こんにちは。立志財団広報担当の木村です。今回の立志インタビューは、一般財団法人 立志財団執行役員の長井慎(ながい しん)さんです。長井さんは高校時代にネットビジネスを開始し、17歳で坂本先生に出会い感銘を受け、最年少の受講生として坂本立志塾に入りました。
その後立志財団で理念経営を学びました。現在は『新しい視点を届けることで 人を奮い立たせる』という真志命のもと、真志命発見の専門家として、また立志財団のサポーター役として活躍されてい ます。そんな長井さんに今の活動から過去の話、未来の展望などを伺いました。
「今のままで、本当にいいのか?」と迷いのある方へ
Q.長井さん(以下、敬称略)現在されているお仕事や活動について、どのような方々を対象に、どのようなお悩みや困りごとを解決していますか?
長井: 立志財団では様々な起業家や経営者の方々が活動しており、志ある方々を育成する団体です。その中で私が担当することが多いのは、これからビジネスを始めたい方、そして特に「志の発見」に課題を感じている方々です。具体的には、「ビジネスを長年やってきたけれど、なかなか志が見つからない」という方や「この事業を5年続けてきたが、このままで良いのか、新しい事業を始めるべきか」といったと ころで悩んでいる方々に真志命の発見と言って「自分が本当にしていきたいこと」に向き合うサポートをしています。
答えを奪わず、導き出す
Q.志の発見を支援されているとのことですが、どのような悩みを抱えている方が「志を発見したい」と思われるのでしょうか?
長井: 例えば、人として「このままでいいのだろうか?」 と漠然と悩んでいる方ですね。経営者であれば、「この事業はこのままでいいのだろうか」と考えることがあると思います。 従業員を雇っていない経営者なら、一人で続けるか、従業員を増やして事業を拡大するかの「覚悟」、あるいは「財務」に関する悩みもあります。新規事業の参入を考える際には 未知の業界への不安を感じる方もいます。結局、立志財団でお伝えしている「真志命」は「志から事業を作っていくこと」を通じていて、その方の「覚悟」を決めたり、 事業を続けるか否かの判断軸を提供したりします。損得勘定だけでなく、「自分の経営哲学を深めていただく」 ために真志命を見つけているのだと思います。

人前で話すのが元々は苦手だったが今では人前で話す機会も増えた。 立志フェスタにて
「志の発見」の道を選んだきっかけ
Q.長井さんご自身が、この「志の発見」という現在の活動を始められたきっかけや、その時の状況、抱えていた悩みに ついてお聞かせください。
長井: 私はもともと高校2年生の時にウェブのセールスライターとして起業しました。マーケティングやセミナーセールス、千人規模のイベントのボランティアスタッフなども経験し、 高校生ながらある程度の収入を得られるようになっていました。しかし、高校3年生の時に「このままでいいのだろうか?」という疑問が湧いてきたんです。セールスライターとしてずっと生きていくのか、という不安がどこかにありました。
「師匠の一言が運命を切り開いた」
長井:当時、お世話になっていたセールスライターの師匠が新しい講座を開くというので参加したところ、師匠から「僕の講座は買わなくていいから。坂本憲彦さんが新しく講座をやるから、そっちに出た方がいいよ」と言われました 。それがきっかけで、2016年に高校3年生で三重から東京に行き、坂本立志塾の1期生として参加することになりました。そこで初めて取り組んだのがワークが「父親の良いところ、悪いところ、母親の良いところ、悪いところを書いてください」というものでした。最初は「親のこととビジネスに何の関係があるんだろう」と思いましたが、話を聞くうちに納得しました。「両親のどちらかを否定していると、力が半分しか出せない」この言葉が強く響いたんです。私は特に母親に対して「いないような存在」と思って いたのですが、それが自信のなさや不安の源になっているの ではないか、と気づきました。そこから自分を見つめ直すこと ができ、徐々に変わっていったのです。

高校3年生で坂本立志塾1期生の頃の長井さん
人から与えられた志は使われない
Q.70人以上の方の「真志命の発見」をサポートされてきたとのことですが、今まで活動されてきて「良かったな」と思える出来 事はありますか ?
長井:毎回、真志命の発見に立ち会えるは素晴らしいものだと感じていますが、特に印象深いのは、「皆さんが自分自身で真志命を発見した瞬間」ですね。初期の頃、70人の方々にお試しでセッションをしていた時に、私が「志を見つけなきゃ」と思っていました。しかしサポートする側は、答えをすべて教えるのではなく、相手の方が自分で答えを見つけられるチャンスを奪わないことが大切です。私たちは「ここまで到達できる」と 信じて伴走し、質問を重ねることで、その方が自らの口から 「自分の真志命はこれだ」「これが自分の軸だったんだ」という原体験となるストーリーを語り出す瞬間が、一番素晴らしいと感じています。
未来を拓く真志命の教育
Q長井さんが今後目指すイメージや方向性をお聞かせください。
長井:立志財団では「真志命コンサルタントコース 」を通じて、真志命を見つける人を増やしたいと考えています。私一人では影響を与えられる人数に限りがあるので、私たち以外にも「真志命を見つけられる人」を増やし、世の中をより良くしたいと思っています。私の父は、若い頃プロサッカー選手になる夢を追っていましたが、英語が苦手で海外で活躍できなかった経験がありました。そんな父の志を聞いたことがあるのですが、それは「勉強ができない子のための学校を作りたい」というものでした。父の思いが、今の私の活動「立志教育」にもつながっていると思っています。
立志財団が大切にする、自分らしい生き方
立志財団に関心を持つ方へのメッセージをお願いします。
「立志財団はビジネスの学びの場でもありますが、それ以上に“自分の志を実現する場所”です。起業家・経営者だけでなく会社員でも主婦でも、自分らしい幸せを描くことが 大切だと思っています。
声と心と体、一貫性ある真志命が見つかる
Q.立志財団で、長井さんが特におすすめする講座はありますか?
長井:間違いなく「真志命の解放」です。知識だけでなく、 自分と向き合う「体験」であり、声や歌の力を使うため、非常 にパワフルです。声を出すことで、受講された方の真志命 が明確になります。声と心と体が一致することで、一貫性のある真志命が見つかります。
真志命の発見で悩んでいる方へ、最後にメッセージをお願いします。
まずは基礎講座に来ていただければと思います。基礎講座では真志命の発見を行っており、会員の皆さんは何度も参加していただいている方もいらっしゃいます。特に基礎講座の8回目にある「自分史」では、自分のことをシェアしたり、他の人の自分史を聞くことで、自分の内面がブラッシュ アップされたりします。基礎講座は全て素晴らしいので、ぜひ未受講の講座があれば参加してみてください。さらに真志命を深めたい方は「真志命の解放」にもご参加ください。
本日は貴重なお話をありがとうございました。
志に迷う全ての人へ、新たな道を示してくれる存在です。
「なんとなく頑張っているけれど、イマイチ成果が出ないな」「このまま でいいのか不安」になることもあるかと思います。そんな時は、自分 の内面と向き合うタイミングかもしれません。長井さんの問いかけは いつも私自身にも新しい視点を届けてくれます。迷った時こそ、あな たも、自分の中に眠る志と出会ってみませんか?