「他人か自分のためか?誰のために行動すると毎日が楽しいのか?」 長井慎
あなたは今、毎日を楽しく過ごせていますか?
現役高校生の長井慎氏は、
これまで、楽しく感じられない日々を沢山すごしてきました。
彼は小学生の頃から眼が悪く、運動も苦手で
ずっとコンプレックスを感じていました。
ただ、高校のときに起こったある出来事をきっかけに、
彼の毎日は一変しました。
それまで楽しくなかった毎日が、
楽しいと感じられるようになりました。
なぜ、彼が毎日を楽しく感じられるようになったのか?
人に最高の喜びを届けるビジネスを志す、現役高校生、長井慎氏が、
毎日を楽しく過ごす方法についてお話させていただきます。
皆さん、こんにちは。
長井慎です。
今日は「他人か自分のためか?誰のために行動すると毎日が楽しいのか?」について、皆さんにお話したいと思います。
突然ですが、皆さんに質問があります。
毎日は楽しいですか?楽しいと思う方、手を挙げてください。ありがとうございます!たくさんいらっしゃいます!よかったです。僕も毎日が楽しいです。
視力が弱いことがコンプレックスに
ですが、昔から楽しかったわけではありません。なぜなら大きなコンプレックスを持っていたからです。
僕は幼いときの病気で視力が下がり、小学校のときから眼鏡をかけていました。当時はまったく眼鏡をかけている人がおらず、僕一人が眼鏡だったので、運動にも支障が出て運動が苦手になりました。そしてコンプレックスを持っていた僕が、どうやって楽しい毎日を過ごすことができるようになったのか、について今からお話したいと思います。
コンプレックスを克服するために、行動していた日々
僕が楽しい毎日を過ごせるようになった一番の理由、それは人のために行動することを覚えたからです。
今まではコンプレックスを克服するために行動していました。
自分のために行動していました。
自分のためだけに行動していたが・・
中学校では、人並みに運動ができるようになりたいというコンプレックスを克服するために、サッカー部に入りました。厳しい練習に耐え、人並みに運動できるようになりました。ですが、人前に出ると緊張するといった、運動のできない自分からくる自信のなさがまだ残っていました。その心のコンプレックスを克服するために、高校では吹奏楽部に入りました。
吹奏楽部ではたくさん発表するので、緊張に慣れると思っていました。ですが、そうはいきませんでした。
僕の頑張りを「応援したい」といってくれた恩師
そんな僕に、転機が訪れました。
カタオカ先生という恩師との出会いです。カタオカ先生は、定期演奏会という吹奏楽部が年に一度行う演奏会で指揮を振ってくれました。カタオカ先生との最初の合奏では僕は全然うまくできませんでした。練習もしっかりしていったのに、僕は高校2年生で全然うまくなかったので、そのときドラムをやっていましたが、指揮とまったく合わず、無理矢理カタオカ先生が僕に合わせてくれました。
さらに僕のために時間をとってくれたり、カタオカ先生は今の僕の顧問の先生と比べると、とても優しくしてくださいました。今の先生は、失敗したら「ばかやろう!」と怒ってくるので、全然違うなと思いました。
そして、その合奏が終わる頃になると、カタオカ先生が僕にこう言いました。「本番でうまくできたら、自信満々に演奏後に立ってくれ」。つまりどういうことかというというと、本来はソロをした人が立ちますが、普通にドラムをやっただけの僕がなぜ立つことになるのか。それをカタオカ先生に聞いてみると、僕の上達ぶりがとてもよかったので、その頑張りを応援したいと言って、僕だけを立たせてくれるということになりました。演奏がうまくいけばの話ですが。
初めて、人のために演奏しようと思った
そして本番直前、僕はうまく演奏しないと、という気持ちや、自分のコンプレックスを直したいという、自分のための気持ちがとても高まっていて、緊張に緊張していました。とても緊張していて、これではうまくできないと思いましたが、そのときカタオカ先生と会話しました。そのときカタオカ先生は、勇気の出る素晴らしい言葉を言ってくれて、最後にこういうことを言いました。
「今日は、お客さんがいるから成り立つ。演奏会はお客さんがいるから成り立つんだよ」という、普通に考えれば当たり前ですが、僕にとってはとても感動的な言葉でした。なぜなら今までは、自分や指揮者としか演奏をやろうと思わなかったのです。自分のためにしか、演奏しようと思っていなかったわけです。その日初めて、カタオカ先生のためにも、お客さんのためにも演奏をしようという気持ちになりました。本番の映像です。どうぞご覧ください。
(音楽 07:53 – 09:35)
という感じで、当時全然自信のなかった僕は、映像を見てもらうとわかりますが、カタオカ先生のおかげで、「立って、立って」とやってもらって立てました。僕は無理矢理自信をもらいました。今までどの演奏会をやっても緊張していたのですが、その本番は、他の人のために演奏しようと考えることで、不思議と緊張がなく楽しんで演奏することができました。
そして演奏後、たくさんのお礼をもらいました。その演奏会場でお礼を言ってくれる人や、さらに学校にわざわざ電話をかけてきて、僕の学校の追っかけになります、と言ってくれる人がいたり、その人は元ジャズドラマーで、すごい人から気に入ってもらえたなと思い、とても嬉しかったです。僕はそのお礼を聞くたびに、とても幸せな気持ちになりました。
今まで自分のためにしていたことを、他の人のためにすることで、大きな喜びに変わりました。気づけば、コンプレックスも気にならなくなっていました。自分がどうあるかではなく、自分が何をするか、ということがわかりました。毎日が楽しくなりました。
最高の喜びを届ける会社を創りたい
僕は将来人に最高の喜びを届ける会社を創りたいと思っています。業種などはまだ定まっていなくて、いろいろなことをやりたいと思っています。
例えば、牛タン屋です。
僕は牛タンが、大大大好きなので、そのおいしさをいろんな人に知ってもらいたい。世界中に広めたいというぐらいの志を持っています。接客面でも、入ってきた瞬間から、そのお客様が「心地いい空間だな」と思えるいい店を創りたいと思っています。
そして、音楽関係です。
僕が変わるきっかけとなった一つに音楽があります。
なので、僕は音楽を通して、人々に僕のように自信の持てる人になってもらいたいと思います。
そして、打楽器アンサンブル。
これは起業とは異なりますが、僕の夢の一つです。打楽器アンサンブルを聞いたことがある人はいますか?1人ですね。ありがとうございます。広め甲斐がありますね。
僕は、打楽器アンサンブルが本当に好きです。打楽器アンサンブルというのは、打楽器だけで構成された曲を、4人か5人、もっと多いときもありますが、少なくとも2人でやる曲です。他の管楽器とは違い、とてもパワフルな演奏を聞くことができます。今日は演奏できなくてとても残念ですが、いずれ僕が打楽器の奏者として有名になったときに、皆さんにお届けできればと思っています。
そしてゲームです。
なぜゲームが出てくるかといいますと、幼少期の頃、僕はゲームをよくやっていました。そのせいで目が悪くなったのではないかという人もいるかもしれないですけど、病気もあったのでたぶんプラスです。
ゲームはそういうデメリットもありますが、運動が苦手な人でもできる、そして手軽に感動が手に入るというメリットがあります。僕はそういう利点を生かして、多くの人に、感動ができるゲームを作ってあげたいと思っています。
そして、
どんな会社を創ったとしても、僕が一番大切にしたいことは、人に「最高の喜びを届ける」ということです。
なぜ最高の喜びを届けたいのか
僕は幼少期の頃から、人を笑わせていたそうです。
例えば、小学校の頃は、小学校の友達と漫才コンビを組んで、発表の時間に友達に漫才を披露して笑わせていたり、赤ちゃんの頃にさかのぼると、酸っぱいものを食べたときに変顔をして人々を笑わせていたそうです。僕は覚えていませんが、お父さんがそう言ってました。
なぜ人を笑わせようとしていたのか。
それは幼いときに、両親が離婚して母親がいなくなってしまったからだと思います。僕は母親がいなくなり、さびしいという感情があったはずなのですが、あまりにその感情が大きかったのか、それを胸に押し込んでいました。なので、母親がいないことが当たり前になっていました。
母親がいないという胸の奥にあった感情が、ずっと僕の行動を支えてきて、さびしいと思っていました。そしてそういう自分を支えるさびしいという感情が、人に笑顔になってもらって、自分も楽しいと思いたい、そういう感情で人を笑わせていたのだと思います。
だから僕は、人に最高の喜びを届けたいそう思っています。
皆さんも、自分のためだけでなく他の人にできることがないか、考えてみてください。きっと毎日が楽しくなると思います。
幸せな未来をあなたに。
ありがとうございました。