【必見!】カウンセラーになるには?  資格と仕事ガイド

カウンセラーの仕事とは?

悩みを抱える人の相談相手となり、

専門的な知識や技術を活用して、

その人にとってもっともふさわしい

解決方法を導く手助けをするお仕事です。

 

カウンセラーは、

社会において専門的な知識や技術を活用して

相談に応じるすべての人のことを指すと言えますが、

一般的には

心の悩みに対してサポートする人

心理カウンセラーと呼ぶことが多いようです。

心理カウンセラーは、

相談者の「悩み」に対して、

「カウンセリング」や「心理療法」などのアプローチを用いながら改善に導く、

メンタルケアの専門家と言えます。

最近は、

よくテレビ番組に心理カウンセラーが登場して

タレントの心理を分析したり、カウンセリングを行っています。

単なる、相談相手ではなく、

徐々に職業として受け入れられるようになってきました。

書店に行くと、カウンセラーの著書も多くみられます。

今後は、

複雑な現代社会で生きていくために、

ますます心理カウンセラーの需要が増えていくのではないでしょうか?

では実際に、

カウンセラーの仕事とは、どういった事をするのでしょうか?

仕事に就くために必要な条件があるのでしょうか?

ここでは、

カウンセラーになるには、どうしたらなれるのか

はじめての方でも解りやすくご紹介したいと思います。

 

カウンセラーに向いている人、向いていない人

仕事の向き、不向きは、

数十年生きてきた中で判断できるものではないですが、

今回、カウンセラーとして大事な要素をまとめました。

世話好き

1番の要素として、世話好き、役に立ちたい思いが強いということ。

傾聴、という言葉がありますが、これは相手に訊ね聴くという言葉です。

「なぜ、そのように感じたのだろう?」、

「何かお役に立てることはないか?」と、

相手に問いかけながらフラットに聞くことで、

相手にもその思いが伝わります。

なによりも、役に立ちたいという気持ちがあなたを燃やす元となります。

強い悩みを抱え、それを乗り越えた経験

過去に強い悩みを抱えた事があることも大事です。

その分共感できることも多く、同じ立場に立って考えることが出来ます。

また、乗り越えた経験から、

クライアントに対し希望や期待から関わることも出来ます。

実際、カウンセラーとして活躍している方々の中にも過去に強く悩んだ経験のある方がいます。

決めたらやりぬく覚悟

プロとしてやっていく覚悟があるか、ということも必要です。

カウンセリングの習得には

経験と勉強が必要であって、

すぐに収入にならないケースがほとんどです。

それでも、やっていく覚悟があるかどうか。

ただ、その覚悟があるからこそ相手にも本気さや情熱が伝わることでしょう。

繊細さ

自分の性格は

長年付き合ってきているからこそ

すぐに変えられないところもありますが、

細かい点に気がつく努力をしているか、ということが重要です。

クライアントの中には、

カウンセリングを受ける部屋の汚れやごみなどを

気にする方が圧倒的に多いといわれています。

相手を気遣う心や思いやりがあるかどうかが大切です。

過去に一生懸命取り組んだ経験がある

カウンセラーを目指す過程で、

プロを目指すとなると乗り越えるべき課題や

今の自分を変化させる必要もでてきます。

過去に、

全力で取り組み、

乗り越えた経験のある人は強いですが、

ない方もご心配なく。

プロのカウンセラーとして、

自分の自己実現のために努力すること、

決めた事をやる抜くことが大切です。

さて、いかがでしょうか。

カウンセラーだからといって特別な能力は必要なく、

どの分野・職業でも共通することではないでしょうか。

すべて努力で補えるもの。

是非、上記の項目を大事に

カウンセラーとしての1歩を踏み出していきましょう!

カウンセラーになるためには?

ストレス社会といわれている現代社会。

様々な、メンタルの問題を抱えている人が

子供から大人まで増え続けています。

とはいえ、ストレスは現代人にとって仕方のないもの。


そのなかでストレスを発散するのが上手な人は、

うまくストレスと付き合っています。

反対に発散できず追い込まれてしまい

うつ病など、心の病になってしまう人も少なくありません。

そんな

心のトラブルを抱えている方を

心理面からサポートし、

手助けするのが心理カウンセラーという仕事になります。

では、カウンセラーと呼ばれる仕事に就くためには

どのようにすればいいのでしょうか?


まず、一番大事なことは専門知識を学ぶということ。

心理学科のある大学や養成学校などで知識を得ることが出来ます。

カウンセラーは、特別な資格がなくてもなれる職業ではあります。

ただ、社会が変わることによって

人の悩みも変わるため常に勤勉でなくてはなりません。

それぞれの場所で学んだ後、

カウンセラーとして働くことを希望する場合、

大きく2つのパターンがあります。

まず、

市役所などでケースワーカーなどとして入ったり

産業カウンセラーとして民間企業や医療機関などに就職するパターンです。

この場合はやはり、資格が必要となってきます。

 

またもっとも権威があるとされている

臨床心理士の場合は、活躍の場が広いので

もっとも就職には有利とされています。

もう一つのパターンは、

独立してフリーでカウンセラーとして働く場合があります。

ただ、経験が浅いと成功するのは難しいかもしれません。

どこかの組織にまず所属し、実力をつけ、

人脈を作るといった基盤を作ってからをおすすめします。

価値観の多様化で、心がついていけず、

悩み苦しんでいる人が増えている昨今。

ひとりでも多くの人の悩みを解決し、導くことのできる心理カウンセラーという仕事。

まだ、社会的地位は確立していませんが

活躍の場は広がっており、重要性は高まっているいえるでしょう。

知っておきたいカウンセラーの資格と仕事

人によって、環境によって、悩みは大きく異なってきます。

人の数だけ、いやそれ以上の悩みが現代には存在しています。

それらの悩みに対応するため、

心理カウンセラーに関連する資格は数多くあります。

では、実際にカウンセラーになるために、どんな資格があるのでしょうか?

 

〇産業カウンセラー

  社団法人日本産業カウンセラー協会が認定する民間資格です。

  資格を取ることで信頼度が得られ、就職や転職に有利になります。

  一般企業で心理カウンセラーとして働きたい人にお勧めです。

〇臨床心理士

  文部科学省が認定している財団法人日本臨床心理士資格認定協会が認定する民間資格です。

  心理カウンセラーの資格の中でも最高峰の資格と言われ、難易度が高くなっています。

  スクールカウンセラー(※)になるためにはこの資格を取得する必要があり、

  他にも医療機関や行政機関など、幅広く活躍することができます。

       (※)スクールカウンセラー

                  学校で活躍するカウンセラーです。

                  子供の相談に乗ることで不登校になるのを防いだり、親が育児で悩んでいるのを心の面から

                   サポートしたりします。

〇心理相談員

    特別民間法人中央労働災害防止協会が認定している資格を取得している人を指します。

    この心理相談員の資格は、協会の開催する研修を受講することで取得することができます。

 〇認定心理カウンセラー

     日本カウンセリング普及協会が認定している資格を取得している人を指します。

     認定心理カウンセラーの資格は、1級と2級があります。

     心理カウンセラー養成講座を受講することで試験を受けることができます。

  〇臨床発達心理士

     一般社団法人臨床発達心理士認定運営機構が認定する民間資格です。

     発達心理学をベースに、子供から大人まで生涯にわたって、問題に対応します。

      資格取得は簡単ではありませんが、やりがいが感じられる仕事です。

  〇認定心理士

     公益社団法人日本心理学会が認定している民間資格です。

     認定心理士になると、福祉施設医療分野で活躍することが可能です。

     心理カウンセラーの入門として勉強する人が多いです。

  〇学校心理士

     学校心理士認定運営機構が認定している民間資格です。

     その名の通り、学校で生徒の心のケアをすることができます。

     学校心理士は、「準スクールカウンセラー」として活躍することができます。

  〇ひきこもり支援相談士

     一般社団法人ひきこもり支援相談士認定協議会が認定している民間資格です。

     ひきこもりが社会問題化してきているため、ニーズは高まっています。

  〇ユング派分析国際資格

     夢分析を通して、問題を解決していくという考え方に基づく資格です。

     超難関で、この資格を取得している日本人は、100名もいないと言われています。

  〇公認心理師

     心理カウンセラー関連の資格で唯一の国家資格です。

     臨床心理士と同じく、教育や医療、福祉などの現場で必要な資格です。

     取得の難易度は高いのも同じといえるでしょう。

     2018年から試験が始まり、歴史が浅いこともあり、認知度はまだ低いです。

  〇メンタル心理カウンセラー

    一般財団法人日本能力開発推進協会が認定している民間資格です。

    教育訓練を受ければ、学歴に関係なく受験できるため、人気な資格です。

  〇精神保健福祉士

     生涯保健福祉センターや保健所などの場所で活躍できる国家資格です。

     この資格を取得すれば、就職先に困ることはないでしょう。

     メンタル面の問題を抱えている方の職場復帰をサポートしたりします。

   〇メンタルケアカウンセラー

      メンタルケア学術学会が認定している民間資格です。

      通信教育でも取得できるため、働きながら、また在宅で取得を目指したいという方に

      おすすめです。

 

どんな人を、どんな環境で、どのような方法で

心のケアをしてあげたいですか?

 ぴったり合う資格を選ぶことが、

カウンセラーになる第一歩かもしれませんね。

 

カウンセラーになるための費用と期間

では心理カウンセラーになるためには何が必要でしょうか。

実は心理カウンセラーという資格はありません。

心理カウンセラーになるために必要な免許もありません。

それでも日本における

カウンセラーの資格は300種類以上言われています。

いくら資格が不要な職業とはいえ、

雇う企業側も患者さんも、

専門的な知識をもっていることが

一目でわかる資格があると安心です。

 

ではカウンセラーとしてのお仕事をするために有利と言われる資格は何か、

資格の一部をご紹介します。

まず、臨床心理士です。

こちらは心理カウンセラーになるなら持っていた方が良いとされる資格です。

 

臨床心理士の場合、

大学を卒業後に大学院へと進み、

2年以上学ばなければなりません。

そこで実習を行い晴れて受験資格が得られます。

大学にもよりますが、

学費も含めると年間で約100万円はかかると考える方が良いでしょう

比較的費用の安い通信教育でも、50~80万円程。

また試験受講は3万~5万円です。

心理カウンセラーの資格のなかでもダントツで費用が高いでしょう。

 

企業での心理カウンセラーになるなら、

働く人を支える産業カウンセラーという資格があります。

大学で心理学を習得し

協会指定の科目で

規定の単位を取得していれば

受験資格が得られるようです。

 

受験料は学科が10,800円、実技が21,600円。

大学を出ていない場合は

産業カウンセラー養成講座の受講が求められます。

こちらは約20万円程度。

通学か通信かで差が出るようです。

受講時間は104~150時間。

実習時間が104時間とほとんどを占めています。

 

産業カウンセラーと似た資格で

メンタルヘルス・マネジメントというものもあります。

 

こちらは、

Ⅰ種・Ⅱ種・Ⅲ種とあります。

産業カウンセラーの基礎として

一般の方が取得されることも多いそうです。

受講期間は3日~4日程で、

最終日の試験に合格すると資格取得となります。

受講料は約5万円、試験料は4,000円から1万円です。

こちらは費用や取得までの期間をみても、比較的とりやすい資格です。

資格がなくてもなれる!?

カウンセラーになるのに、

そんなにお金も時間もかけられないと思っていませんか。

実はカウンセラーという職業は、資格がなくてもなれるんです。

カウンセラーの資格は国家資格ではなく民間資格

仮にあなたが「心理カウンセラー」を名乗れば、その瞬間から、

あなたは「心理カウンセラー」になっているのです。

それは、

心理カウンセラーが国家資格ではなく、民間資格だからです。

国家資格である医師や公認会計士などは、

資格なくして名乗ると違法となり、逮捕されてしまいます。

一方で民間資格は、資格がなくて名乗っても、違法ではありません。

例えば、ネイリスト。

資格を持っていなくても、「私はネイリストです」

と言えば、その人はネイリストなのです。

キャリアカウンセラーという民間資格がありますが、

キャリアコンサルタントが

2016年4月より新しく国家資格となりました。

キャリアコンサルタントとは、

キャリアコンサルティングを行う専門家です。

2016年4月以降、

無資格者がキャリアコンサルタントと名乗ることはできなくなりました。

しかし、

例えばキャリアカウンセラーやキャリアアドバイザーなど、

他の呼び名で仕事をしているということがあります。

もちろんやっていることは全く同じです。

民間資格というのは、社会のニーズにすばやく対応できるもので、

変化の激しい現代にはなくてはならないものです。


そして、現に資格を持たず活躍しているカウンセラーの方はたくさんいます。

資格は、クライアントに対して一定の能力を示すのに大変役に立ちます。

また、専門的な知識を身に着ける一定の効果もあります。


もし本気でカウンセラーで食っていくと考えているのなら、

資格を取ることだけで満足せず、

深い知識と幅広い経験をどん欲に追及して欲しいと思います。

カウンセラーの働き方

大切なのは○○力

カウンセラーの働き方については、

主に就職か、独立してフリーで働くこととご説明しました。

さて、今回は、カウンセラーといっても、

様々な資格と活躍場所があることについてご紹介します。

臨床心理士と産業カウンセラーの違い

多くの方が耳にする言葉として、

臨床心理士と産業カウンセラーの2つが挙げられるのではないでしょうか。

臨床心理士は心理系の資格の中でも最も信用度が高く、

大学院への進学が必須な資格です。

臨床心理士として活躍されているカウンセラーは、

福祉や医療現場に近い存在なので、病院や福祉施設が主な現場です。

産業カウンセラーは、

「産業」という名前の通り、企業人の精神衛生の向上やキャリア相談など、

主に働く人を支援する役目を果たします。

そのため、主な現場は企業となります。

民間の資格となるとたくさん!

また、民間の資格となると、

さらに多くの資格があり、活躍する場所や種類によって

様々な働き方があります。

以下、いくつかカウンセラーの資格をご紹介します。

1、産業カウンセラー

社団法人日本産業カウンセラー協会が認定する民間資格。

2、臨床心理士

文部科学省認定の財団法人日本臨床心理士資格認定協会の資格。

3、スクールカウンセラー

学校で子供の抱える問題や親の育児の悩みの相談を受ける。

4、心理相談員

特別民間法人中央労働災害防止協会が認定している資格。

5、認定心理カウンセラー

日本カウンセリング普及協会が認定している資格。

6、臨床発達心理士

自閉症や知的障害、子供から大人までを対象に問題解決する。

7、認定心理士

公益社団法人日本心理学会が認定している民間資格。

8、学校心理士

学校心理士認定運営機構が認定している民間資格。

9、ひきこもり支援相談士

一般社団法人ひきこもり支援相談士認定協議会認定の資格。

いかがでしょうか。

こちらに挙げた資格はほんの一例で、

まだまだ資格の種類や働く場所、フィールド、担当相手も様々です。

まずは調べてみることで見えてくる働き方

人の悩みに寄り添うのが

心理カウンセラーの仕事だからこそ、

多種多様な生き方や価値観の中で

生きている現代の中で様々な人の悩みに対応する存在。

カウンセラーは、

いまや現代ではどこにでも活躍のチャンスがある職業といえるでしょう。

資格やカウンセラーが

活躍している分野・業界について調べてみると、

あなたにとってぴったりな働き方のヒントが見つかるかもしれません。

まとめ

いかがでしたか?

複雑な現代社会では、老若男女問わず多くの人の心が病んでいます。

近年は、心の病に因る犯罪や事件

日常的にニュースで多く取り出されるようになりました。

今後は、ますます、

カウンセラーというお仕事の需要も増えてくるのでは一目瞭然です。

 

カウンセラーは、特別な資格がなくてもなれる職業ではありますが、

社会の変化に比例して人の悩みも多様化する中、専門的な知識を身に着け、

経験を積みながら日々努力する必要があります。

 

これからの社会で求められいる

今注目のお仕事であると言えます。

少しでも気になる方は、この機会にまず、資格を取得する勉強から始めて見ませんか?