無人配送ロボが道路を走る日
こんにちは。立志財団の森川です。
夏真っ盛りの沖縄県から今回もお届けいたします。
今回は、こんなニュース(↓)を取り上げます。
あなたも、ご覧になったこと、あるかもしれませんね。
【無人配送ロボで公道実験、
ヤマト運輸さんや楽天さんなどが参加
法改正も視野】
現在、人間がしている配送業務を、今後、無人配送ロボットで代替しようとする
動きがあるというものです。
今回は、このニュースから、起業家やビジネスパーソンにとっての
役に立つ内容をご紹介いたします。
冒頭のニュースですが、かなり端折りますと、こんな(↓)感じですね。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
・今後、配送用の無人ロボの活用が検討されている。
・物流業界の人手不足を解消できると期待されている。
・参加しているのは、政府の他に、関連業界の超優良企業の数々。
・現在、無人ロボは行動を走ることは法律上、できないが、法改正を視野に入れている。
・関連企業の研究も進んでいる。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
世の中的な流れを見ると、もうこの流れは、止めることができず、結果、無人ロボが、公道を走る日は、時間の問題だと予想されています。
ですから、このニュースに触れて、いずれ実現するビジネスチャンスを探しに動き出す起業家もいたりします。
一方で・・・・・・
このニュースの動きに反対をする声も出ているようです。
例えば、
「無人ロボが公道が走るのは、危険だから、反対だ」
「事故が起きたときの責任問題が曖昧だから、反対だ」
「今働いている配送スタッフの仕事が奪われるから、反対だ」
というようなものだそうです。
確かに、言われると、「ごもっとも」というような感じです。
あなたは、どう思いますか?賛成でしょうか、反対でしょうか?
どちらの意見であっても、間違いではないと思うのですが、この件については、
「ありがちな、考え方の間違い」
があるようなのです。
と言いますのも・・・・・
例えば「無人ロボが公道が走るのは、危険だから、反対だ」というご意見。
確かに、「現段階」では、危険かもしれません。
しかし、それは、あくまで「現段階」でのお話です。
乗り物別で、「事故率」を見たら、「新幹線 ⇒ 飛行機 ⇒ 自動車」の順番で
高くなるそうです。
沖縄に限って言うと、電車のない車社会で、生活の足として不可欠な自動車の方が、
飛行機よりも、事故率が高いのです。
その飛行機ですが、それこそ当初は、危険視されていましたが、今となっては、「危険だから反対」とは言われません。
それは技術革新で、一定水準以上の安全が確認されているからです。
むしろ、危険視されていた飛行機のおかげで、私たちの生活は豊かになっております。
特に、私のように、沖縄に住んでいる人間にとっては、内地に行くのに、飛行機は不可欠です。
つまり、「無人ロボ=危険」という、反対意見の根拠が、そもそも、正しくないのです。
人間には、保守的な感情というものを、誰しも、多かれ少なかれ持っているようです。
その感情は、
「新しいものだから、という理由だけで、反対意見を呼び起こす」
というもののようです。
しかし、よくよく冷静に考えてみると、理由が正しいようで正しくないこともあります。
私たちが、何か新しいことを着手しようとすると、そこには、自分もしくは他人の、
この保守的な感情が働きます。
そこで出てくる反対意見というものは、根拠が正しいものかどうか、冷静に理解する必要があります。
実際、上記の無人ロボの場合、ビジネスとしての可能性は感じるけど、現段階では、安全性が不安なので、
「法律面」「技術面」から、実現に向けて動いているのです。
ということは、仮に「無人ロボ=危険」と感じたのであれば、無人ロボに反対するのではなく、
「危険なロボを、安全に活用する方法を考える」
「危険性がなくなり、安全面が確認された場合の世の中を想像する」
などして、ビジネスチャンスを見つけようとする方が、
起業家としての成功はしやすいのではないでしょうか?
保守的な感情を持ち合わせている私たちだからこそ、心がけたいものだという気づきを得たニュースでした。
今回の内容が、あなたの起業の成功のお役に立ちましたら幸いです。
立志財団では、あなたが、世の中を変えるほどのビジネスパーソンとして活躍されることを、心から祈念しております。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。