売上倍増、本好きの販売員の想いで始まった文庫X とは
「申し訳ありません。
僕にはこの本をどう勧めたら
いいか分かりませんでした・・・」
文庫Xという
題名も著者も内容もわからない
本がいま、爆発的に売れています
売上も一気に倍増
ありえない売上に・・・
こんにちは、関範昭です。
「文庫X 」
ある書店で売り始めて
2ヶ月で1600冊
普通は1ヶ月20冊売れれば
月間トップになるので、
異例の売れ行きなんだそうです。
なぜ、そんなに売れているのでしょうか?
今回は、文庫Xのマーケティング
に注目したいと思います。
「文庫X」
表紙も名前もわかない
この覆面本は
テレビ朝日の羽鳥慎一モーニングショー
でも取り上げられ
最近、巷(ちまた)を
にぎわしている本です。
この本
盛岡駅の1F
さわや書店フェザン店の
販売員のアイデアで始まります。
その販売員さんは
入社して1年の長江さん
とても良い本で
ぜひみんなに読んでほしいけど
なかなか手にとってくれない。
でも、なんとか読んでほしくて
その本の内容を一切知らせないように
ブックカバーをして
表紙が見えないようして
中も見れないようにビニールで包装し、
レシートにもタイトルは表示されなうようにして
販売していました。
情報で明らかにしているのは、
「価格(税込み810円)」
「小説以外」
「500ページ以上」
の3点のみ。
そして、ブックカバーは
自筆で熱いメッセージを書いて
自作した物でした。
そして、その覆面本は
多くの人に受け入れられ
その店舗で一月で700冊以上
を売り上げてしまいます。
そしてその取り組みは
全国に広がります。
その売上の伸びは、
出版元でも驚きだそうです。
しかも、こういったネタは
たいてい、ネタバレが
数多く出るものです。
しかし、
そういったネタバレも
かなり少なく、多くの人は
書名などは言わないでいます。
一体なぜ、
これほど受け入れられたのでしょう?
もちろん、本の内容が良いことは
当たり前です。
なにせ、この販売員を始め
この本に携わる人は
良い本でなかなか売れないことを
残念に思っていたくらいです。
それは、まさに、
ブックカバーに込められた
自筆の文章の想いに
反応したからだと思います。
では、そのブックカバーの想いを
掲載したいともいます。
———–ここから————
(背表紙)
さわや書店 入魂の一冊!
(表紙)
申し訳ありません。
僕にはこの本をどう勧めたらいいか
分かりませんでした。
どうやったら
『面白い』
『魅力的だ』
と思ってもらえるのか、
思いつきませんでした。
だからこうして、
タイトルを隠して売ることに決めました。
この本を読んで
心が動かされない人はいない、
と固く信じています。
500Pを超える本です。怯む気持ちは分かります。
小説ではありません。
小説以外の本を買う習慣がない方には、
ただそれだけでもハードルが高いかもしれません。
それでも僕は、
この本をあなたに読んで欲しいのです。
これまで僕は3000冊以上の本を読んできました。
その中でも
この本は、少しでも多くの人に読んで欲しいと、
心の底から思える1冊です。
(裏表紙)
この著者の生き様に、
あなたは度肝を抜かれ
そして感動させられることでしょう。
こんなことができる人間がいるのかと、
心が熱くなることでしょう。
僕が生きるこの社会の不条理さに、
あなたは憤るでしょう。
知らないでは済まされない現実が、
この作品では描かれます。
あなたの常識が、激しく揺さぶられることでしょう。
あなたもこの作品と出会って欲しい。
そう切に願っています。
ここまで読んでくれた方。それだけで感謝に値します。
本当にありがとうございます。
※もし既にお持ちの本であった場合、
返金いたしますのでお申し出ください。
文責:長江(文庫担当)
———–ここまで————
どうですか・・・
こんなこと書かれたら
興味を惹かれますよね。
人は想いが伝われば
興味を持ちます。
そしてもっと知りたいと思うはずです。
そしてその商品が売っているものなら
ほしいと思います。
あなたは、
そんな想い、つたえていますか?
それでは、今日もありがとうございました!
あなたの志の実現を応援しています!
それではまた。
関範昭