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起業したいけどアイデアがない人が実践すべき5つのこと

 2020/10/19 ビジネス 独立・起業 起業の成功法則
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会社を辞めて独立したい、副業を初めてみたい、自分の好きなことで仕事をしたいなど、起業を志す人は多くなっています。起業を志す人の共通の悩みとして多く見られるのが、アイデアがない、どうやって形になるアイデアを見つけたら良いのかわからない、ということがあります。

今回は、数多くの起業家を輩出している立志財団の理事長である、起業家教育の専門家・坂本憲彦先生に「起業したいけどアイデアがない人が実践すべきこと」と題してインタビューを行い、それをわかりやすく解説して行きます。

起業を志しているがアイデアがなくて困っている、どうやって形にしたら良いのかがわからないという方のヒントになれば幸いです。

「できる」よりも「やりたい」を先行して考える

起業アイデアを見つけるために大前提として大切なのは、「できる」よりも「やりたい」を先行して考えることです。自分の持っているスキルや経験してきたことを活かすのはもちろん大切ですが、「やりたい」が根底にあるかを考えましょう。

こう言われると「やりたいことでも、起業できるほどの知識はない」「好きなだけでは仕事にならない」という声が聞こえてきます。

本当にそうでしょうか?むしろ、基準が「できる」だけで始めたことの方がいずれつまらなくなり、続けられなく可能性が高いと思いませんか?

例えば、アフィリエイトが稼げると知り始めてみたものの、紹介している商品に全く興味がなかったり、書くことがそもそも好きでなかったりしたら継続でいるでしょうか?

その状態はサラリーマンとして嫌々働いている状態と大して変わらないと思います。何より、「好き」でなければ自分のビジネスとして試行錯誤してクオリティを上げていく意欲も湧いてきませんよね。

反対に好きでやりたいことならば、自然と体が動いて自ら工夫していくはずです。

大人になると自分の夢をすぐに否定するようになってしまいます。好きなことは仕事にできないと思い込んでいるのです。

せっかく起業したのに、つまらなくなったことを持続させるのはとても苦しくないでしょうか?なので、「やりたい」気持ちを出発点に考えましょう。

好きなことをビジネスとして形にするためにどうしたら良いか、やり方は後から考えれば良いのです。大切なのはアイデアを自分で否定するのをやめる、つまり、自分の可能性を潰さないことです

起業アイデアがない時にはまず、自分の興味のあることをすべて洗い出し、特に光って見えるものが何かを見つけることから始めてみましょう。

アイデアがゼロイチである意識を捨てる

既にあるものを組み合わせる

アイデアと聞くと何もないところから何かを生み出すと思っている方もいるのではないでしょうか。実はその考え方は誤解です。アイデアとは既存のモノと既存のモノの組み合わせなのです。

どんな小さなアイデアも、偉大な実績となったアイデアも、ベースは組み合わせです。例えば、かのスティーブ・ジョブズも電話をiPhoneとして「再発明」したと言えます。なぜなら、iPhoneは既にあった「電話」と「インターネット」、さらに「メール」などの機能を掛け合わせたモノだからです。

もしかすると、ゼロイチで何かを生み出さなければという考え方に、あなたが「起業アイデアがない」状態から抜けれられなくなっている原因かもしれません。

自分の身の回りにあるサービス、利用しているサービスなどを改めて見つめ直すことで、新たな組み合わせのヒントがないかを探してみましょう。

マネることから始める

起業アイデア がない時には、既存のアイデアに乗っかってマネることも第一歩と言えます。語弊を恐れずに言えば徹底的にパクるということです。

もちろん人のマネをする上で注意しなければならないことはあります。当然、既にやっている人と商圏が被ってはいけません。同じサービスで同じエリアでビジネスを始められては相手に対して心象が悪いですし、法的に問題になりかねません。

あくまで商圏が被らないところでスタートし、進める中でオリジナリティを出していくということです。まずはやり方をマネて、やってみる中で見えてくるものは多くあるはずです。実践することで自分ならではのビジネスを作り上げていきましょう。

極端な話、自分でアイデアを作らなくてもビジネスはできます。わかりやすい例がフランチャイズですね。既にあるフォーマットを使い、自分がオーナーとしてビジネスを始めるのも立派な起業です。

マネから始めるにしてもフランチャイズをするにしても、肝心なのはそのサービスを「やりたい」という気持ちであることを忘れてはいけません。繰り返しになりますが、簡単にできそう、儲かりそうから始めるマネごとでは自分のやる気も持続しません。

自分のやりたいビジネスの方向性があっているのであれば、既にあるアイデアに乗っかることは選択肢の一つと言えます。自分の「やりたい」を見つけたらその分野で展開されているビジネスに目を向けてみましょう。

「やりたい」と「困りごと」のクロスするポイントをリサーチする

お金を払ってでも解決したい悩みかどうか

起業アイデアは第一に「やりたい」を基準にすること、次に既存のビジネスに目を向けることをお話ししてきました。では具体的にどうやって考えていけば良いのでしょうか。

アイデアを考え形にしていくために必要なのはとにかくリサーチです。多くの人にリサーチをしてニーズを具体的にしていきましょう。

ビジネスの基本は困りごとの解決です。人が今どんなことに困っているのか、自分がやりたい分野では、どんなサービスなら困りごとの解決につながるのかが重要です。

自分の「やりたい」と他人の「してほしい」、つまり「困りごと」がクロスするポイントがどこにあるのかをリサーチしていくのです。

自分のやりたいことでも、誰かの困りごとを解決しなければビジネスとしては成立しませんよね。つまり、「お金を払ってでも解決したい悩み」はどんなことかを基準にリサーチすることを心がけましょう。

そのために、多くの人に直接聞くのはもちろん、今の仕事の繋がりの中で新たな困りごとを抱えている人がいないか、今ではSNSを活用するなど幅広くリサーチの意識を持って生活をしてみましょう。

自分の痛みにもアンテナを向ける

他人の困りごとを見つける上で、そして自分のアイデアを形にしていくためには、自分自身が困った体験を思い返してみるのも大きなポイントです。

それは日常の中に転がっていることなので、やはりゼロイチではなく既にあるサービスの中から発見できるモノです。

例えば、バスに乗る時に不便だなと感じること、他人とコミュニケーションをとる時に悩んでいることなど、普段の生活の中にあなたの痛みはあるはずです。

実際に起業した人では、「友達の作り方」というサービスでその人なりの解決法をビジネスにしている人もいらっしゃいます。この場合も、友達を作りたいという「やりたい」と「困りごとの解決」を実践していますよね。

自分自身が困っていること、もしくは解決できたことを思い返して、同じような困りごとを抱えている人がいないかリサーチにつなげていきましょう。

アナログで自分の枠組みを壊す

リサーチをする時には幅広くとお話ししましたが、ついつい自分の好きなものや関心のあること、話慣れた人からのインプットが多くなってしまいます。もちろん、「やりたい」をベースにアイデアを探すわけですから間違ってはいません。

ですが、時には今までの自分では触れることのなかった情報に目を向けることが必要です。なぜなら、いつも同じ情報源では情報が偏り、自分のアイデアの枠組みを壊すことができないからです。枠組みを壊し、広げていくことで今までになかった発想や組み合わせを見つけることができるのです。

今まで触れてこなかった情報に触れ、枠組みを壊していくためにはどうしたら良いのでしょうか。ポイントはアナログな方法で情報に触れることです。アナログというのはインターネットではなく自分の目で見て触り、聞くことです。

例えば、本屋さんにいった時、いつもなら行かないようなコーナーへ立ち寄ってみる。いつもはビジネス書ばかり読んできた人が雑誌コーナーに目を向けてみるといった具合です。

もっと身近で小さい例で言えば、仕事からの帰り道を違う道を通ってみるだけでも構いません。見慣れた街並みとは違う風景や看板などが新しい刺激になるはずです。

簡単に居心地の良い情報に浸ることのできるインターネットを離れて、自分の生活に新しい情報を加えてみましょう。

そういった小さな習慣を変えてみることが、五感を刺激し自分の枠組みを壊していく一歩となります。

表舞台と裏方の両方に目を向ける

起業についての誤解に、起業家が華々しく奇抜でないといけないと思っている人が多い印象があります。アイデアがゼロイチである誤解と同じように、起業家としての成功が、人が思いもつかなかったビジネスで有名になることであるというのも思い込みです。

恐らくメディアで取り上げられるほどの人の姿が印象的であるため、起業家とはそういうモノだと思っているのではないでしょうか。しかし、たまたまその人の起業家としての在り方が多くの人前で話す機会が多いだけであって、目立つような姿勢だけが起業の正解ではないことを理解しておきましょう。

例えば、コンサルのノウハウを活かして講師として起業した人がいたとします。その人を見ていると、自分が表舞台に立って目新しい情報や切り口を使って人に伝える力がなくてはいけないと思ってしまいます。

必ずしもそんなことはありません。実際に起業した人の中には「講師の裏方」に特化したビジネスをされている方もいます。講師の人が講演をするための根回しや、プロモーション、セッティングなどに特化したビジネスとして成功しています。

仮にあなたがコンサルなどの「人に教えること」に関心があって、しかし人前で話すことに向いてないと思うなら、必ずしも自分が表にたつ必要はないのです。自分の「好き」はそのままにに、やり方を変えて自分の特性に合ったサービスを作る方法があるかもしれません。

このように、「やりたい」と「困りごと」のクロスした部分が必ずしも人前に立つことであるとは限りません。「やりたい」と「困りごと」がクロスするポイントで裏方として誰かを支えるアイデアもまた起業する形と言えます。

自分の特性を理解し、抵抗なくパフォーマンスを発揮できるスタイルがないか、表舞台だけではなく裏側にも目を向けることで考えてみましょう。

今できないかを考え、スタートしてしまう

最後にお話しするのは、今できる形でスタートしてみよう!ということです。アイデアが具体的にならない理由に、完璧なアイデアを求めているから、というのがあります。

ですが、完璧なアイデアなんて存在するのでしょうか?そのアイデアが良かったかどうかは、実際にサービス化してお客様に判断してもらうまではわかりません。

出発点をつくるため、そしてブラッシュアップのためにリサーチが必要なだけであって、今できる範囲で構わないのでスタートしてみた方が良いのです。

そうしないと、いつまでたっても起業することはできません。実践してみて初めてお客様の反応が起こり、サービスをより良く具体化していく方向性が見えてきます。

準備が整ったら…お金が貯まったら…という理由でなかなか起業できない人は多くいると思います。もちろんビジネスの内容によって最低限の資金や準備は必要かもしれません。

しかし、完璧に整った状態が果たしてくるでしょうか?きっと次から次へと出来ない理由が起こり、時間は過ぎていきます。

これまでにお話しした、既存のアイデアをマネることや、リサーチで他人から話を聞いたり、今までに触れてこなかった情報に触れるたりすることも「早く」起業を形にするための視点です。

ネット社会の現代では、昔よりも簡単に情報が集まり、発信する機会を得られるようになりました。もちろん、その分だけ競合にもチャンスがあるので競争が優しくなったというわけでもありません。

ですが、第一に大切な「やりたい」気持ちが強くあれば、ビジネスを継続しブラッシュアップし独自の強みを見つけられるはずです。そのためには、やりたいことを早く始めてしまうのです。

もちろん何のリスクヘッジも無く飛び込めとも言いません。今の生活も考えつつ、スタートできるスケールに目を向けてみることです。

始めてみて続かないのであればやめてしまっても構いません。続かなかったことも経験として次のアイデアに活かしていきましょう。

ふと思いついた小さなことでも、10年後に描いていた大きなことでも、果たして今スタートできないのでしょうか?

やりたいことを人に話したり、ブログやSNSで発信することも大きな一歩です。今できるスケールで構わないので、始められる方法に貪欲になってみましょう。

まとめ

以上、起業を考えているけれどアイデアがないときに実践すべきポイントを5つ紹介してきました。

基本になるのは自分が「やりたい」ことかどうかです。「できる」ことだけにとらわれず本当に自分がやりたいこと、自然と体が向いてしまうものが何か向き合ってみることです。

そして「やりたい」ことをいち早くビジネスとして始めていくために、様々な視点からリサーチをしていくようにしましょう。

最初から完璧なアイデアを考えようとしたり、スタートする準備の基準を上げすぎたりせずに、実践する中で形を作っていくことが大切です。

ぜひ、あなたのやりたいことを見つけて、アイデアを早くビジネスとして実現していくために動き出していきましょう。

 

坂本憲彦 プロフィール

起業家教育の専門家。 1975年、和歌山県生まれ。
一般財団法人 立志財団 理事長、株式会社ナレッジアクション代表取締役。 2019年 第1回 未来創造企業認定企業。 イノベーションズアイ認定支援機関。

下関市立大学を卒業後、西日本シティ銀行に入行。6年間、法人・個人向けの融資や営業を担当する。30歳で独立し、ビジネススクール、速読講座、飲食店、貸会議室などを立ち上げ年商5億円まで成長させる。銀行員時代から20年以上にわたり、1万人以上の起業家の指導を続けている。

自社開催の起業セミナーは1000回以上開催し、延べ1万人以上が参加。富士ゼロックスやメットライフ生命、商工会議所、倫理法人会などの法人向けにもセミナーを開催しており、パソナ創業者南部靖之氏とともに講演実績もある。

「すべての人を真に導く」を真の使命として志ある起業家の育成に全力をかけて邁進している。起業家育成の活動の一環として2017年9月、一般財団法人 立志財団を設立。2017年12月には実務教育出版より書籍『6つの不安がなくなればあなたの起業は絶対成功する』を出版し、1.1万部のベストセラーとなる。

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執筆者紹介 執筆者一覧

岡崎智紀

岡崎智紀

1992年生まれ。岐阜県美濃加茂市出身。2014年静岡大学卒業。
中学1年のころよりB'zにハマり、その魅力に溺れること16年。
以来、松本氏のギターと稲葉氏のシャウトを聴かない日はいまだにない。
特定の「好き」を貫く偏愛の精神で、あらゆる人の感性を発揮させることを目指し、文章化が得意ではない起業家やフリーランスのためにブログやプロフィールを代筆する偏愛ゴーストライターとして活動。

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