【サークル5】夢の実現と収益性を両立させる

あなたの夢を叶えるビジネス成功の5サークルの続きです。

いよいよ最後のサークル5になります。
サークル5は効率性、収益性で、ミッションを実現させるところになってきます。

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ミッションが中心にあって、
自分の強み、そして商品・サービス、
そして戦略・戦術というところで
最後に効率性・収益性というところです。

ミッションは抽象的なので、
それを掲げるだけでは実現しません。

実現させていくためには、具体的な計画や、
収益性と効率性を考えるのが重要な要素になってきます。

それをこのサークル5で考えていきます。

利益はミッションを実現させるためのコスト

ただし収益性、特にお金の部分というのは
最初に考えると判断を誤ることが多いです。
いきなりどれが儲かるかということから考えていくと、
自分の強みでもないのにそれを無理にやろうとします。
自分のミッションに従っていない、
沿っていないのにやろうとして
心理的なブレーキが入りやすくなります。

心理的なブレーキが入ってしまうと、
結果的に行動を起こすことができず、
成果に繋がらないことがあります。

収益性もお金も大事ですが、
まずはミッションから考えていく。
最後に、お金、収益性が上がるように
ビジネスを組み立てていきます。
ミッションやビジョンを実現させていくには、
具体的な計画性が大事だということです。

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ピーター・ドラッカーも言っています。
利益とは、企業がビジネスを継続、発展させていくための条件であると。

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さらに優れたビジネスを行うためのコスト、
それが利益であるということで、
利益が決して目的ではないということです。

ミッションを実現させていくためのコストが利益です。

 

ミッションを効率良く実現させ、収益性を高める3つの方法

 

ミッションを効率よく実現させ、
収益性を高めるための3つの方法
お伝えしていきたいと思います。

まずビジネス計画について、
あとは数字による現状把握と改善という部分です。
そして3つ目が経営計画の発表会というところです。

ミッションを具体的に実現していく「ビジネス計画の作り方」

ビジネス計画は、
ミッションを掲げて具体的に戦略も理解できて、
それを実現していく上で作っていくことが大事になってきます。

具体的な計画、何をやっていくのかを掲げていかないと、
物事は進みません。
6か月のビジネス計画を作ってみてください。
途中で見直してもかまいません。
あまり先だと計画が立ちにくかったりしますので、
6か月先のビジネス計画を作って、
どんなタスクがあるのか見ていく形です。

ここで作っていくタスクは、
それぞれのプロジェクトがありますし、
あとPSM分析(プロダクト・セールス・マーケティング)に
もとづいて実行計画を作るのが大事です。

商品、営業、集客という、この3つでやるタスクです。
最初は各タスクをすべて洗いだしていきます。

タスクを洗いだして考える時に大事なのは、
付箋を使ってアナログで考えることです。
付箋を模造紙に貼り出していきます。
パソコンを使うことが多いのですが、
パソコンだと直感的に考えるのが難しいのです。
このタスクが多いな、こういうのが詰まっているなと、
ビジュアルで「見える化」するために付箋を使います。

ここのタスクは今月が持ち越しで来月だなとか、
これはもう少し前倒しでやろうとか、
これはこっちだなと動かしていける。
だから付箋を使ってアナログで考えるのが大事です。

全体像を見直す時はアナログで直感的に考えていった方が、
思考が整理されて、行動も取りやすくなります。
6か月間のビジネス計画を作ったら、
毎月、日々目立つところに貼ってください。
常にそれを見ながら、
今どういうことをやっていかなければいけないのか、
しっかり考えながら行動に移していきます。
月が終わったら、翌月のビジネス計画をまた修正していきます。
半年経ったら、それをもう一度刷新して、
新しく作り直していきます。

そういう形でビジネス計画を作っていくと、
具体的な行動が進んでいくという形になってきます。

 

数字による現状分析と改善

改善していくには数字での把握が大事になります。
「お客様がたくさん増えた」みたいな曖昧な表現だと、
どれだけ増えたのか分かりません。

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ビジネスの改善は基本的には数字を見ていくということ。
定性の感覚的な評価ももちろん大事ですが、
やはり定量的な評価も大事な要素になってきます。

数字で必ず把握するには、
損益計算書や貸借対照表を見ていくのが大切です。
難しくてなかなか分かりづらいという方も
もしかしたらいるかもしれませんが、

最低、毎月の試算表を見ていただきたいと思います。
売上がどれだけあって、経費がどれだけかかるか、
今月どれぐらい利益が残っているのかです。
毎月、月で必ず締めるというのは必ずやっていただきたいと思います。

しっかり締める会社の場合、
日計表という形で日々締めています。
今日の利益いくら、今日の経費どれだけで、
トータルすると1か月でこうという形です。
なるべく早く数字を知っていくのが大事です。

売上や経費の数字は把握しやすいのですが、
たとえば満足度や社内の清潔度などはなかなか
数字で計りづらかったりします。

それでもなるべく数字で置き換えられるようにしましょう。
数字で計測できたものでないと、改善できないからです。
数字で目に見えるようにするのは、
お客様からの評価も高いです。

Amazonや食べログも数字で評価しています。
お客様が評価することによって、
他の人もそれを見て購入を決めたりします。

数字で見えることは大事な要素になってきます。
常に自分の身の回りを数字で把握して、
その数字を見比べながら改善していくということです。

 

売上や利益より見なければいけない数字「KPI」

数字で把握する時に大事になってくるのが、
KPIという指標を見つけることです。

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『重要業績指標』と言いまして、
「キーパフォーマンスインジケータ」とも言います。
売上、利益の数字ももちろん大事ですが、
実際の行動ですぐに売上にはつながりにくかったりします。

たとえば営業の方であれば訪問件数が売上に直結しているのであれば、
いかに訪問件数を増やしていくかに特化していきます。
売上の訪問件数が、キーパフォーマンスインジケータで、
訪問件数が低ければそれを増やす施策をします。
どこに売上に直結、利益に直結する数字があるのかを
明確にするということです。

たとえば、サイバーエージェントさんであれば、
メディアビジネスに転換していく時に、
自社サイトのページビューがどれくらいになるのかだけに
注目していました。

売上は1回置いておいて、
ページビューを増やすことだけをメインに会議で話して、
その施策をしていきました。
すると最終的に売上も増えてくるようになりました。

東京ダイヤモンドさんという指輪の製造販売の会社さんの場合は、
指輪の新作のアップ数です。

新作をホームページにアップしたら、
アップした分だけ売上が増えるという相関関係が分かったので、
新作をいかにアップするかに特化していきました。

ですから、このKPIという数値を見つけるのが大事な要素になります。

最初から見つかるものではないし、
それぞれの会社さんのビジネスモデルによって変わってきますが、
その数字を早く見つけて、
見つけたらそこに特化して数字を改善していくということ
やっていただけたらと思います。

あなたの理想の未来を仲間と共有する「経営計画発表会」

3番目は経営計画発表会です。
ビジネス計画は半年に1回ですが、
そこに合わせてもいいし、別途でもいいです。

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1年に1回は経営計画を発表する機会を設けるのも大事な要素です。
特にスタッフや仲間を巻き込んでいく場合は、
経営計画を作っていかないとなかなかうまくいきません。

経営計画発表会はすべての関係者が同じ方向を
向いていくためのものです。

ですから、呼ぶ人は経営幹部、従業員、取引先、銀行や家族。
お客様も招待していいかもしれません。
自社のビジネス内容を聞いて欲しい人に向けて発表する場です。

これは年に1回なので、1年の計画を示すのも大事だし、
10年先とか20年先のビジョンやミッション、
方向性を指し示すことも大事になってきます。

常に人は方向性を指し示さないと、
今どこにいるのか分からなくなってきます。

経営者の一番大きな仕事は、ビジョン、
どこに向かうのかを指し示すことです。
細かい作業は従業員や外注の人にやってもらうことができますが、
経営者はどこに行くのかを定めるのが一番の仕事ですから、
それを常に言い続けるのが大事です。

人間は忘れやすい生き物です。そういった目標や方向性は、
目の前の仕事をやっていると忘れがちになってしまいます。
ですから、定期的に示すことで
常に自分たちの船が向かう先をアピールしなければなりません。

発表会は1年に1回ですから、正装してやるのも大事です。
雰囲気がだらだらしてしまうと、
しっかりした発表会だと認識されませんから、
社員にも正装してもらって、しっかりと準備してやりましょう。

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経営計画発表会で話す内容は、まずミッションです。
どういうミッションでやっていくのか。
志なのか。どういうビジョンを示すのか。

そして自社のビジネスモデルを再認識して発表します。

さらに実績ですね。

この1年間の実績、前年度の実績、
過去何年かの実績を提示して、
今期の数値目標、中長期、3年後5年後の中長期の数値目標を出します。
数値目標をどこまで出すかは会社さんによって違うと思いますが、
直近の数値目標は出した方が良いと思います。
最後にお伝えしたいのは、会社のルールです。
自社のルールをこういった場であらためて認識します。
従業員に対してはこういうふうに考えていて、
社内の運用の規定はこうなっていますとか、
社内のルールを説明します。

大事な場ですので、経営計画発表会を年に
1度は必ずやっていただきたいと思います。

意外とお客様は分かっていても、
関係者、スタッフが分かっていないことも多々あったりします。

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