起業という選択肢を多くの人に!「6つの不安がなくなればあなたの起業は絶対成功する」

毎週日曜朝9時半から、FM那覇で放送中の『坂本憲彦のラジオ経営塾』。起業家の専門家、坂本憲彦がはじめての起業で成功するために大切なポイントをお届け。沖縄で起業したい人を応援するラジオ番組です。

今回は坂本憲彦氏の著書「6つの不安がなくなればあなたの起業は絶対成功する」についてお話をしています。本の解説をしながら、ビジネスをする上での大切なポイント、起業という選択肢を持つ意味をお伝えしています。

こちらの音声は、Podcastよりお聴きいただけます。

動画は、下記YouTubeよりご覧いただけます。

出版の経緯

中田:11月28日13時から、沖縄のジュンク堂さん地下1階で坂本先生の出版記念トークライブ、そしてサイン会が行われますね。禰覇さん、何度も読まれている本ということでご紹介をお願いできますか。

 

禰覇:「6つの不安がなくなればあなたの起業は絶対成功する」こちらは1万1千部発行されていて、台湾でも出版されています。出版された経緯をいろいろとお聞きしたいと思います。

 

坂本:この本自体は2017年の年末に出したので、出版から3年くらい経ちます。

事業家・経営者の育成を新しいコンセプトで始めるために、2017年9月に現在運営している経営者のコミュニティ“立志財団”を立ち上げました。志から事業をつくるというコンセプトを広く普及させたいと思い、本という手段ができないかということで出版に至りました。

私が会社を辞めて独立したのが2006年くらいだったので、ちょうど起業して10年程経っていました。起業や経営をどう考えればいいか、自分が今まで教えてきた内容や考え方を集約させたいと思って、本の構想はずっと持っていました。

区切りの年ということと、新しく広げていくというところで出したのがこの本です。私の10年分の経営、起業に対するいろいろな想いが込められています。

 

禰覇:10年分が1冊にぎゅっと詰まっているってすごいですよね。

 

長く続くビジネスのポイント

坂本:内容は起業やビジネスをやっていく上で大事なポイントを網羅しています。

よく、1章、2章がすごくいい、特に1章がすごく大事だよねと言われます。ここでは最初のビジネスアイディアを見つける2つの方法、自分軸と市場軸のお話をしています。

市場軸は流行、いかに売れるかから考えます。もちろんそれも大事ですが、流行が崩れた時がきついです。今だと分かりやすいのがタピオカです。流行っている時はいいですが、流行らなくなった時がかなりきついよなと思って。そもそもタピオカが好きならいいですが、好きではないのに流行りだからとやろうとするとしんどい、というところです。

そこで、僕が最初にお勧めするのは自分軸から進める方法です。自分が何をやりたいのかをちゃんと見つけるところからやりましょうね、ということをお伝えしています。ここは起業をする上ですごく大事なポイントだと思っています。いろいろな方を見ていて、そもそもビジネス自体が好きでないと続けられません。

ただ何が好きかは意外と見つけるのが難しいというか、見つけられなかったりします。あとは見つかっても、それをどうビジネス化するのかが分からないということがあります。

この本は、自分のやりたいことを見つけてどうビジネス化するのかを、マーケティングやお金の集め方、リスク管理も踏まえて書いています。これから起業をしたい人にももちろんお役に立ちますし、既にご自身で事業をやっている方の復習にもなると思います。

 

若い時から起業を選択肢に

中田:聞いたお話によると、大学生で今から就職するけれど、後々起業したいという若い方も手に取っていらっしゃると。社会人だけではなくて学生さんも手に取っているということで、分かりやすい本だからだろうと思います。

 

坂本:この本はもっと若い人に読んでほしいと思っています。どうしても起業というと難しいイメージを持つ人が多いと思います。もちろん大変な部分も、辛い部分もありますが、僕は普通に就職することと同じような感覚で、起業することをひとつの選択肢にできたらいいなと思っています。

みんな就職はするけれど、自分で何かをやるとなった時にそこだけハードルが上がりますよね。それをちゃんと学べるようにしたいと思って書かせていただいたので、大学生や高校生くらいだと読みやすいと思います。

もし、高校や大学の図書館に入れたいという方がいらっしゃったら、無償で寄付をさせていただきますのでご連絡をください。ぜひ多くの子供たちにも読んでほしいと思います。

 

中田:台湾でも先生の知らないうちに出版されていたという面白い話を聞きました。

 

坂本:出版社から本が届いて開いてみたら、“台湾でも出版しましたのでお送りします”と。全然聞いていませんでしたが、そうやって広がっていることはうれしいです。

もちろん、就職という選択肢も悪いわけではないし、僕も就職をしてすごく勉強をさせていただきました。コロナで働き方が変わって副業が当たり前になったので、もう一個の選択肢を若い時から持っていることで人生の選択肢が大きく変わると思います。

今、早期退職が多くの企業で出ていますが、対象が40歳以上ですもんね。

 

中田:時代の中で年齢が変わりましたよね。

 

坂本:早いですよね。だって、30歳で子供を産んだらまだ10歳ですからね。これからお金がいるという時にもう退職という話ですから。

もちろん転職ができる人はいいですが、転職じゃないスキル、自分でビジネスをつくれるスキルは必要だと思います。それを子供のうちから選択肢として知っておくことは大事だと思います。

 

人生観にも繋がるビジネス書

中田:『アイディア』『コンセプト』『資金面』『収入』『継続性』『知識』この本は起業を考える方が持っている不安を6つにカテゴリー分けされていて、すごく分かりやすいと思います。

実際に今お仕事を組織内でされている方も、こういう起業家目線があることで働き方が変わってくると思います。学生さん、起業を考えられている方、そして起業をして見直したい方も含めて多くの方に手に取っていただきたいと感じます。

禰覇さん、いかがですか。

 

禰覇:読むと、起業に関係なくあてはまるところがいっぱいあるなと思います。

坂本先生の“志”という部分が、起業に関わらず自分の人生観につながってくると思うので、人生の本という感じです。

 

中田:成功事例ばかりが並べられている、難しい横文字が出てくる経営関係の本やビジネス本は結構あると思いますが、先生の本はすごく分かりやすくて言葉がソフトですよね。あとは惜しみなく失敗した経験を開示していただいていることですね。

坂本先生、この辺は私の好きなところです。

 

坂本:失敗例も含めてお伝えした方がいいと思っています。上手くいったことよりも失敗した数の方が多いので、その体験がこれからの方々に役立つことはすごくうれしいです。

ビジネスの話は難しく書こうと思えばいくらでも難しくできますが、伝わらなければ意味がないので、分かりやすく伝えることを意識しました。

 

中田:私も何度も読ませていただいていますが、シンプルにポイントが抑えられていて、生の声が届けられているので、読む時によって感覚が違います。あとは基本に戻るときにもう1回読むみたいな。なかなかこんな本はないな、と思っています。

 

坂本:ありがとうございます。そう言ってくださる中田さんが1番のファンで。中田さんとのご縁もジュンク堂さんのトークイベントですからね。

 

中田:今こうやって先生とラジオをご一緒していますが、実はジュンク堂さんで初めてお会いしました。

ジュンク堂さんの上の階に、国家資格を取るための専門学校がありますが、新しいステージのために大人の勉強を始めようと思って、そこの初日でした。そしたら私、日にちを間違えて一人で登校しちゃって。やってしまったと思って、パッと見たところに先生の本の看板があったんです。それでドンピシャ「6つの不安がなくなればあなたの起業は絶対成功する」ということで、素直にそのまま坂本先生の出版記念イベント、講演会に参加しました。本も読んで、先生のところで学ばせていただこう、という経緯がジュンク堂さんでのハプニングです。

 

坂本:そこから僕のセミナーにも来ていただいて、今一緒にこうやってラジオもしている、すごい縁ですよね。

 

中田:私自身も分かりづらいビジネス書や本は結構読んでいました。でも先生は素直な感性で書かれていらっしゃって心にしみたんですよね。今さら誰かに聞けない、ということが項目ごとに分かりやすく書かれています。手に取る方、読む方、悩んでいる方の目線に立った伝え方の本で、一つ一つすごく勉強になりました。だから自分自身が法人登記をして会社の経営理念を作っていく時に、この本を何回もめくって、坂本先生にコンサルを受けながらやらせていただいたことが、今まじまじと蘇ってきました。

トークライブも、普段はラジオの電波を通してお伝えしていますが、生の坂本先生にぜひ会いに来ていただきたいです。リアルラジオ経営塾なので、いろいろな方に立ち寄っていただきたいと思います。

 

坂本:気軽に来てほしいと思いますし、もしご質問があればその場でお答えしていきます。

 

中田:先生の質問コーナー、充実していますよね。ほんとにいろいろお答えになられますよね。

 

坂本:僕は基本隠し事ができないタイプです。コンサルの人で、ここまでは言うけれど、ここから先は言わないみたいな人もいますが、僕はそれが苦手なので聞かれたら全部答えます。聞いていただけたら僕が持っている限りの知識は全部提供しようと思っています。

 

中田:先生はもったいぶらないですよね。

 

坂本:もったいぶれないので、もうちょっとそれができる方が儲かるだろうなと思いますけれどね。

 

禰覇:出し惜しみしないという。

 

中田:そこが信頼ですよね。

 

坂本:あまりもったいぶっても、結局どこかで聞いたり、調べたら分かることもいっぱいありますからね。それよりも僕が持っている知識をみなさんに提供させていただいて、僕も知らないことがあればまた調べて勉強になるので。

 

書籍で本物の情報を手に入れる

中田:情報はインターネットでも取れる中だからこそ、本から得られる知識の大事さを言われていますよね。

 

坂本:ネットの情報も早いし調べればいろいろ出てきますが、本にしかない情報もあると思います。ネットの情報は本当なのか、常に裏をとらないといけないということがあります。本もそれはゼロではありませんが、本は出版社さんの目が通っているので信頼度は高いし、情報をまとめて仕入れるという点でもいいですよね。

 

中田:著者の顔が見えるということでその信頼性や、何度も読み返せる、書き込みもできるという良さもありますよね。

 

坂本:僕も一時期電子書籍の方に行きましたが、今はまた紙の本に戻りつつあります。電子書籍だと、飛ばし読みや速読がやりにくいですよね。紙の本の方がパラパラと見たいところから見られるじゃないですか。電子書籍もできなくはないですが、紙の本とは感覚が違うので。デジタルの時代だからこそ、改めて紙の本の良さもあるなと感じます。

 

禰覇:自分の目に留まる文言とか心に響くには、やっぱり本からだなと私は思います。ネットの情報ももちろんだけれど、紙の書籍を手に取るということが、心にも残るし、脳にも良さそうという感じがします。

 

中田:黄色の表紙ですごく分かりやすいこの本、再度禰覇さんから本のタイトルを読み上げていただけますか。

 

禰覇:「6つの不安がなくなればあなたの起業は絶対成功する」という書籍です。

 

中田:ぜひお手に取ってみてください。

坂本先生、禰覇さん、今日もありがとうございました。

 

坂本禰覇:ありがとうございました。

 

次回:【第99回】坂本憲彦のラジオ起業塾「働く場所にとらわれない時代!あなたのパフォーマンスを最大限に発揮できる働き方を」