学んだことをやり続ける 実践することで売り上げは10倍に

立志財団会員ロング・インタビューでは、会員の志やビジネスのストーリーをご紹介していきます。

今回は、株式会社イマジン・クオリティーズ 代表 廣瀬知生 (ひろせともお)さんです。
廣瀬さんは立志塾5期生で学ばれました。今でも立志塾で学んだことを実践し続け、会社の成長に繋がっているそうです。廣瀬さんが立志財団で学んだことをどのように活かされているのか、お話を伺いました。

挫折から学び再度独立へ

−立志財団に入る前はどのような状況でしたか?
廣瀬:保険代理店として独立したての頃でした。

その前に1回起業をして、失敗した経験もあるんですね。
なぜ失敗したかを考えて、勉強をして、起業家に大切なのは、まず営業力だというところに至りました。
もう一回起業するのであれば学ぶ必要があるというところで、ちょうど保険代理店業の話があったので、研修生コースに入って学びました。

独立当時はそんなに契約もなかったですし、最初は一人で始めましたが、保険代理店業は成長していかないと淘汰されて吸収合併されてしまいます。
成長組織化というところは絶対にやらなければいけない業界ですが、それをやっていくためのノウハウが全くありませんでした。
一人親方から経営者になっていくためには頑張っていかないといけないなと思っていた状況でした。

 

実践している人から学ぶ

―なぜ立志財団に入会しようと思いましたか?
廣瀬:もともとは坂本先生の会社の保険の担当をさせていただいていたんですよね。
立志財団を立ち上げられた頃だったので、保険のために事業の内容を聞いていたのがきっかけです。

坂本先生が本を出版されたということで本を読んで、起業家としてやっていく上でのマインドセットが腑に落ちてすごく勉強になりました。
そして立志塾の説明会もあるということで行ってみて、坂本先生の立志財団の取り組みに触れました。
自分にない経験やノウハウをお持ちであることと坂本先生のお人柄から、勉強になることがありそうだなと感じました。

コンサルタントというと口だけの人もたくさんいる中で、先生は実際にやってこられているというところもあって教えていただこうと思いました。

学んだことを実践し続けて10倍の成果へ
―立志財団に入会してどのような変化がありましたか?
廣瀬:坂本先生から教えてもらった中で一番大きかったことは事業計画です。
立志塾を卒業してからも事業計画の共有はずっとやり続けています。
会社は9期目に入って、メンバーが8人になりましたが、人数が増えていく過程の中でも一番核になっているところです。

ベースとなる真志命も変わっていません。理念をもとに経営をやっていくことを継続しています。
いろんな判断をすることにおいても、そこがベースにあるのが大きいですね。

一人だった時に比べて売り上げは10倍以上になっていて、会社としてもかなり成長できました。

私も過去に相当いろんなセミナーに出ていますし、今も行っていますけれど、学んだことを実践する人は少ないですよね。実際にやり続けるのは大変ですが、私は立志塾で学んだことはかなりやっていると思います。

 あとは、うちの会社はホームページを作っていません。
ですが、うちの名前を検索すると立志財団のホームページが出てくるみたいで、新規のお客様はそこから割と見てくれています。
もともとそんな風にするつもりは全くありませんでしたが、立志財団がうちのホームページ代わりになってくださっています。

挑戦する人に寄り添い支える

―真志命を教えてください
廣瀬:私の真志命は『挑戦をサポートすることである。』です。

この真志命は、立志塾の時から変わっていません。
ここに至ったのは、立志塾で過去を振り返るプロセスの中で、私自身がいろいろなチャレンジをしてきたし、チャレンジをするのが好きだったんですね。
そこから、自分と同じようにチャレンジする人たちをサポートすることが自分の志命なんじゃないかなというところに至りました。

私の中でサポートという言葉はしっくり来た感じですね。
保険の仕事をやっていたというところがあるかもしれないです。
私たちが主役になるわけではなくて、必ずお客様に寄り添う仕事になってくるので。

私は、前回の起業の失敗も結構大きいですけれど、学生時代には野球をやっていて、けがでうまくいかずに挫折したり、チャレンジをすると結局いろいろあるじゃないですか。
でも、チャレンジをしなかったらよかったなという想いはみじんもないんです。
私自身、これからもチャレンジをしていきたいですし、チャレンジをしてきたところの経験を活かして役に立てると考ているところです。

どんな人でも必ず何かしらの挑戦はしていると思います。
起業家であればリスクを取りに行っているので、挑戦は日々ありますよね。
個人のお客様は、直接イメージしにくいところではありますが、考え方的には、社会人になる、結婚する、子供ができる、家を買う、といったライフイベント毎に、これまでにないチャレンジをしていきますよね。
その中で自分の収入で働けなくなったらどうしようとか、家のローンを組んで自分が死んじゃったらどうしようとか、個人の人でも、チャレンジしてみるとこれまで見えなかったものが見えてきます。
チャレンジしているという認識はないかもしれないですけどね。でも、それってチャレンジすごくしていますよね、という話をするとみんな確かに、と思うところはあると思います。そういった人を保険で支えています。

立志財団は無理をしなくていい居場所

―立志財団ではどのような取り組みをされましたか?
廣瀬:立志塾で経営者としてのやるべきことのベースができました。事業計画をつくるところだったり、パワポを使ってプレゼンを作ったり。いまだにパワポの使い方はその時に勉強したものが参考になっています。事業にしていく第1歩を立志塾で教えてもらいました。      
その辺を実際にやり続けてきたので。理念に共感してくれる人たちが現在残ってくれていると思います。
立志塾の後、実際の活動はそんなに参加できていなくて、たまにタイミングがあった時に参加という感じです。ですが、私自身ここでいいものを学ばせてもらいましたし、坂本先生の想いも応援したいなと思っているので、参加できていないですけれど会員としては残っていたいと思っています。参加も無理しなくていいというのが立志財団のいいところのひとつだと思います。

いかに実践してやり続けるかが大切

―皆さんにメッセージをお願いします
廣瀬:今集まっている方たちは志がある方たちだと思うので、立志塾の5期生として後に入ったメンバーに対してということで言うと、いかに実践するか、やり続けるか、自分への厳しさというところをお伝えしたいです。

実際マインドのところがいくら良くても、売れないと経営としてはやっていけないという世の中の厳しさもあります。
本当に起業家としてやっていきたいのであれば、その辺は厳しく自分を律する覚悟は必要だと思います。
そうじゃなくてもうまくいく人もいると思うんですけれど、私は日々自分に負けるので、自分を奮起しています。

財団で学んだことを活かしていい成長をする起業家がたくさん出ると面白いですよね。