起業で成功するには!?イチかバチかではなく正しいやり方を知りさえすれば成功できます。
起業は
「ハイリスク・ハイリターン」
と思われているようです。
確かに、
成功している起業家を見れば、華々しく見えますし、
逆に、うまくいかなかったら、
経済的に生活ができなくなるだけでなく、
それがきっかけで家族や友人との
人間関係にも支障が出てしまうことは、よく見聞きします。
しかし、
一見、バクチのように思われがちな起業も、
定石というものがあり、
その定石の通りにやれば、誰でも成功できるものなのです。
この記事では、
よくある起業の失敗例と、
起業で成功するための正しいやり方をご紹介します。
あなた起業の成功にお役立てください。
お金の面から失敗
多くの方が、
「起業はしたいけど、ちょっと・・・」
と二の足を踏んでしまう理由の大きなものの一つが、これです。
また、
多くの起業家が、このことで苦しんでいるのも、事実です。
会社員と起業家の一番の違いは、
「安定収入の有無」です。
会社員であれば、
感じることのない不安、
それが「明日のコメを買うお金がない」という不安です。
この不安は、起業家になった瞬間に、
常にあなたについて回ります。
なぜ、起業家が、食べていけなくなるのでしょうか?
その理由を、ご紹介いたします。
出た所勝負で始めてしまう
なぜ、優れた技術を持つ町工場が、
経営難に陥るのでしょうか?
なぜ、おいしい料理を出すレストランが、
閑古鳥が鳴くのでしょうか?
実は、商品やサービスが、優れていても、
その起業家が食べていけなくなることは、多いのです。
商品やサービスの良し悪しが、
起業家の成功を決めるのではありません。
その価値をどれだけ多くのお客様に提供できたか、が起業家の成功を決めるのです。
失敗する起業家の多くは
「これだけいいものを作ったから、
きっと多くのお客様が喜んでくれて、
自分も生活が豊かになるだろう」
と考えがちです。
商品やサービスが、高品質であるのは、とても素晴らしいことですが、
それだけでは起業家は失敗してしまうケースが多いのです。
いかに、その商品やサービスの価値を、
多くのお客様に届けるかを考える必要があります。
その為には、
適切な集客方法や、適切なビジネスモデル、適切なセールスフローを考える必要があります。
「商品がよければ、明日食べるコメに困ることはない、ということはない」
ということを理解するだけで、
起業のリスクは大きく減らすきっかけになります。
贅肉のような固定費
新しい家や車を買ったときを想像してください。
「せっかくだから、いいものを用意しよう」
「予算は少しくらいオーバーしてもいいから・・・」
というような心理、働きませんでしたでしょうか?
起業の時も、
これと同じ心理が働きがちです。
「せっかく開業するのだから、オフィスやいい場所で」
「商品には自信があるから、広告は大々的に打ちたい」
「きっと忙しくなるから、いまから人を雇って、未来の自分がブレイクする瞬間に備えよう」
などなど、
起業家として、ワクワクする気持ちを抑えられないことは、誰もが通る道です。
ただし、ご注意いただきたいのは、
その感情のままに、資金を使って、買いそろえてしまうと、
「固定費」が、あなたの生活費を圧迫することに
つながる恐れがあります。
「念願の起業を果たしたのだから」
と張り切りたい気持ちは、とてもよくわかります。
だからこそ、
あなたの未来を想像以上のものにするために、
金銭リスクを減らしておく必要があります。
特に「固定費」は、
売上のいかんに関わらず、毎月発生するものです。
換言すれば、
今月のあなたの売上が1円もなくても、
容赦なく、支払わなくてはならないものです。
あなたが今、会社員であれば、
経費は精算すれば、会社から支払われます。
しかし、仮に、
「経費は精算したけど、
今週の成績が芳しくなかったので、
経費は出せません」
と言われたら、いかがでしょうか?
そんな気持ちと、否応なしに共存させられるのが、起業家なのです。
必要以上の固定費は、贅肉のようなものです。
私たちに必要以上の贅肉がついたら、
心身共に、不健康に陥れます。
ムダな贅肉はシェイプアップするように、
固定費を抑える工夫は、
特に起業間もない、起業家フレッシャーズには、必要なのです。
いきなり大きな勝負に出る
「大々的に、広告を打ちたい!」
「ビジネスチャンスを失いたくないので、大目に仕入れをしておきたい」
これも、お気持ちはわかります。
考えるだけでワクワクするお気持ちのまま、
大きなチャンスを得るために、勝負に出たくなる。
そして、イメージの中では、
相当高い勝算を前提に、
イメージをしていることでしょう。
ですが、これも要注意です。
「広告」「仕入れ在庫」は、
あなたがビジネスチャンスをものにするためには、不可欠ですが、
一方で、
あなたの起業の成功を阻むものにもなってしまいます。
効果のない広告は、
栓の無いバスタブに、お湯をためようとしているようなもので、
いつまで経っても、ムダな広告費の垂れ流しになります。
大々的であればあるほど、
その費用はボクシングのボディーブローのように、蓄積したダメージが後から、
起業家のあなたをダウンさせてしまいます。
在庫も同様です。
右から左に、すぐに販売が出来ればいいのですが、
在庫には、支払いが発生していて、
それを回収できなければ、あなたにとって、無用の長物でしかありません。
もしあなたが、在宅の起業家で、
「ビジネスチャンス」とばかりに、多くの商品を仕入れたとします。
それが、目論見と異なり、いつまで経っても販売できなかったら、
いかがでしょうか?
家の空きスペースを埋めているのは、あなたのデッドストック。
お金になることはなく、
さらには、邪魔な存在でしかない。
ご家族があなたを見る目には、尊敬のかけらもなく・・・・
想像するだけで、ぞっとしませんか?
逸る気持ちは理解できます。
ただし、その気持ちのまま、
勝負をすべきタイミングが、
今なのか、それとも、少しだけ先の未来の楽しみなのか。
情熱的な心を抑えた冷静な判断が必要です。
そして、冷静に考えれば、
目の前のチャンスをものにするには、
経験が不足していることを自覚します。
リスクを理由に、諦めるのは、間違いです。
しかし、
リスクを度外視して、勢いだけで行動して、
再起不能になってしまうのは、また間違いです。
仮に失敗しても、致命的なダメージを得ないように、
それでいて、挑戦し続けられるように、
上手にリスクコントロールすることが大切です。
在庫を例に取ると、
高確率で売れる目途を立ててから仕入れるか、
仕入れをしなくても、
お客様に商品が納品できるように工夫してみては、いかがでしょうか。
気持ちの面から失敗
インターネットのおかげで、
起業は、私たち日本人にとって、とても身近なものになりました
「学生起業家」「週末起業家」という言葉も、
今では、当たり前のように使われます。
一部のすごい人だけにしか許されなった起業という門戸は、
今や、すべての日本人に開かれております。
しかし、
「誰でもできるようになった」からと言って、
起業で成功するための難易度が下がったわけではありません。
あたかも新しい趣味を始めるかのように起業をした場合、
それは要注意かもしれません。
と言いますのも、
趣味と起業は、根本的に異なるからです。
「何となく」で始めてしまう
趣味にあって、起業にないもの。
それは、相手の方から、お金を頂くことです。
逆に言えば、それだけ大きな責任が伴うのです。
お客様の期待を超えるだけの価値を提供する責任。
提供した商品を、いつまでも長く提供し続けなければならない責任。
その責任を果たすためには、
あなたには、長く、そのビジネスを続ける責任があります。
その為に、
利益を出しつづけなければならない責任があります。
責任には、数々の苦しいことが伴います。
「ちょっとやってみよう」
という軽い気持ちで始めると、
責任に伴う苦しみや負担に耐えることが出来なくなってしまいがちです。
「流行っている」から、必ず儲かると思ってしまう
流行やトレンドは、ビジネス的に見れば、
「儲かりそう」
と言う感じがします。
そのお気持ちはとてもよくわかりますし、
実際に、儲かることはあります。
ただし、残念ながら、
それは一過性のことがとても多いです。
なぜでしょうか?
あなたが流行しているものに対して思った感情は、
あなた特有のものではないからです。
エサを目の前にしたピラニアが、一斉に食い尽くそうとするように、
あなたと同じように、
その市場に参入しようと考える人が、あなたの後からも、参入してきます。
供給(=あなたやあなたの競合、売り手)が増えれば増えるほど、競争は激化します。
家電量販店業界が、とてもいい例です。
競争が激化すると、最後は、価格競争に陥りがちです。
勿論、それを承知で、価格競争で勝ち残る道を選ぶことも、
起業家としての判断として、間違いではありませんが、
多くの場合、資本力のある数社しか生き残れなくなります。
商店街を「シャッター商店街」にしたのは、
近所にできた大手スーパーと言うような事例は、日本のどこにでもある例です。
ローリスクで着実に成功する方法
会社員だった方が、はじめて起業する場合、
起業に関係する一切は、すべて、未知との遭遇になります。
あなたにワクワク感を与える以上に、わからないことだらけです。
いきなり成功できる一部の天才も、いないことはないのでしょうが、
「自分がその天才である」可能性に賭けてしまうと、
失敗してしまうことが多いようです。
リスクを少なく、できるだけ無難に成功を目指すのであれば、
未知の世界に徐々に馴染んでいくことをお勧めします。
ちょうど、体育会系の部活でも、
いきなり本番の試合に臨むのではなく、
基礎練習を積み重ねて、紅白戦や練習試合を重ねて、
大会本番に臨むのと同じです。
本稿では、その具体的な方法をご紹介します。
小さく始める
「小さく始める」というのは、
例えば、テストマーケティングがその手法として挙げられます。
いきなり大きな広告費を投入してしまうのではなく、
数パターン程、サンプルを用意して、
テスト的に少額を投入して、
それぞれの反響を確認します。
その中で、一番、反響がよかったものを採用して、
次に、大きな金額を投入して、
広告の本番を迎えるような感じです。
勿論、最初の1回で、
いきなり、期待通りの反響が出るとは限りません。
用意したサンプルすべてが、期待以下だった場合は、
もう一度、テストをしなければなりません。
期待以上の結果が出るまで、
少額でのテストを繰り返して、期待以上の結果が出て初めて、本番に臨む。
ただし、その本番も、
いきなり「一世一代の大博打」となるような、
イチかバチかになるのではなく、
万が一、
何かの事情やアクシデントで、思惑通りにならなかったとしても、
再起不能になってしまうことのないような範囲で取り組むことが、
「小さく始める」ということです。
ここで大切な考え方は
「失敗しても再起不能にならない」
「比較的軽傷で、すぐに、次の手が打てる」
ということです。
無在庫でもできる起業をする
商品を販売するなら、その商品を仕入れる必要があります。
多くの場合、張り切って、
沢山の在庫を用意してしまい、
結局売れ残ってしまいます。
気持ちはわかりますが、
確たる勝算がまだない場合は、勝算ができるまでは、
在庫リスクを負わないでも、
ビジネスができる方法を考えた方が、
結果的に、起業後、長くビジネスを楽しめます。
在庫という観点で考えますと、
在庫を持たずに、始められる方法はないか、
考えてみてはいかがでしょうか?
例えば、
「受注」 ⇒ 「仕入れ先へ発注」 ⇒ 「仕入れ先から直接お客様の元へ発送」
というような流れを作っておくと、
あなたが在庫リスクを負うことはなくなります。
これである程度、形ができてきたら、
自社在庫をもって、受注後、
スピーディーに出荷対応ができるようになることも実現できます。
しかし、それはまだまだ先に取っておく楽しみであって、
今は、目先の限られた資金と人数で、
いかにリスクを負わずに、
お客様に商品を販売するかに集中する段階です。
在庫をいかに抱えず、リスクを負わずに、
ビジネスを続けられるかを、まずは考えましょう。
無店舗でもできる方法を考える
お店を出すのは、はじめての起業家にとっては、夢の一つです。
飲食店勤務の方が、
「いつかは自分の店を」と自分の夢を、
来店しているお客様に語ることもありますが、
聞いているお客様は応援をしたくなります。
サラリーマンの夢は、マイホームと言われるのと同じように、
料理人の夢は、自分のお店を出店することのようです。
ただし、飲食店に限らず、
美容系でも健康系でも、物販でも、
店舗を持つということは、
「家賃などの高額の固定費」が、
その時点から発生することを、覚悟しなければなりません。
それはそのまま、あなたの倒産リスクを高めてしまうことにつながります。
「今、お店を出す」ことに拘るよりも、
出店の夢は、先の楽しみに温めておいて、
今は、まず、
スタートアップしたばかりの起業家として、
力をつけることを、最優先すべき楽しみと考える方が、
無難に、着実に、起業を成功に導けます。
飲食店を例に取ると、
「夜しか開いていない居酒屋を、昼間借りて、ランチ営業をさせてもらう」
「出張料理人として、パーティーやイベントなどで、腕を振るう」
「歩行者天国だけ、カンタンな屋台を出す」
「レンタルスペースを利用して、料理教室を開く」
など、店舗を持たず、固定費の負担が少ない中でも、
ビジネスを続けられるような方法は色々あります。
勿論、いつまでのそのステージで満足していてもいい、ということではありません。
そのステージは、はじめての起業家が、
いきなり失敗しないための、方法論の一つです。
「47都道府県すべてに店舗を出して、日本中のお客様に貢献する」
というような大きな夢を叶えるための、
基礎練習のようなものだととらえて下さい。
一見遠回りに思えるようなことを地道に続けることが、
起業の成功の近道だったりします。
ある程度の生活資金は用意しておく
起業して、いきなり大きな利益を上げられる。
起業当初は誰もが夢見ることですが、
実際にはそうではない現実に、はじめて起業した人は、
直面します。
特に養う家族をお持ちの方は、非常に困るわけです。
想像して見て下さい。
「起業なんて1円にもならないじゃないの。
お願いだから、ささやかな生活費だけでいいから、毎日持ってきてよ」
と懇願されてしまう日を・・・
はじめて起業をした人が、
いきなり大儲けをすることは、なかなかできません。
ですから、成功する起業の準備の一つとして、
「最悪の事態(=期待通りに売上が上がらない)であっても、
生活資金はあらかじめ用意しておく」
ということをオススメしております。
期間は、人によりますが、
一般的には、半年から一年分程度の生活費だと望ましいですね。
起業は、確かに、あなたの夢です。
成功をしていただきたいと思います。
しかし、
ご家族も一緒に喜んでくれるような起業のあり方でなければ、成功とは呼べません。
あなたが起業家として、成長するまでの期間であっても、
ご家族には少なくとも経済的な迷惑をかけないように、
準備をしておくことが、成功する起業家の必須条件ともいえるでしょう。
他ならぬあなた自身が幸せになれる方法
「儲かりそうだから」
「流行っているから」
という理由だけで起業をするのは、実は危険をはらんでいます。
と言いますのも、
流行りは必ず廃れるときが来ます。
儲かりそうなビジネスには、「来るな」と思っていても、
次々と、競合が参入してきます。
それでも続けられる起業家こそ、成功ができるのですが、
「儲かりそう」「流行っている」
という理由だけでは、続けることが難しくなります。
それよりも、
まずは、自分が長く続けられる分野で起業をしてみて下さい。
その中から
よりビジネスとして利益の見込めるものを、選んで挑戦してみる。
そうでないと、続けることができなくなってしまいます。
続けられる分野を見つけるための手段の一例を、ご紹介します。
以下の2項目の内容について、
あなたの思うところを、書き出してみて下さい。
正解不正解はありません。誰に見せるものでもありません。
あなたが思うことを素直に率直に、書き出すことが目的です。
「こんなもの、書いていいの?」
と思うことも、どんどん書き出してください。
最終的に出そろったものの中から、
あなたがやりたいことを選んでください。
熱中できる分野で勝負する
例えば、気が付いたら、
「もう、こんな時間か」
となる程、熱中している読書の時間のような、
そんな分野でのビジネスで起業できたら、
あなたもお客様も、みんなが幸せになれます。
起業の成功とは、
実は、シンプルに、そんなところにこそ、あるものなのです。
「好きではないことだし、気が乗らないけど、儲かるからやっている」
という心境は、ちょうど、
車のアクセルとブレーキを両方、踏み込んでいるようなものです。
確かに進みますが、
車にとって不健全であることは、
言うまでもありませんよね。
ブレーキになっているのが
「気が乗らない」という感情です。
このまま車を走らせたら故障してしまうように、
気が乗らないことを、イヤイヤやっていても、
収入と引き換えに、
あなたの人生からあなたの大切なものを奪われてしまいます。
結果、続けることが難しくなってしまうことが、多々あります。
あなたが熱中できること、
好きなこと、
心から本気になれること、
やり続ける事が苦にならないことで、
起業する分野を考えて下さい。
コチラもご参考にご覧ください。
⇒ 「好きを仕事にした人」の、その後の姿を知っていますか?
⇒ ビジネスの成功は〇〇が問われます。
⇒ 本当にやりたいことを見つける方法
自分が強みを発揮できる分野で勝負する
人間誰しも、生まれ持った強みを持っています。
これは、気休めではなく、本当のことです。
不思議に思ったこと、ありませんか?
自分が、とても苦労をしていることを、
他の誰かは、あっさりとやってのけてしまう。
しかも、クオリティはとても高い。
一方で、自分はとてもラクに出来上がるのに、
他の人が、驚くほど、苦労をしている。
これがあなたにも、
あなた以外のすべての人にも、
生まれ持った強みがあることの証明です。
上記「4.1 熱中できる分野で勝負する」の中でご紹介したことは、
見直してみると、「強み」になっていることが、少なくなかったりします。
「好きこそものの上手なれ」
のことわざの通りです。
「熱中できる分野」の中で
「強み」を発揮できる分野を選ぶことが、
あなたが起業で成功するために必要なことなのです。
コチラもご参考にご覧ください。
⇒ 40才超えの男性の会話が生み出すものとは?
⇒ 弱点だらけの起業家でも、成功できる秘訣とは!?
まとめ
いかがでしたでしょうか?
あなたが、起業して成功するためには、
「失敗しないために、してはいけないことを知る」
「成功するために、しなければならないことを実行する」
ということが、必要です。
せっかく、念願の起業をするわけですから、
お客様に貢献して喜んでいただくことはもちろんのこと、
あなたとあなたの大切な方々にも、
「起業したという、あなたの選択」が正しかったということを、
ともに喜びあえるように、
ぜひ、今回の内容を踏まえて、想像以上の未来を手に入れて下さい。
立志財団は、あなたの起業を心から応援しております。