今言った事って最近気づけた話なんですね。
これまでは冒頭にも伝えした通り、日本一になったからというものであったりとか、これまで努力した経験というものがあったのでこれで自分はいいんだと思ってたんです。
自分の固定概念を覆してくれたプロボクサーのスピーチ
自分はこれで間違ってないんだ。
自信を持って進んでいきました。でもそんな自分の概念を覆してくれたのもまた、
自分が運営させて頂いたスピーチコンテストだったんです。
そこに出たある出場者の方がスライドを用意してくださいって言ったにも関わらず、
用意して来なかったんです。
話す内容もその場で決めるから大丈夫と言われてしまったんです。
だったら他の出場者の人を見なければならないし、
「じゃあお願いします」と言っただけでほとんどノータッチで本番を迎えたんです。
いざその人の話を当日聞いてみると心に染みたんです。
その人は今プロボクサーの方で、お父様お兄様がプロボクサーで世界チャンピオンになられた方。
今度はその人もプロボクサーになったなら日本初、お父様→お兄様→自分と言ったような3代チャンプが成り立つというような、
すごいプレッシャーをかけられた中、自分はそれでもお父さんやお兄さんために、誰かのためになっていく。
変われる自分を誰かに届けたいんだという思いで登壇されていまして、
感情100%で話されていたその人の話し方が、
今まで僕のやってきたプレゼン、ロジックで固めた、事実と結果しか並べなかった僕と全く違うのに、
聞いている人はうんうんと頷いていたりとか、感想カードを見ても、
本当に〇〇さんの話が良かったと僕も変われる気がしました。
多くの人に届いてるような気がしたんです。
僕に足りなかったのってこれなんだなってやっとそこで気づくことができました。
僕がやりたかった事って、そういう凝り固まった考えであったりとか、
今までこうではなくてはならないというこうするべきだという、この考えを些細なきっかけで変えることなんです。
そのプレゼン大会でボクサーの方が話してくれたようなどんなことでも、どんな些細なことでも、
小さなきっかけを届けて、
いつかはとびっきりの笑顔になってもらうということが僕の将来やりたいことです。
僕はとびっきりの笑顔を届けたい
僕は自分の経験からこれまでやってきたこと、
どんなに託したいことでも、なかったことにならないと思うんです。
皆さんの前で話すときとか、
自分が何かをする時に過去の自分を隠すって、とても辛いことだなって気づくことができました。
でもそんな自分も受け入れて、やったことを全部受け入れて、
経験として糧にして、前に進む事ってできると思うんです。
僕はそういった経験を活かして、自分の経験も全部さらけ出して、
多くの若者であったりとか、これから僕が仕事で会う社会人の方に届けていければなと思います。
なので、今まで笑顔じゃなかった自分は今日ここで捨てます。
これからは自分の気持ち100%。感情100%で。とびきりの笑顔。皆さんに笑顔を届けていければなと思います。
そのために日々生活をして、いろんな活動を躍動的に行っていきたいと思います。
読んでいただきありがとうございました。