お客様を「あなた中毒」にする方法

あなたのお客様が、

「あなたなしではいられない」ほど、

いい関係を築くことができたら・・・

 

そんなお客様が、もっともっと増えたら・・・

 

もし、

そんな

「あなた中毒」のお客様を増やしたいのであれば、

今回の内容が、お役に立ちましたら幸いです。

 

こんにちは。

立志財団の森川応樹です。

 

今回は、【お客様を「あなた中毒」にする方法】です。

 

「あなた中毒」というのは、

あまり市民権を得ている言葉ではないようですが、

 

お客様のあなたに対する

依存度の強い状態を指していいます。

 

いわゆる

「あなたなしではいられない」

とお客様に心底

思っていただけている状態ですね。

 

例えば、

ホストに虜になった太客が、

借金までして、

お店に来て、高いお酒を入れている。

ドラマでよく見たりしますよね。

 

そのドラマのホストと、太客との関係は

あまり望ましくないかもしれませんが、

事例としては、

わかりやすいかもしれません。

 

あなたが、そのホストのように

お客様から「お金を巻き上げる」ということは

もちろんないと思いますが、

 

お客様から

「あなたなしでは、いられないです」

感謝されるのは、

やっぱり嬉しいものですよね。

 

そこで、

人為的に、そのような関係の作り方を

ご紹介いたします。

ここで、

ちょっと思い出してみてください。

 

あなたが何かに病み付きになったときのこと。

 

どんなことに、病み付きになりましたか?

その時、どんな心境でしたか?

なぜ、なかなか辞められなかったのでしょうか?

 

いかがでしょうか?

 

あなたご自身の事例を引き当てながら、

下記をご覧ください。

 

まず前提として

「人間は感情の動物だ」

ということが挙げられます。

 

ビジネスという点で換言すると、

「人間は、お金を使うときには、

 モノではなく、

 感情を買っている」

と表現されます。

 

たとえば、

あなたが、iPhoneを買うとします。

 

その理由は、何でしょうか?

 

「みんなが使っているから」

という方もいれば、逆に、

「誰も持っていないから」

という方もいます。

 

前者は、

職場でみんなが使っていて、

便利そうだし、楽しそうだし、

いつまでもガラケーだとちょっと、

話題に入れないしな・・・

と思い、購入します。

 

後者の場合は、

新しい機種が出る数日前から

お店の前に並んで

販売当日手に入れます。

 

フェイスブックやツイッターで、

その喜びを発信したりもするでしょう。

 

同じく「iPhoneを買う」という行為に対しても、

求めているものは、

「みんなが使っているから」という連帯感

「誰も持っていないから」という優越感です。

 

求めているものは、

それぞれ違う感情であっても、

「iPhoneを買うことで、

 欲しい感情を得ることができる

というのは、共通しております。

 

ビジネスという観点で

「人間は感情の動物」

というのは、上記のようなことなのです。

 

では、

 

このことと、

「中毒」になることと、

どんな関係にあるのかと申しますと・・・

 

人間が「中毒」になるのは、

「それをすることで得られる

 好ましい感情の質と量が多い」

場合に、「中毒」になります。

 

例を挙げてご紹介しましょう。

 

例えば「タバコ中毒」。

 

あなたは、喫煙されますか?

ヘビースモーカーですか?

禁煙に成功された「元喫煙者」でしょうか?

それとも、もともと吸わない人ですか?

 

どんな方であっても、

ちょっと、想像してみて下さい。

 

タバコを吸いたくなる心境を。

タバコを吸っている時の状況を。

 

仕事で行き詰まり、ちょっとイライラし始めた時、

気分転換に、屋外の喫煙所に行くビジネスパーソンは

少なからずいらっしゃいます。

 

その時は、こんな心境ではないでしょうか。

 

  • 仕事の気分転換(変化)
  • いつも吸っているタバコで、落ち着く(安心)
  • そこで、仲間も吸っている(仲間意識)

 

同じタバコを吸うという行為でも、

「変化」

「安心」

「仲間意識」

という3つの感情を得ることができます。

 

得られる感情の「量が多い」ということになりますね。

 

しかも、

イライラが強かったり、

落ち着き具合が心底、心地よかったりすると、

タバコを吸うことで得られる感情が強くなります。

 

得られる感情の「質が深い」ということになりますね。

 

得られる感情の「質と量」が多くて深いほど、

それなしでは、生活ができなくなってしまいます。

 

タバコは合法ですので、

周囲への配慮と、適切な量であれば、

喫煙を非難されるものではありません。

 

しかし、

感情を求めるあまり、

過度な摂取になると

体に害を及ぼします。

 

それでも、

「わかっちゃいるけどやめられない」

で、

 

乾いたのどを潤すためには、

いよいよとなったら、

汚い泥水でも飲んでしまうように、

 

周囲がどれだけ強く引き留めても、

手を出さずにおれなくなってしまうのです。

 

タバコやお酒、悪意のあるホストなどに

中毒になるのであれば、

それは、問題です。

 

ですが、

あなたがビジネスを通して、

提供するものに

お客様が中毒になった場合、

 

それは、

お客様にとって、

あなたの存在は

「欠くべからざるものになった」

ということです。

 

過剰なまでにお客様をあなたに依存させてしまい、

結果不幸にさせるのであれば、

上記のホストのようになってしまい、

ご法度ですが、

 

お客様の人生に

あなたがいつまでも望まれて貢献し続けられるのであれば、

その関係こそ、Win=Winと言えるのではないでしょか。

 

「あなた中毒」のお客様を増やすコツは、

 

「あなたの商品やサービスで、

 お客様が求める感情の質と量を増やす」

 

ということになります。

 

補足としてご案内しますと、

お客様の数だけ、

求めている感情が異なります。

 

一律に一括りにするのではなく、

一人一人に気を配らないと

効果が薄かったりします。

 

お客様が望んでいる感情というものは、

お客様の幸福を心底願ってこそ、

ようやくわかってくるもののようです。

 

お役に立ちましたら幸いです。

 

今日も最後までお読みくださいまして

ありがとうございました。