40才越えの男性の会話が生み出すものとは?

沖縄在住のライター

森川応樹です。

 

 

「沖縄県」

と聞いて、

あなたは、

どんなことを連想しますか?

 

意外に思われるかもしれませんが、

 

「吉本興業さん」も、

実は、

縁が深いのです。

 

たとえば、

先日、こんな報道がなされました。

 

「吉本興業が那覇市に専門学校を出すと記者会見」

 

吉本興業の芸人さんとは、

沖縄は縁が深いようです。

 

その縁の深さを示す一例を、

他にも挙げると、

 

毎年の恒例となっている

国際映画祭。

 

国際通りを中心として、

多くの吉本芸人さんの

楽しいイベントで

盛り上がっています。

 

他にも、

 

その国際映画祭の時には、

『にけつッ!!』の公開収録

行われていて、

毎回、多くの観客が集まります。

 

『にけつッ!!』

とは、

 

千原ジュニアさんと、

ケンドーコバヤシさんのお二人が、

 

事前に、何の打ち合わせもなく、

観客の前で30分、

フリートークをするという深夜番組です。

 

⇒ http://www.ytv.co.jp/niketsu/index.html

何と!! 10年も続いているそうです。

 

ワンクール半年でなくなる

番組が多い中、

 

深夜枠で

しかも10年続くのは、

ものすごいことらしいです。

 

それだけ、

多くの観客と、

多くのスポンサーを

喜ばせてきた証拠ですね。

 

ある回で、

その理由について

触れられていました。

千原ジュニアさんが、

一言で、

長寿番組の理由を答えていました。

 

「コストです」

 

その一言で、

会場の爆笑を取っていました。

 

もちろん、芸人さんの言うことですので、

ウケ狙いなのでしょうが、

 

実は、本当にそうらしいのです。

 

というのも、

セットがあって

そこで芸人さん二人が

フリートークをしているだけなのです。

どこかにいって、

大がかりなロケをしているわけでもなく、

 

大がかりなセットを毎回

作っているわけでもなく、

 

毎回ステージで二人が話をしているだけです。

 

しかも、

異例の3本撮り。

 

(1回の収録で

 30分×3本を収録するので、

 その分、

 コストカットにつながる

会場は爆笑でしたが、

永く続く番組の

「ヒケツの一つは、コスト」

と言っても、

それは間違いではないようです。

 

しかし、

 

いくらコストが安くても、

それが決定的な理由ではありません。

 

やはり、

 

お二人のトークの一つ一つが面白いから。

それが最も大きな理由でしょう。

それにしても、

男性二人が話をするだけで、

それだけ多くの観客が喜ぶなんて、

 

よく考えると、

すごいことですよね。

 

ちょっと、想像してみてください。

たとえば、

 

あなたの知っている40代の男性二人。

 

30分フリートークをしているとして・・・

 

それを見るのに、

いくら支払いますか?

 

というよりも、

 

それを見た人のどのくらいが

喜ぶでしょうか?

私の場合、

 

知人のオッサン二人の、

30分に及ぶフリートーク

観覧することを

 

想像するだけで、

「ちょっとした地獄絵図」

という言葉しか思いつきませんでした。。。

 

(自分もオッサンであることを

 棚に上げていることは

 言うまでもありません。。。)

 

私の場合は、

典型的なオッサンの知人を

連想したのですが、

 

「これに近いのが一般的」

と言っても、

けっして間違いでは、

ないのでしょうか?

 

それと比較をすると、

30分のフリートークだけで、

多くの観客を

爆笑に次ぐ爆笑に巻き込むなんて、

文字通り「職人芸」です。

 

 

さて、

 

少し話は変わりますが、

こんな話、聞いたことありませんか?

 

ある著名な絵描きさん

レストランで食事をしていると・・・

 

ファンの男性が、その絵描きさんに

話しかけました。

 

「私は、あなたのファンなんです。

 あなたにお会いできたこの日の記念に、

 ぜひ一度、何か書いていただけませんか?

 もちろん、カンタンな何かでいいのですが」

その絵描きさんは、

紙ナプキンを取り上げると、

そこに、持っていたボールペンで

サラサラと書き上げました。

 

それを受け取った男性が、

絵描きさんに言いました。

 

「ありがとうございます。

 一生の宝にさせていただきます。

 ところで、お礼のお代は、

 おいくらになりますか?

 

絵描きさんは、静かに答えました。

 

「百万飛んで、千円です」

 

「百万千円!?」

 

男性はさすがに驚きました。

 

紙ナプキンのウラに、

サラサラ書いただけだから、

「1,000円」なら理解できるのですが、

 

そこに加えて「1,000,000円」まで

請求されている。

 

ファンとは言え、

 

「さすがそれは・・・」

 

と、言葉を失いました。

 

「1,000円は、

 それに書いた金額です。

 

 1,000,000円は、

 あなたの感動を与えるまでにウデを磨いてきた

 過去の経験にかかった経費です

 

 

この話は、

 

絵描きの場合だけでなく、

カナヅチを扱う技術職の方だったり、

書道家の方だったり、

 

色々な技術職の方で

語られることがあるそうですが、

 

いずれも、

 

伝えようとしているのは、

同じことです。

 

著名な技術職の方を

著名ならしめたのは、

それらの方が提供するものの価値です。

 

多くの人の役に立ち、

多くの人に感動を提供する。

 

それを可能にするウデ前に

ものすごい価値があるのです。

ちなみに、

 

私の知る、この絵描きさんの話は、

最後に、こう付け加えたそうです。

「私のファンだとおっしゃって、

 私に話しかけてくれる方には、

 いつも特別なディスカウントを

 プレゼントしています。

 

 いつもなら、

 1,001,000円のところを

 

 今なら、なんと、

 1,001,000円のお値引き中

 なんです。」

そういって、笑って、握手をして、

レストランを出て行かれたそうです。

 

御会計の際には、

まだ食事を楽しむファンの男性の分も

済ませていたという

小粋なオマケまで、ついていたそうです。

フリートークだけで

観客をわかせる芸人さんの話術

 

この絵描きさんの

100万円分の価値のあるウデ

同じです。

 

さて、

ここからは、

あなたのビジネスのお話です。

あなたは、

丹精込めて、

お客様に価値を提供している

毎日を送っていると

拝見しています。

上記の

芸人さんのトークや、

絵描きさんのウデ、

 

それにあたるものは、

あなたにおいては、

何でしょうか?

 

いわゆる

「強み」

「USP」

「専売特許」

などなどの言葉で

綴られるものですね。

あなたはひょっとしたら、

3年後、

5年後、

10年後に、

 

今と同じように、

今のビジネスを

続けられるかどうか、

 

不安に思っているかもしれません。

でも、

 

あなたならではの価値提供を

できるものが、

あなたにあれば、

 

10年後どころか、

それ以降も、ずっと

続けていけそうな感じがしませんか?

 

あなたにとって、それは何ですか?

 

今日も最後まで読んでくださいまして

ありがとうございました。

 

今回の内容が、

あなたのお役に立ちましたら、幸いです。