孫正義さんが3.3兆円の投資をする理由

こんにちは、坂本憲彦です。

先日、ソフトバンクの孫正義社長が
ARM社の買収を発表されました。

私もこのニュースを見て、驚きました。

今、この時点で、また新たに
3.3兆円の買収をして、新しい事業に参入するというのが
本当に驚きでした。

ちょうど10年前の2006年に
ボーダフォンを1.75兆円で買収した当時も
非常に驚きを持って伝えられましたが、
今回は、その買収金額をさらに上回る金額です。

日本企業の歴史の中でも類をみない金額の買収を
また、孫さんが行ったというのが本当にすごいと思いました。

ただ、なぜ孫さんは、このARM社を買収しなければいけなかったのでしょうか?

その理由を今日はお話したいと思います。

なぜ、孫正義さんは3.3兆円を投資してARM社を買収したのか?

その理由をお話していきます。

ところで、あなたは、
ソフトバンクという会社は
何屋さんか分かりますか?

ソフトバンクは、何屋さんと聞くと、
多くの方は、
「携帯電話の会社」
と答えると思います。

今、コマーシャルもバンバン流れていますし、
ソフトバンクのイメージで一般的に強いのが
携帯電話のイメージです。

では、なぜ携帯電話の会社が
3.3兆円も投資して、IoTという
モノのインターネットの会社を買収する必要があるのでしょうか?

それは、ソフトバンクが
携帯電話の会社ではないからです。

ここが分かっていないと
孫さんの行動が見えてきません。

最近もネットニュースで
「孫正義が迷走している」なんて記事を見ましたが、
おそらく、孫さんの根底の部分が分かっていないと
迷走しているように見えると思います。

そもそもソフトバンクは何屋さんから始まったかというと、
PCソフトの卸会社からスタートしています。

そして、その後、1990年代に入って
Yahoo!BBに代表されるインターネット回線の会社になりました。

そして、2006年にボーダフォンを買収して
携帯電話の会社になりました。

こうやって見てくると、
ソフトバンクのやっていることは、
ころころと変わっていっています。

だから、一見すると、
迷走している会社のように見えますが、
業績はずっと拡大しています。

ということは、ソフトバンクは何屋さんなのでしょうか?

その答えを孫正義さん本人が直接語っているのが、
こちらの動画です。

http://webcast.softbank.jp/ja/press/20100625/index.html

これは孫さんが、2010年の株主総会で話した
「新30年ビジョン」
というプレゼンテーションの動画です。

2時間超のプレゼンですが、
この動画を見ずに、今のソフトバンクの動きを
語ることはできません。

孫さんが、どのようにビジネスを考え、
何をしようとしているのかを
ご本人が語られています。

私は、この動画を見て、
本当に衝撃でした。

孫さんの頭の中は、こんな風になっているんだということが
まざまざと分かりました。

孫さんのビジネスの作り方から、
孫さんが予想する人類の未来まで、
どのように世界が変化していくのかを、解説してくれています。

このプレゼンを見ることで、
今回の3.3兆円の投資も納得することができます。

なぜ、携帯電話事業で安定しているにもかかわらず、
日本経済史上でも類を見ない
巨額の投資をしなければならないのか?

なんのために、
これだけの投資をして、
ソフトバンクは、どうなっていきたいのか?

この動画を見ることで、
理解できると思います。

「新30年ビジョン」(孫正義)
http://webcast.softbank.jp/ja/press/20100625/index.html

ぜひ、ご覧いただければと思います。

それでは、今日もあなたのビジネスが進んでいくことを願っています。

ともに志を実現していきましょう。

ありがとうございました。

追伸
先ほど紹介した「新30年ビジョン」の動画ですが、
私は、特に最後の10分間が大好きです。

孫さんが、なぜ、こんなにも挑戦し続けているのか?

なぜ、ビジネスをさらに拡大させていこうとするのか?

その理由を知ることができます。

ぜひ、最後まで見てみてくださいね。

思いがけない衝撃があると思います。

それでは。

坂本憲彦

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