新年、明けましておめでとうございます。
坂本憲彦です。
みなさまには、昨年も多くのご支援とご尽力をいただき、本当にありがとうございました。
2025年が幕を開け、私たちは新たなスタートラインに立っています。
今年のテーマとして掲げたいのは「真志命に生きる人を増やす」です。
これは、単に自己実現を目指すということではありません。
自分の内なる本当の使命を見つけ、それを社会や他者のために活かすという生き方です。
今、世界では様々な戦争が起こり、混乱しています。
そんな時代だからこそ、他者のために貢献する人を増やしていくことが、この世界をより良くすることだと私たちは考えています。
●「真志命」の意味
「真志命」とは人生の目的です。私が49年の活動を通じて感じた、人生の本質を表す言葉です。元々は松下幸之助さんが使っていた「真使命」という言葉の「使」の字を「志」に変えて使わせていただいています。
この言葉には、それぞれ意味があります。
•真:自分にとって嘘偽りのない、本当の自分の魂。
•志:その真の自分が人生をかけて成し遂げたい方向性、ビジョン。
•命:親祖先から頂いた命をどのように次に受け継いでいくのか?
多くの人が忙しさの中で「自分が本当に何をしたいのか」を見失いがちです。しかし、自分の中にある「真志命」に気づき、真志命に沿った生き方をしていると、あなたの人生が豊かになることはもちろん、周りの人々にも良い影響を与えることができます。
●なぜ今、「真志命に生きる」ことが重要なのか?
私たちが生きるこの時代は、不確実性が増し、社会的な課題も複雑化しています。
AIやデジタル技術の進化により、日々の生活は便利になりましたが、人と人のつながりが希薄化し、「何のために生きているのか」と悩む人が増えています。
そんな時代だからこそ、「真志命に生きる」ことが、私たち一人ひとりの幸福感と、社会の新たな活力を生み出すカギになると確信しています。
ただ、今の学校教育や企業の社員教育では、真志命については全く教えられていません。
真志命どころか「生き方」については誰も教えてくれません。
昔の日本では、それが両親や祖父母、地域の大人たちが教えてくれました。
ただ、現代の日本では、地域の大人が子供たちにむやみに教えることもできません。
だからこそ、私たち一人ひとりが真志命に生き、仕事や日々の活動を通じて、真志命に生きることの大切さを伝えていければと思っています。
自分の「真志命」を見つけることは、周囲に良い影響を与えます。
そして、自らの真志命が広がると、職場や地域社会、さらには国や世界がより良い方向へと進んでいきます。
●2025年に向けた私たちの3つの活動
立志財団では、今年も「真志命に生きる人を増やす」ためのさまざまな活動を展開していきます。具体的には、次の3つに力を入れていきます。
①真志命を見つける教育プログラムの強化
真志命を自分一人で見つけるのは、なかなか難しいものがあります。立志教育基礎講座や真志命の解放など、真志命を見つけるためのサポートプログラムを充実させ、一人でも多くの方に真志命を知っていただく人を増やしていきます。
②真志命でつながるコミュニティの構築
「真志命」を持つ人々がつながり、互いにサポートし合える場を提供します。立志ビジネスマッチング交流会や様々な研究会、部活など楽しみながら真志命で繋がっていくコミュニティを作っていきます。
③真志命を周りの方に知ってもらう活動の推進
真志命に生きることの大切さやその効果を知ってもらう講演会やオンラインセミナーなどを開催していきます。多くの方にもっと気軽に「真志命」のことを伝えていきます。
●あなたの真志命の力を貸してください
最後に「真志命に生きる人を増やす」というテーマの実現は、私一人の力だけでは成し得ません。
みなさま一人ひとりが、自分の真志命を見つけ、それを周囲と分かち合うことで、大きな波が生まれます。
私たちはその波を一緒に広げていきたいと願っています。
ぜひ、あなたの力を貸してください。
あなたの真志命の力がこの世界をより良い世界に導いていきます。
2025年という新しい一年が、あなたにとって、そしてこの社会にとって、より豊かで意味のあるものとなることを心から祈っています。
ともに「真志命に生きる」人生を歩んでいきましょう。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
一般財団法人立志財団
理事長 坂本憲彦