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【サークル1】あなたのビジネスにブレない軸をつくる~その2~

 2017/01/20 ビジネス成功の5サークル
この記事は約 28 分で読めます。 763 Views

あなたの夢を叶えるビジネス成功の5サークル~その1~
の続きです。そちらを先に読んで、ワークをしてみてから、こちらを見てみてくださいね。

 

人間の基本的な4つの願望

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一般的な人間の願望と呼ばれるものは大体4つになります。
まずは健康と人間関係です。
恋愛とか夫婦、結婚したい、仲間がほしいというところです。
あとはお金と貢献です。
これが人間の大きな4つの願望です。

 

自分の欲求を明確にするためにも、
それぞれについて、できたら3つくらい書き出してみましょう。
いろいろ出てくると思います。そして自分の欲求が明確になっていきます。

そこがスタートです。そこがしっかり出てこないと、
自分がどこに行きたいのかも見えてこないので、
自分は何がほしいのかを書き出してみるのが非常に大事です。

 

人生の終わり(死)から考える

ビジョンを考えるときに大事になのが、終わりから考えるということです。

終わりはどこかというと、人生の終わり、死ぬことですね。

これは本当に私も最近すごく感じます。
去年、私の40代の友人がたまたまかもしれませんが、
3人亡くなりました。1人は経営者で、10年ぐらい前、
まだサラリーマンだった頃に知り合いました。

私もサラリーマンで起業直前くらいのときでしたが、
あるセミナーで出会って、唯一私が年賀状のやり取りをしていた人でした。

大阪のほうで会社、介護の施設を5つくらい立ち上げられました。
ホスピタリティのとてもある介護施設で、
患者さんにとても喜ばれているところだったらしいのですね。
45歳でしたが、趣味でしていたグライダーの練習のときに
墜落して亡くなったと聞きました。

もう1人は47歳で、研修などをやっている講師の方でしたが、
脳腫瘍で2年ぐらい闘病していて病院の中で亡くなったと聞きました。

あと1人は、私の幼馴染になります。私の地元の、
実家のすぐ近くのお寺さんのご住職さんで、
私の1歳上でしたが、年末に亡くなりました。

当たり前のことですが、やっぱり人は亡くなるのだと感じました。
私自身、父親が2年前に亡くなり、
母親は小学校1年生で亡くなっています。
人の死をこの数年、実感するところです。

亡くなるとき、終わるときに後悔しない生き方を
していただきたいと思います。
ですから、人生の目的を考えるとき、
自分はいつか死ぬことを意識しないといけません。

 

私もこの数年、自分の方向性を考えたり悩んだりしてきました。
40という歳を迎えて、バリバリできる年齢が、
あと20年かなと思ったのです。60か65くらいまでかなと思います。

残り20年でできることを考えるようになりました。
今までは目の前のことを一生懸命やっていました。
目の前のことをがむしゃらにやっていれば、
それなりに結果もついてきたし、問題も乗り越えてきました。

でも自分自身がどこに進むのかを改めて考えたときに、
いつまで生きているのかというところから考えるのが大事だと思いました。

 

その現実を知っておかないと、できることにも限界が出てきます。
しっかり見定めていかなければなりません。

人は死ぬ前に、やってこなかったことを後悔するとよく言います。
やったことは後悔しないけど、あれをやっておけばよかった、
これをやっておけばよかったと後悔する。

後悔しない生き方をしたいところです。

 

人生の計画を立てる

では、これだけはやっておかないと死んでも死にきれないことは何か。
それを考えていくのが大事ですし、人生の計画を立てるには、
死からの逆算で考えていくことが重要です。

参考までに、孫さんは人生計画を19歳のときに作っています。
50年計画で考えています。逆算とまではいかないけれど考えて、
その通りに来ています。今、孫さんは50代くらいで、
ビジネスを完成されて、引き継ぐために後継者を作るビジネスをやっています。

孫さんは20代で名乗りを上げる、30代で軍資金を貯める、
40代で一勝負し、50代でビジネスが完成する、
60代でビジネスを引き継ぐと考えていました。

40代で一勝負するときにやったのがボーダフォンの買収です。
1兆9千億ドルです。当時でも人類史上で何番目、
トップ3くらいに入る買収金額です。

それだけ借金をした人がいないというくらいの借金をして勝負しています。
孫さんがすごいのは、時価総額が2兆円くらいのときに2兆円借金したことです。
ほんとうは必要ありません。

そのままでも、死ぬまでお金に困らないのですから。
でも、自分の使命、志があるから、それだけの勝負をしました。

30代で軍資金を貯める計画を立てていましたが、
いくらくらいを孫さんがイメージしたか知っていますか?
1000億とか2000億という話です。1億を稼ぐ、
10億円貯めるというレベルじゃない。

何兆円という話も最初から言っていました。
「自分は将来、豆腐屋さんになります」という話は有名です。
なぜかと言うと、売上を兆で数えるから。

豆腐は一丁二丁で数える、自分も豆腐屋さんのように1兆2兆
と数えられるようなビジネス家になりたいと。
福岡で最初に事務所を構えたとき、
従業員、アルバイト2人を前に、ミカン箱の上に立って演説したのです。
その従業員は何日か後にいなくなった話も有名です。

人は1年でできることを過大評価し、10年でできることを過小評価する

アンソニー・ロビンズという方が「人は1年できることを過大評価し、
10年でできることを過小評価する」と言っています。
皆さんに多いのが、1年でできることを大きく見積もることです。

よくあるのが、新年の目標をお願いして、
それが年末に叶っていないこと。それでまた去年と同じような目標を願っています。
皆さん、自分が1年かけてできることを過大評価します。大きく見過ぎるのです。

一方で、10年でできることを信じていません。
でも人間の10年という時間はすごいのです。
10年かけたら大概のことはできるのではないでしょうか。
1年で10億円の会社を作るのは大変だなと思います。
でも10年だったら、結構現実感が持てます。

そのためにも、10年後20年後30年後を考えるのが大事です。
これも紙に書き出していただけるといいと思います。
10年後20年後30年後、考えられる方は50年先まで考えていただいてもいいです。
ざっくりと、どんな感じでこの10年を進みたいのか、
次の20年はこう、次の30年はこんな感じという形で考えて、
紙に書き出してみてください。

そういうタイムスパンで何をやっていくのか考えたほうが、
物事は大きく見やすいと思います。目先のところだけ考えていると、
結構見失いやすくなってきます。そういう長期の視点も合わせて持った上で、
30年、もしくは20年でやりたいことが分かれば、
今何をするかが見えてきます。

遠いところから考えていく癖をつけていけるといいです。

 

夢が実現してから得られるものを先に考える

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そのほか、皆さんに書いていただきたいのが、
夢が実現して得られるものを4つの軸で考えるということです。

今、10年後20年後30年後に実現したい未来があるとします。
そうすると、得られるものが出てきます。
いろいろなものが得られると思いますが、
それを明確にしていく作業です。

先ほどの願望の部分とかぶってくる部分もあると思いますが、
もちろん同じものは同じでかまいません。
4つの軸に分かれるということを知っておくのが重要です。

横軸は、私と他者、社会というところです。
私というのは個人的なところで手に入るものです。

他者、社会っていうのは、その夢を実現することによって、
自分に利益が入るのはもちろん、それ以外にも利益は出るものです。

特にビジネスという形でやっていけば、誰かに貢献しているはずです。
貢献していないと対価をもらっていないはずですから、
他者、社会に対して何かいい影響があるはずです。それを書き出してください。

縦軸は有形無形です。有形は形あるもの。無形は形のないもの。
有形のところであったらたとえば、
年収が2000万円になっていることかもしれないし、
貯金が1億できている、豪邸に住んでいることかもしれません。

 

無形はどういうものかというと、自分の夢が叶うことによって、
たとえば、得られる達成感や充実感です。
自分が情熱を燃やせるものが見つかっていることかもしれない。
形がないけれども得られるものがあるわけです。

有形の他者、社会とは、他者、社会に対して有形のものですね。
たとえば、家族で海外旅行に行く、家族のためにいい家に住む。
あるいはお客様を何万人も喜ばせている、
お客様にメリットがこんなふうに出ていることかもしれません。

他者、社会に対する無形は、人々に勇気を与えている、

夢を与えていることかもしれません。子どもの将来に大きな夢を与えられた、
地域社会に貢献できた、などもあてはまります。
できたらそれぞれ3つずつ、書き出してください。

 

社会貢献とお金を稼ぐことを両立させる

こういう形で分けて書いていただくと、
自分が得られるものはたくさんあるのが分かると思います。
4つの枠の中で一番大事なのはどこか。

それは他者、社会に対する無形の部分です。ここが明確になっている人は、
それが目標達成のエネルギーになりやすいです。

 

これはもともと、原田隆史先生という陸上部の先生のメソッドです。
大阪の陸上部の先生で、7年で13回日本一をとっています。

ぼろぼろのところから復活させた先生ですが、
他者、社会に対する無形の部分が強い人はモチベーションが高いそうです。

有名なのがフィギュアスケートの羽生結弦君です。
彼の他者、社会に対する無形の部分は何でしょうか。

東日本大震災がありましたが、彼は東北の出身ですから、
東北の人たちを元気づけたい、
勇気づけたいというモチベーションが強烈に働いていました。

いろいろなアクシデントもありましたが、
最終的にはオリンピックの金メダルという形になったのは、
そういう力が後押ししてくれた感じがします。

大事になってくるのが、他者、社会、無形の部分と、
有形の私のところは、反するわけではないことです。
収入、貯金が増えたり、売上や収益が増えたり、
それらは全部社会貢献になってきます。

それは対立しないということをぜひ覚えてください。
すべて同時に叶って個人的にも豊かになっていきますし、
家族も、お客様も豊かになってくるのです。

 

ミッションを決める

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ビジョンとして、こういう未来があったらいいなというところを
なんとなくイメージしました。次はミッションを決める段階です。

ミッションはいろいろな作り方がありますが、
この言葉を完成させるのが一番しっくりくると思います。
「私の人生の目的は◯◯である」という言葉です。

 

この中は自由に入れていただいて結構です。
自分の好きな言葉、好きなキーワードでもいいですし、
なんでも構いません。シンプルなほうが力を発揮しやすいと思います。
あまり無理に短くする必要もないので、
まずは自分の好きなこと、思いついた言葉を入れてもらえればいい。

ミッションは、自分の人生で一番成し遂げたいことですね。
これに生きていれば自分は幸せだ。
これに生きていれば自分はもう後悔はない。
そういう意味で目標とは違います。
ミッションは一生涯かけても実現しないかもしれません。
でも、自分はそれに生きていれば本望だと思えることです。

直感でいいので書き出していただきたいと思います。
正しい正しくないはないので、言葉尻に囚われる必要もありません。
今ピンとくるものでいいです。
ミッションは掲げることだけが大事ではなく、
使っていくことが重要です。

そうでなければ絵に描いた餅になってしまいます。

普段使っていく、意識していく中で、違うと思ったら言葉を変えてみたり、
この言葉いいなと思ったらその言葉を入れてみたり、
使っていく中でしっくり来るか来ないかがだんだん見えてきます。

 

ミッション・ビジョンの実現をあきらめない理由を明確にする

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ミッションをさらに固めていくプロセスも大事です。
それは、あきらめない理由を明確にすることです。
ミッションを決めても、もし確信がなかったら、
ミッション、ビジョンを過去とつなぐ作業を行います。

ミッションを実現したい過去の理由が必ずあるはずだからです。
その説明をしていきたいと思います。

あきらめない理由が、ミッションやビジョンを実現したい理由です。
それは一人ひとり違います。だから描くミッションとかビジョンも一人ひとり違います。
年齢も仕事も、住んでいる場所もさまざまです。当然それぞれの過去の経験も違います。

その中からミッションが出てきているので、その過去を考えていくのです。

 

過去を見つめなおす

過去とは、生まれてからの体験、経験です。これを書き出していくのが大事です。
自分史を作っていただけるといいと思います。
自分が生まれてからどういう人生を歩んできたかです。
エクセルとか表を作ってでもいいと思います。

その中で、よかったことも、辛かったこともあると思います。
意識していただきたいのが、よかったことはもちろんですが、
悪かったことも書き出すことです。悪かったときの感情も一緒に書き出すのが重要です。

そういったところが今の皆さんを形づくっていることが多いのです。

まずこれまでの人生の中でよかったことから書いていきましょう。
大きいことでなくてもいいので、思いつく限り書き出してみましょう。
次に人生で悪かったことを書き出してみましょう。
過去と未来をつなげる

過去の辛い経験、いやだった経験は、
皆さんの行きたい未来を形づくっていることがたくさんあります。
たとえば、過去に束縛された経験から、
将来自由になりたいという夢を描いたりします。

ミッションを、本当にやりたい、
何があっても成し遂げたいと思うかどうかは、
過去の自分の理由と未来のビジョンがつながるかどうかです。
それが1つのストーリーでつながると、強力になります。

成功者の人の話を読む、聞くと、
ストーリーのようになっていると思います。

でもああいうストーリーは、いわゆる成功者だからじゃないです。
一人ひとりの中に一人ひとりの物語があります。
必ず皆さんの中にも物語があるはずであって、
伝記になっているような経営者の方も、
最初からああいうストーリーがあったわけではありません。
あとから振り返って、こういう意味づけができるなと作ったりする場合が多いのです。

最初は分からなくても、意識的につないであげると、
それが本当の理由になってくる。

それがミッションを何があっても実現するというところになります。

 

孫正義さんのあきらめない理由

孫正義さんにもビジネスをあきらめない理由があります。
孫さんはビジネスをやっていく中で、
今でこそああいう形になっていますが、ピンチのときがありました。

yahoo BBのときは無料でたくさん配っています。
あのとき、大きな赤字が続きました。
普通の人は耐えられません。株主からどれだけ言われるか。
ソフトバンクの株も急落して、もう本当に詐欺師呼ばわりされました。

そういう経験もして、今は利益が5000億ぐらいの会社になったのです。
紆余曲折があるわけです。でも、そういうときでも、
孫さんはあきらめない。
なぜ孫さんはビジネスをそこまでして続けたのか。

それは、自分の生い立ちから含め、
家族を本当に幸せにしたいという思いです。
だから、どん底に追い詰められても乗り越えられる、
どれだけ批判されてもそれを成し遂げるという想いにつながってくるのです。

ただの講演会ではなく、経営計画発表会ですから株主とか
機関投資家とかそういう人たちがいっぱい来ている前で、
ソフトバンクの「新30年ビジョン」という形でこういう話をするわけです。
そういう人たちも思わず拍手をしてしまう。それが想いの力、自分の志の、ミッションの力です。

数字で見る部分ももちろんあるでしょう。
でもそれだけじゃない部分、むしろそれより大事な部分があります。
そこに人は動かされるのです。

 

ミッションの一番奥深いところにあるのは親子関係

ミッションのいちばん奥深いところにあるものは何か。
それは両親ではないでしょうか。自分の親との関係ですね。
これまでいろいろな方を指導させていただいて、
ビジネスのあらゆることの原点は、親子関係につきると思っています。
自分の原点です。

描きたい未来は過去の原因から必ず来ています。
因果の法則です。必ず過去にあった原因から未来が描かれています。
遡っていくと、自分の未来にいちばん影響を与えている過去はやっぱり親との関係です。

年齢でいくと、7歳以前のことです。
「三つ子の魂百まで」とも言いますね。
子どもさんがいらっしゃる方は分かると思いますが、
子どもって本当に無邪気です。特に小さいときは無意識で、
遊んでいます。そのときに受けている影響が大きいです。
無意識ですから。そのときに親から「これはやめときなさい」とか
「これはやっちゃだめだよ」と言われたのが
ずっと後まで自分の性格に影響を与えています。

 

親の否定は自己否定

親の否定は、自己否定になってきます。
まだ若い年代だと分かりにくいかもしれませんが、
年齢を重ねてくると、親のことをいやだなと思いながら、
どこか親に似てきませんか?
同じようなことやっているなと思うことはよくありますね。

ですから、親を受け入れられるかどうかは大事だと思います。

私自身は母親の問題がすごくありました。
ずっと母親を認めていなかったのです。
小学校1年生のときに母親が亡くなりましたが、
母親の話をずっとしていませんでした。
話せるようになったのは最近です。子どもの頃亡くなったこともあって、
自分自身のモチベーションとしてあったのが、
「強くならなければいけない」でした。

特にそう思ったのは、自分の母親が鬱とか統合失調症、
精神病だったこともあるのです。
残っている数少ない記憶では、1日トイレから出てこないこともありました。
姉に聞いたら、クラブに行って、
迎えに来てもらえなくてそこに残されたていたこともあったそうです。

だから「強くなりたい」とずっと思っていました。
その表れが、起業やビジネスで成功したい、
お金持ちになりたいという欲求だったのだと思います。
それが最近分かってきました。

強くなるために行動していたので、
会社を作ってからは、硬い鎧をまとってどんどん強くなろう、という考え方でした。
ですから、全部を強くしようとし、
人の弱いところが認められませんでした。

スタッフに「できるかどうかわからない」と言われても、
「できるかどうかじゃない、やるかやらないかだよ」
「やれば結果は出るから」と言っていました。
自分の弱いところを全部打ち消そうとしていました。
弱いところを打ち消して、強さだけの自分になろうとしたのです。

でも限界がきます。人はそんなに強くはないです。
すべてを強くすることはできないし、人は弱さがあってこそ自分の強さがあります。
どちらかだけの人はいません。弱い部分があって当たり前です。
それを踏まえたうえで、どうビジネスを作っていくかが大切なのです。
私は弱い母親を受け入れられなかったため、人の弱いところが気になるし、
弱いのはだめだと思っていました。

そうなると、ビジネスに問題が常に起こります。
プレッシャーがとてもかかります。ビジネスは、
最終的に自分で意思決定しないといけません。
どんなに優秀なコンサルタントや優秀なスタッフがいたとしても、そうです。

そのとき、信じられるのは自分です。

自分を信じられるかどうかというのは、
自分をちゃんと受け入れているかということです。
そこで自己否定が入っていると、自分が信じられないので、
他の人にすがったり、他のものに頼ったりします。

親の言葉を聴かないようにしていると、自分の心の声も聞こえない

親の言葉を聴かないようにしていると、
自分の心の声が聞こえなくなります。

潜在意識というのは無器用だったりするのですね。
「親から言われることは聞かないようにしています。
親の言うことは無視しています」としていると、心の声が、全部の声が聞こえなくなってきます。
すると「自分が何をやりたいのかとか、好きなことが見つからない」となってしまうのです。
このような質問をいただいたことがあります。

――ネガティブな人の意見を聞かないようにしましょうと
よく言われますが、親がネガティブだったら?

親がネガティブかどうかよりも、
親を受け入れられているかどうかです。
ネガティブならネガティブでいいのです。
ネガティブだからだめという考え方自体が違います。
もともとネガティブな人はいます。生まれもった性格ですから。
ネガティブじゃなくポジティブシンキングでいきましょうというのは、
ネガティブな人が講師をやるからです。
もともとポジティブシンキングだったら、そんなこと考えません。

最終的には親にちゃんと感謝できるところまでいけるといいですね。
親子関係は、きつい人は本当にきついです。
いや、みんなきついです。一緒です。
いきなり解決したいとしてもなかなか難しいので、
最初はそこに問題があることを把握できればいいでしょう。
まず気づくことからスタートです。さらに、自分のやってきたこと、
これからやることに対して影響が大きくあることだけは、
ぜひ知っておいてください。

 

父と母を受け入れることが、自分の根源につながる

どんなに父親とか母親を憎んだところで、
父親と母親の半分ずつとかからできているわけですし、
どうやったところで逃れられない。
それは宿命です。自分の中でそれを受け入れられて、
その上で自分は何をなすべきなのかにつながるかどうかが大事です。
ご両親から生まれてきた意味があるということです。

自分の父親と母親、両方やったほうがいいのですが、
最初に、どちらか問題がありそうだなと思う1人について、
よかったこと、悪かったことを書き出していきます。
まずはよかったところを最低10個以上書き出してみる。
思い出でも何でもいいです。

たとえばお父さんを1歳のときに亡くしてしまって、
お義父さんがいらっしゃる場合でも、実のお父さんについて書き出してください。
記憶がなくて、分からなくてもいいです。
思う限りのことをやってみてください。
書けなかったら書けなかったでかまいません。

次は悪かったところも、できれば10個以上書き出してみます。
書いてみると、いろいろな想いや感情が出てくると思います。
そこに、もしかしたら今はまだ見えていない部分がある可能性があったりします。
悪いところとよかったところを書き出してみたでしょうか。

私も自分が大人になって分かったのですが、
親だからといって完璧じゃないのです。

子どもの頃は、親が完璧絶対の存在なので、
親の言うことはすべて正しいと思ってしまいます。母親は38で亡くなりました。
私は今40で母親の年齢を超えたのですが、
今思うのは、あの当時の母親も大変だったということです。
今でこそ鬱とか統合失調症というのは社会的にも認知されてきましたが、
30年前ですから、今のような形で理解してもらえるところもなかったと思います。
今だとそういうことも分かるけれど、当時の私には分かりませんでした。

年齢を重ねることによって、親の気持ちや、
当時なぜそういうことをしたのか見えてきます。
ただそこを子どもは許せてなかったりします。
そのままだと、それがエネルギーになる人ももちろんいますが、
決していいエネルギーではないので、どこかで破綻がきます。
家庭の問題になるかもしれない。会社の問題になるかもしれない。
いろいろなところでブレーキになります。
そこをとっぱらっていくっていうことが非常に大事です。

孫さんは19歳でアメリカに行っています。
19歳で自分の生い立ちのところを全部解決しています。
だからずっと勝負できています。ブレーキがかからないのです。

本当にきつい問題は、人間って無意識にふたをしています。
無意識に感じないようにしていたりします。
私も母親のことが問題なんて思っていませんでした。
母親が亡くなったあと、おばあちゃんが育ててくれました。
家に帰ったらおばあちゃんが常にいるし、ご飯も作ってくれるし、
表面上は全然さびしいと思っていませんでした。うちは姉と2人姉弟ですが、
姉とも、全然さびしいと思わなかったよね、とずっと話してきました。

違和感を覚えたのはうちの奥さんです。
結婚してからうちの実家に行きました。
うちは親戚とも仲がいいので、
皆と話したりするのですが、唯一出てこない話がお母さん。
奥さんが、「親戚皆仲がいいけど、お母さんの話が出てこない」と感じたらしいです。
私たちにとっては無意識なのです。
お母さんの話は何かしちゃいけないと無意識に感じていたのです。
だから問題がそこにあることすら気づいていませんでした。

 

ビジネスと親子関係

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それを私も感じるようになったのは、
自分が仕事で本当に追い詰められて、冒頭に話しましたけれども、
いろいろなところからいろいろなふうに言われて、
どうしていいかわからない状況になっていた時です。
さらに、父親が2年前に癌で亡くなったのです。
私が面倒をみたわけではなく、姉がみてくれたのですが、
それでも父親の死というのを感じて、親子関係の大きさを感じました。

 

父親は最後、口もきけないような状態で亡くなり、
亡くなったと聞いて東京から和歌山まで戻りました。
で、顔を見ました。一晩寝て、次の日の朝起きたときの感覚がすごかったです。
空虚感というか、地に足がついてない感じがしました。
何かフワフワしているのです。自分の真ん中の部分がなくなった感じがすごかったです。
たとえ口がきけなかったとしても、父親という存在があるのとないのでは
こんなに大きな差があるのかと感じました。

母親のときはそれが分からりませんでした。
自分が小さかったのもあるし、子どもだったのもありますが、
今思えばそれは、自分で抑えていたのです。
たぶん、子どものときの私は、母親がいなくなることが耐えられなかったのだと思います。
うちの姉の子どもは、今小学1年生ぐらいですが、
そのくらいだとだいたい、まだお母さんべったりです。
そのくらいの子どもが、お母さんいなくて悲しくないわけがないです。
でも私は、そうなったらだめだ、周りの大人を心配させたらいけないと思って、
全部ふたをしていたのです。

そういう強烈にいやなことは見ない、触れないようにしてしまうのです。
そこを解消しておかないと、結局、自分が問題に直面したりしたときに行動ができません。
これまでの自分の経験といろいろな方とお話させていただいた上でそう感じます。

父と母の血の繋がりからあなたの生まれてきた意味を考える

結局、自分が生まれてからの経験の中で、
いちばん影響を与えている部分はどこかというと親子関係です。

私もおばあちゃんが母親代わりだったので、
「おばあちゃんがいるから大丈夫」と思っていましたが、
でもおばあちゃんはおばあちゃんなのです。おばあちゃんは、
私のお父さんのお母さんです。父方の血です。
だから私は母方の血を認めていなかったのです。
お母さんのほうのおばあちゃんも会ったことはあるし
親戚とも仲は良かったけれど、お母さんの血を認めていなかったのです。

すると、自分の半分を認めないことになります。
そうなると、力がやっぱり出ないです。
どんな親であったとしても、それぞれ父親と母親から血をさずかっているのです。
ビジネスというのは人生です。
いちばん自分が時間を投じるところだし、
寝てご飯食べている以外の時間はビジネスに使うわけです。
親子関係をどう捉えるかが、そこに大きく影響してしまうのです。

 

ミッションの根本にあるのが親との関係

ミッションの根本にあるのが親との関係です。
そこからつながって自分のミッションができてきます。
皆さんは、ある日突然ぽんと生まれてきたわけじゃないです。
お父さんお母さんのもっと上、おじいちゃんおばあちゃん、
ひいおじいちゃんひいおばあちゃんという中で、
今この時代に皆さんは生を受けているわけですから、
必ず皆さんの生きている意味があります。
そういうつながりの中からできてきているのです。

深入りしすぎると先祖うんぬんという話になってしまいますが、
なんで先祖のカルマとかの話になるかというと、
親子関係が影響しているからです。
自分の父親の性格を作っているのは
自分のおじいちゃんおばあちゃんです。
これまで私は、ノウハウを教えてきました。
こうやったらいい、ホームページをこう改良したらいい、
これをやれば集客できます、とさんざん言ってきました。
でも皆やらないです。ブレーキをかけているのが親子関係です。
そこを乗り越えないと、何をやってもブレーキがかかります。

いろいろな人のDNAを受け継いで、今自分が存在しているわけです。
ある日突然土からむくむく生えてきたわけじゃないのです。
ですから、親子関係は解決しなければいけないのです。

 

孫さんは19歳で解消しています。
韓国の血をひいているというのでいろいろな差別も受けてきました。
でも孫さんは起業するとき、
名前を孫正義で勝負すると決めました。親戚中からは反対されました。
今まで必死で隠して、差別されないようにやってきたのですから。
でも孫さんは自分自身で勝負したかったのです。だから孫正義なのです。

日本名のままだったら、あのようにはなっていないです。
何かを隠していると、エネルギーが全部出ません。
自分のありのままで勝負すると決めたから、
22歳からいきなり勝負ができたのです。
最初に資本金1000万で800万を投資して展示会に出したりできるわけです。
展示会を開いたことでお客様がとれて、
それからソフトバンクが年商で30億になったのです。

親子関係は、ビジネスだけじゃなく人生に関わっています。
ビジネスで問題が出てくるか、家族関係に来るか、
親子関係で出てくるか、どこで出てくるかは分かりませんが。
ここで、最初に書いたミッションがあると思うので、
もう1度今までの話を踏まえて、見直してください。

 

ミッションは作っただけでは意味がない

ミッションが仮に決まったとします。

ミッションで大切なことは、見つけただけでは意味がないということです。
それをしっかり意識して生きていくことです。
見つける以上にこちらが大変です。

ですから、自分が本当に実現したいことなのか、
やっていきたいことなのかが大事になってきます。
自分の中に落とし込むには人に伝えることが大事です。

 

リーダーは自分のミッションを人に伝える義務がある

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特にビジネスという部分であれば、なぜ今そのビジネスをやっているのか、
人に伝えるのが経営者の仕事です。
人に伝えるというのはプレゼンテーションの力になりますが、
人に伝えることは、自分自身に伝えることでもあります。

皆さんも、何か話をしていて、考えがまとまってきたり
腑に落ちたりする経験があると思います。
プレゼンテーションで何度も話すことで、
自分の中に入ってきます。最終的に腑に落ちる。
ミッションが本当に自分の中と一体になります。

人にメッセージを送るのは、実は自分自身に送っているということです。
そして人に伝えることによって、
共感してくれた人が応援してくれる仲間になっていく。
従業員の方にもぜひミッション、使命を伝えてください。
家族にも伝えてください。ミッションだけでなく、
自分が作りたい未来を伝えてください。過去の経験から、きちんと語ってくださいね。

プレゼンテーションは別に格式ばってやるだけでなく、
1対1で話すのもプレゼンテーションです。そこは説得ではありません。
自分の思いを伝えるということです。そのうえで判断を委ねる。
人にミッション、ビジョン、あきらめない理由を伝えることで、
共感で人を巻き込むことができるのです。

 

感動と共感でしか、人を自分の夢に巻き込めない

今まで巻き込めていない人は、そこを語っていないからです。
お金のためと言っていたら、ふーん、となるだけです。
でも「私の使命はこうだから、商売でこういうことがやりたい、
それは過去にこういう経験があったからだ」と言ったら、
儲かるかどうか分からないけれど、
ちょっと力を貸してやるよという人が出てきます。
語っていないから、皆に反対されるのです。

以前開催したイベントのときは、
私も明確にそのことが分かっていませんでした。
でも、生徒さんの中で成果を出している方に自分の
思いを語っていただいたとき、皆さんが感動したと言っていました。
なぜだろうと思いました。

そのとき私は、「皆さん人生でいちばん伝えたいことを伝えてください。
たとえば明日死ぬとして、この人生でいちばん伝えたいことは何か」と言ったのです。
するといろいろなメッセージが出てきました。

やはり自分の思い、ミッションやビジョン、自分のあきらめない理由を語ることによって、
いろいろな人に共感してもらうことができるのですね。
すると助けようと思う人はどんどん出てきます。

人を自分の夢に巻き込むには感動と共感を呼び起こすしかありません。
利で繋がっていると、利がなくなれば消えていきます。
だから利だけでやると、限界がすぐきます。
感動はもともと「感即動」という言葉から来ているそうですが、
感じたらすぐ動くということですね。何か言って人が動いてくれないのは、
人が感動していないからです。

 

共感を呼ぶには自己開示しかない

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共感を呼ぶにはどうすればいいでしょうか。
最終的な秘訣は自己開示です。

本当の強さは何かというと、自分のいやな部分を開示できることです。
自己開示するからこそ人は共感してくれるわけです。

すごいスーパーマンの人にすごいことを教えてもらえるより、
過去に大変で辛かった経験があって、
それを乗り越えた話をしますという人のほうが、
話を聞こうと思うでしょう。

たとえば、「100億円遺産相続で持っています。そこから1億増やしたので、
その方法を教えます」。そんな話に興味はおそらくありません。
それよりも「自分は借金3000万あって、もうぼろぼろで大変だったけど、
そこからいろいろなことをやって、成功して今では億万長者になっています」と
いう話のほうが共感しますよね? 興味を持たれます。

 

自分の嫌なところを見せられるのが本当の強さ

自分自身のいやなところを含め、自分を全部さらけ出せると
いうことが本当の強さです。
「あなたの人生でいちばん伝えたいことは何ですか」ということですね。

皆さんの人生で、これだけは伝えないといけないこと。
それは何ですかというのがミッションにつながるというところで、
サークル1が終わりです。
ここまでお話したようなことを意識しておいてほしいと思います。
もしかしたら、人によっては仕事が変わる可能性もあるかもしれません。

でもそれでもいいです。

それがその人にとっての本当の人生のやりたいことだからです。
私は別に売上の大小がどうとかあまり思いません。
もちろん、売上が増えて実績をつくれたらうれしいですが、
それよりも大事なのはその人が望む人生を送れているかどうか。
本当に人生をかけて、楽しいことに出会えるお仕事ができているかどうかだと思います。

 

明日以降は、サークル2のお話になります。

お楽しみに。

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