人生経験を重ねるほど、「自分らしさ」という言葉の重みは増していきます。
けれど同時に、「今の自分は本当にこれでいいのだろうか」と感じる瞬間も訪れます。
そんな大人世代に寄り添い続けているのが、ビューティスタジオ楽美代表・熊井聡子さんです。
美容歴43年。化粧品会社に38年勤め営業・支店長・教育担当として現場と育成の両方を経験。その後独立し、現在は「外見も心も豊かに美しく」をテーマに、大人女子(男子)向けのビューティーコンサルを行っています。そんな美容の道のスペシャリストの熊井さんにお話をお伺いしました。
【第一章 印象は顔からはじまる】
人と向き合ったとき、まず目に入るのは顔。その印象をやわらかく包むのが髪型です。
「髪型は、いわば印象の額縁のようなものだと思っています」メイクももちろん大切ですが、長さやフォルムが変わる髪型は、より大きな印象変化をもたらします。だからこそ似合う軸を知っていると安心です。
楽美では、髪型診断に加え、パーソナルカラー、美ボディ、メイク、スキンケアまで総合的にアドバイス。単発の診断だけでなく、トータルで学べる本格講座も開講しています。
【第二章 40代からの変化に寄り添う】
対象は主に40代以降の大人世代。
仕事、家庭、子育て、介護。忙しい日々の中で、自分のための情報収集は後回しになりがちです。気づけばトレンドが変わり、以前の装いがしっくりこなくなることもあります。
「違和感には、必ず理由があります」
顔立ちや骨格、肌の質感が少しずつ変わる中で、似合う色や形も自然と変化します。それを否定するのではなく、今の自分に合わせて整えていく。それが大人の美容だといいます。
人前に立つ機会の多い方、プロフィール写真を撮影する方、婚活を始める方、自分をもう一段磨きたい方——。それぞれの人生の節目に寄り添っています。
【第三章 美は内面を照らす】
熊井さんの座右の銘は「美は力なり」。
外見を整えることは、単なる見た目の問題ではありません。自分を大切に扱うという姿勢そのものです。「性格はすぐに変わらなくても、外見は少しの工夫で変わります。そして変わった外見が、自信を育ててくれることがあります」
派手にすることでも、高価なものを買うことでもありません。自分の個性や魅力を理解し、引き出す“技”を知ること。その積み重ねが、静かな自信につながっていきます。
その自信は、仕事や人間関係にも自然と広がっていきます。無理なくでも確実に。
【第四章 学びを支える場所】
熊井さんは日本化粧品検定協会認定校「コスメライセンススクール京都南校」も運営しています。
化粧品成分、皮膚科学、業界知識、法律まで体系的に学び、資格取得を目指す方を支援。就職・転職・スキルアップの武器として、また自分に合うコスメ選びの基礎知識として、多くの方が受講しています。
美容は感覚だけではなく、知識の裏付けがある世界。その両輪を大切にしています。
【第五章 幼少期から続く“美”への憧れ】
美容への道は偶然ではなく、幼い頃から「きれいなもの」が大好きでした。限られたお小遣いの中で、どうすれば素敵に見えるかを考え続けた少女時代。
雑誌を切り抜いてファイルにまとめるほどの情熱だったそうです。大学卒業後は化粧品会社へ就職。ファッション業界か美容業界の二つの選択肢からの選択だったそうです。
営業、支店長、教育担当として全国を飛び回り、知識と経験を積み重ねました。やがて独立を決意。
準備を整えたタイミングでコロナ禍に直面するが、即座にオンラインへ切り替え、新たな形に変換。「やると決めたら続ける。」それが私の強みかもしれません。
【第六章 自分を俯瞰するという贈り物】
「自分を客観的に見ることができると、新しい扉が開きます」私たちは鏡の中の自分しか見ていません。本当の印象は、他人の目の中にあります。顔型や雰囲気の自己認識が違っていることも少なくありません。それを知るのは少し勇気がいりますが、知った先には新しい可能性が待っています。似合うを知ることは、自分を否定することではなく、受け入れること。
外見も心も豊かに美しく——。
その志のもと、熊井聡子さんは今日も、誰かの魅力を静かに引き出しています。

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