ダークサイドエネルギーの限界
~志から事業を作る~ THE MISSION CHANNEL
「ダークサイドエネルギーの限界」
~志から事業を作る~ THE MISSION CHANNEL とは
長期的に発展し続けるビジネスをどのように作っていけばいいのか?自分も家族もお客様も幸せになるビジネスの作り方をお伝えします。
●はじめに
こんにちは、坂本です。
今日は、人間の中にあるエネルギーのことをお話したいと思います。
人間の中にはよいエネルギーと、マイナスのエネルギーと二つあります。経営者にとって、どちらのエネルギーを使っていくのが正しいのか、そしてより事業が発展していくのか、についてお話したいと思います。
●ダークサイドエネルギーとは
『スターウォーズ』の中でも、このダークサイドという言葉が出てきます。ダースベイダーという悪役の人が、最初はジェダイの騎士といういいものだったのが、暗黒面に落ちていくというストーリーです。『スターウォーズ』がなぜ30年以上もヒットを続けているのかというと、人の心理の真実を突いてるからです。単なる空想ではなくて、誰しもが持っている内面を表現しているので、人を引き付けるのです。
起業家経営者というのは、自分の内なるエネルギーから「この事業をやろう」とスタートされますが、多くの方は創業当初ダークサイドエネルギーを使っています。どういうことかというと、過去のトラウマ、嫌な経験、辛い経験、こういったものをもとにして、ビジネスを始めている方が非常に多いです。例えば子ども頃に貧乏をして非常に辛かった、だから大人になってビジネスを始めている、というようなケースです。
●起業当初はダークサイドエネルギーでも構わない
ダークサイドのエネルギーは、起業当初は自分自身を動かすモチベーションになるので、使いようによっては、非常にいいものです。ビジネスというのは、物理的に行動量が増えれば成功の確率は上がります。マイナスでも、行動できているということは、多くのトライアンドエラーができますので、成果にはつながります。
●義務感のダークサイドエネルギー
ただ、負のエネルギーをもとにしてやっていると、「このビジネスをやらなければならない」という気持ちになっていきます。「やりたい」ではなくて、「やらなければいけない」。義務感になります。やらないと貧乏になるとか、やらないと過去の自分に戻ってしまうと思い、自分自身が辛くなってきます。行動しているので収益はあがってきますが、ダークサイドエネルギーを使ってやっていると、人間関係に問題が出てきます。例えば従業員との関係や、夫婦関係、子どもとの関係が悪化したりします。
「やらなければならない」という義務感でやっているので、仕事をやっていても充実感がなく、楽しく思えません。お金は増えるものの、苦しくなっていき、お酒におぼれる人や女性にお金を使うようになる人が出てきます。
●「やりたい」という気持ち、ライトサイドエネルギー
本来やりたいことではなく、やらなければいけないことでビジネスをやっているため、あるレベルまでくると、ビジネスの成長が止まってしまいます。止まるポイントは人によって違いますが、スタートアップの段階でそもそもうまく事業が立ち上がらない人もいます。
自分の事業が伸び悩んでいると感じている人は、ダークサイドエネルギーで事業をやっているのではないか、と考えてみるといいと思います。そこを打破するときに大事になってくるのが、ライトサイドのエネルギーです。ライトサイドのエネルギーとは何かというと、「この事業をやりたい」という気持ちです。
24時間やらないといけない、という気持ちで仕事をしていると、精神的にきつくなってきます。
例えば自分の好きな本を読んでいたら、いつのまにか真夜中になっていたとか、ゲームを朝までやっていたなど、あるかと思います。やりたいという思いは、自分を限界まで引き上げてくれます。
ビジネスも「やりたい」気持ちで取り組むと、どんどん改善ができるようになり、新しいアイデアもどんどん出てきます。なので、今のビジネスをより高い次元に引き上げるには、ライトサイドのエネルギーで事業を構築する必要があります。
●おわりに
今、自分のビジネスがの立ち止まっている人は、自分が何をやりたいのかを、もう一度考えてください。