「会社を発展させる為経営者が経営理念を浸透させるにはどうしたらよいのか」
~志から事業を作る~ THE MISSION CHANNEL
「会社を発展させる為経営者が経営理念を浸透させるにはどうしたらよいのか」
~志から事業を作る~ THE MISSION CHANNEL とは
長期的に発展し続けるビジネスをどのように作っていけばいいのか?自分も家族もお客様も幸せになるビジネスの作り方をお伝えします。
●はじめに
こんにちは、坂本です。
経営理念を浸透させるには、ということでお話していきます。
経営理念をつくったけれども、なかなか浸透しない、ということが多いと思います。経営者の方は、つくった経営理念をただのお題目にしてはいけません。浸透させることによって、自分の会社がひとつの価値観でまとまって、行動していくことができます。
●経営理念を浸透させるにはどうするか
一番大事なのは、経営者自身が経営理念をしっかりと理解して、経営者自身が経営理念に沿って行動していくということです。
経営理念というものを、社員を縛るためにつくるものだと勘違いされている方がいますが、決してそういうものではありません。誰が一番経営理念を守らないといけないかというと、言わずもがな、経営者自身です。まず、経営者自身が、すべての意思決定を経営理念に基づいて行っていくということです。経営者が守っていないのに、部下が守るはずはありませんので、社員に浸透させる前に、まずは自分自身が経営理念に沿って意思決定できているかどうか、を意識してください。
●経営理念を何度も何度も話す
経営理念に基づいて意思決定をしているということを、いろんな場で言っていく必要があります。何度も言っていく必要があります。これは福島正伸先生という、コンサルタントの先生のお話ですが、あるクライアントの方が相談に来られて、経営理念がなかなか浸透しないと言われました。「あなた、何回ぐらい言いましたか」「100回ぐらい言いました」「100回ですか?1日100回言われてるんですか」「いやいや、今までに100回ぐらいです」ということで、それぐらいではなかなか浸透しませんね、と言われたということです。
経営理念というのは、口を酸っぱく、飽きるぐらいまで、飽きても飽きても言っていく。それぐらいしないと、会社の中に浸透していくことはありません。
●部下にも考えさせる
自分の信念に沿った経営理念ができれば、経営者自身が何度も言っていく必要がありますし、経営者自身がそれを守って行動していく、ということが非常に大事です。部下に何か判断させるときも、経営理念に基づいて判断させる、部下自身に考えさせる、ということが大事です。「俺の意見はこうだ」と言ってしまうと、経営理念をつくった意味がなくなってしまいます。
●常に経営理念を目にする状態にする
名刺に経営理念を入れたり、電話の応答のときに自動音声のときに、必ず経営理念を言ってから答えるとか、経営理念を言ってから会社名を言うとか、メモ用紙の下のところに経営理念を印刷するとか、常に経営理念に接するようにありとあらゆる施策をしていって、ようやく浸透してくるので、経営理念の浸透は3年ぐらいかけてやっていくということが大事です。経営者は、それが3年かけてでもやりたいことかどうか、ということが大事です。
経営理念が浸透して、ひとつの価値観で動ける会社になってくれたら、全員の方向性が一致するので、大きな力となります。