起業家が成功するためには義務と想いを伝えることが大切
~志から事業を作る~ THE MISSION CHANNEL
「起業家の義務は想いを伝えること」
「社員との意思疎通がうまくとれない・・」
「家族に反対される・・・」
事業をしていくうえで、こんなことを思ったことはないですか?
そんな悩みがあるあなたに、
坂本先生が解決の手がかりを語ってくれています。
10分ちょっとの動画ですので、この後すぐ、ご覧くださいね。
~志から事業を作る~ THE MISSION CHANNEL とは
長期的に発展し続けるビジネスをどのように作っていけばいいのか?自分も家族もお客様も幸せになるビジネスの作り方をお伝えします。
●はじめに
起業家の義務は想いを伝えることです。
起業家にはやらなければいけない仕事がいろいろありますが、その中でも一番大事なところをお話したいと思います。僕が考えている、起業家の義務というのは想いを伝えるということです。想いというと抽象的な言葉ですが、その会社、その仕事をやっている理由です。
●人を動かすには
なぜそれを語らないといけないか。経営者というものは、アルバイトや社員さんを使って、人と一緒にやっていくことに、事業は大きくなっていきます。お客さんにファンになってもらって、商品を買ってもらうことが必要です。取引先、仕入先とも人間関係をつくらなくてはなりません。人が何で動くかというと、利益の供与もひとつですが、もうかるならその人と付き合えるかというと、そうでもありません。この人と付き合えばもうかるかもしれないけど、この人のこと気に食わない、嫌だ、というのがあれば付き合わないでしょう。
人の感情というのは、単純に利益だけではありません。なぜその人の商品を買いたいと思うかというと、それがその人の持っている想いです。さらにいうと、なぜその仕事をやっているのか、なぜその商品を売っているのか、これがきちんと説明できるかどうかが大事になってきます。
「自分の生活のために売ってます」という人と、「こういう経験があって、こういう人を助けたいので、こういう商品を販売しています」という人といれば、どちらの人と取引したいと思うでしょうか。ビジネスはお金もうけだけではなく、私は社会貢献だと考えています。人を助けたいというのが、ビジネスの原点だと思っています。
●ビジネスは社会貢献
例えば、このボールペン。これを売るのも社会貢献です。ボールペンを自分で作ることはできません。でも文字を書かなければいけません。そのときに、ボールペンを自分の代わりに作ってくれる人がいるから、これを利用できるわけです。これは人の役に立っているということなので、社会貢献になります。ビジネスは、人の役に立たなければなりません。自分の役に立つから、人はお金を払うわけです。
●お金をもらいながら社会貢献
私は、仕事をすること自体が社会貢献だと考えています。誰かの役に立っているから、会社でお給料をもらえているわけです。社会貢献はボランティアである必要ではないし、本当の社会貢献はお金をもらいながらするものだと私は思っています。なぜなら、お金をもらいながらでないと、継続するのが難しいからです。ボランティアでやるには限界があります。
例えば、駅前でボランティアでゴミ拾いをやりましょう、といったときに、1、2回なら参加できると思います。しかしこれが10年やってください、といわれるとどうでしょう。物理的に無理になってきます。そこに関わる人に、きちんと報酬を出して、安定して生活できるようにしてあげるというのも、ひとつの社会貢献です。
●仕事が個人的な理由とつながることが大切
言葉だけの社会貢献ではなくて、心からやっている社会貢献、私利私欲ではなくて、本当に人を助けたいという思いからきているかどうかが、重要になってきます。起業家経営者というものは、パーソナルな理由とつながっていることが大事です。こことつながっていないと、上っ面の理由になるので浅くなってしまいます。
サラリーマンの方でも、自分の理由とつながったほうがいいです。自分がどんな仕事をしたいのか。自分がなんのために生きているのか、というところと、自分の仕事がつながってくると、例えばボールペンを作るにしても、想いが出てくるわけです。するとそれに共感する人が出てきます。例えば、「自分は小さい頃、いいペンが買ってもらえなくて苦労したので、今はボールペンを作る会社で、子どもたちによりよい環境で勉強してほしいので、そういう想いでポールペンを作っています」と言われると、協力してあげたい、助けてあげたいと思う人が出てきます。応援者が出てきます。
●おわりに
自分の想いを語って、協力してもらえる体制をつくる、これが非常に大事になってきます。皆さんもなぜこの仕事をやっているのか、それが自分の個人的な感情のつながるストーリーをぜひ語ってください。