立志財団の執行役員、長井慎です。
先日、母校の大学の後輩で起業を志す学生と話す機会がありました。
彼はビジネスコンテストの本選に出場する予定ということで、
短い時間でしたが、できる限りアドバイスをさせていただきました。
彼の企画は、飲食店向けのスマホAIアプリの開発です。
AIを使ってユーザーのレビュー評価を分析し、
さらにSNS機能を加えることで、ユーザー同士でレビューを共有できるというアプリです。
私はまず次の3点を伝えました。
●資本金・運転資金はどれくらい必要なのか？
●投資されたお金がどのような価値に変わるのか？
●その価値がお客さんに届いたときに、どれくらいの収益が生まれるのか？
これらの点を明確にすることをアドバイスしました。
これは銀行や投資家、ビジネスコンテストの審査員から見ると、
特に重視されるポイントです。
ただし、最終的に人の判断を動かすのは感情です。
私が学生に一番伝えたいことは、
「なぜ自分がそのビジネスをするのか」を明確にすることでした。
なぜその仕事をするのか？
なぜそのプロジェクトを始めるのか？
なぜその事業に取り組むのか？
この「志のストーリー」に人は心を動かされます。
立志財団の会員からよくいただく質問の一つに、
「どうすれば志が見つかるのか？」というものがあります。
私がおすすめするのは、「様々な志に触れること」です。
高校2年生のとき、私はネットマーケティングの世界に入り、
夢や目標を持った多くの人たちと出会いました。
当時は自分の志が何なのか分からず、
皆さんの夢や目標を聞いても、自分にはビジネスが向いていないのかもしれないと思っていました。
しかし、高校3年生のときに初めて坂本憲彦先生に出会い、
その志に触れ、「坂本先生のように人を助けたいと真剣に語れる大人になりたい」と思いました。
志を見つけるための第一歩は、
「多くの志に触れること」です。
「鉄は鉄によって磨かれ、人はその友によって磨かれる」という言葉があります。
もとは聖書に由来するものですが、
今では「人は人によって磨かれる」ともよく言われます。
立志財団では「志は志によって磨かれる」とも表現します。
ちょうど来年2026年1月17日（土）には、
そんな「志と志で磨き合う」リアルイベント「第5回立志フェスタ」が開催されます。
2名の志あるプレゼンターの話を聞き、
集まる志あるリーダーたちとつながり、
参加者全員が自分の志を伝えることができるイベントです。
あなたの志をぜひ多くの方と共有してみてください。
志を共有することで、新たな仲間との出会いがあります。
まだ志が見つからない場合でも、
私のように人の志に触れることで、
自分の志が見つかるかもしれません。
私も池袋の会場に行きますので、ぜひお会いしましょう。
遠方の方はオンライン参加も可能です。
詳細を記載しますね。
【第5回立志フェスタ】
◆日時：2026年1月17日（土）15:00～19:30（懇親会含む）
◆会場：YRイベントホール
東京都豊島区西池袋1-10-15
（JR池袋駅南口から徒歩1分、「養老乃瀧」が入っているビル）
◆詳細はこちら：https://risshi.or.jp/news/12070/
今年ももう終わりに近づいていますが、
来年へ向けて、一緒に準備を進めていきましょう！
ありがとうございました。
