お客様は神様です!の本当の意味は!?
こんにちは。
立志財団の森川応樹です。
今回は、
「お客様は神様です!の本当の意味は!?」
という内容で、おとどけいたします。
お役に立ちましたら、幸いです。
「お客様は神様です」
誰もが知っているこの有名な言葉ですが、
ビジネスパーソンのあなたは、
どのようにとらえていますか?
「お客様は神様なんだから、
売り手はお客様に、
頭を下げて当然!」
「お客様は神様なのだから、
お金を支払ってください神様の
言いなりになるのが、当たり前!」
「お相手にしているのは神様なのだから、
売り手は、少々のわがままには従うべきだ!」
世の中には、残念ながら、
そのように勘違いしている
自称「神様」も存在しているのが
事実です。
私事にはなりますが、
私もそのような相手と
勤め先の都合で仕方なしに
やり取りをしなければならかなったことが
少なからずありました。
悔しいやら、
情けないやら、
いい思い出は、あんまりありません。
ここまで極端な話ではなくても、
似たようなことは、
あなたも見聞きしているかもしれません。
ビジネスにおいては、
売り手は買い手の要望をかなえた対価として、
代金を受け取ります。
ですから、
本来は、フィフティフィフティの関係のはずです。
ただ、実情は、
「売り手 < 買い手」
の関係になっていることが
少なくはないようです。
ですから、
私を含めて、少なくない方が
「お客様は神様です」
と言われると、
あんまり、
いい感情がしないのではないでしょうか。
ただ、ですね・・・
最近、
「意外に、そうでもないかもしれない」
と思うことがありました。
「ある意味、お客様は神様なのかも」
とすら、思ったのです。
私は立志財団に関わらせてもらっている傍ら、
会社員として、沖縄県で働いています。
「師走」
という言葉が示すように、
師匠クラスの方ですら、
走り回るほど忙しい時期なのですから、
私のような凡人は、
多忙に多忙を重なってしまうと、
ミスを連発してしまったり、
委任した仕事の遅れを
フォローしてあげることができなかったり、
誰かがしなければならない
ババ抜きのジョーカー的な
面倒事を回避できなかったり、
振り返ると
面白くない思いを続けていた
一か月でした。
そんな折、歳末のご挨拶に
お客様のところに伺いました。
そのお客様は、
私以上にお忙しいにも関わらず、
お時間を取ってくださいました。
世間話もありましたが、
「今年、私がやり残したこと」
「それを来年は、やり遂げたいと思っていること」
それを伝えました。
お客様も、同じように、
「今、感じている課題」
「仕事へのやりがいなど」
を語ってくれました。
そして、
そのために、私ができることに対して、
期待と信頼を伝えてくれました。
さて、ここで・・・
あなたご自身の経験を振り返ってみてください。
そのような言葉をかけていただいた時の
あなたご自身の心境を。
私の場合、
その言葉の数々が、
腐りかけていた私の気持ちに
温かいものを与えてくれました。
言葉をかけてくれたお客様ご本人には、
そこまでの自覚もなく、
何気ない言葉であったとしても、
その人の言葉を受け取った私に、
大きな影響を与えることがあります。
仕事で面白くない感情に陥っていた私を
あっという間に、
すがすがしい感情に変えてくれたのは、
お客様の言葉でした。
そして、
期待と信頼をしていただけるのは、
ひょっとしたら、
私が提供してきたものの対価、
なのかもしれません。
(手前みそなお話ですが。。。。。)
その対価は、
私の感情を一瞬で変えてくれました。
「お客様は神様です」
というのであれば、
そのような
ギフトを与えてくれるから
ではないでしょうか。
でも、実は、
私たちの身近に存在していて、
毎日のようにやり取りを重ねている相手も、
神様並みに、私たちに
幸せを与えてくれるかもしれません。
サンタクロースは、
いい子にしているご褒美にプレゼントをくれます。
神社の神様は、
お賽銭の見返りに願いをかなえてくれます。
私たちのお客様は、
私たちの仕事の質に見合うだけの
喜びを与えてくれるようです。
青臭い話で恐縮ですが。
今日の内容がお役に立ちましたら幸いです。
今日も最後まで読んでくださいまして
ありがとうございました。