【コーチング&コンサル】未来をともにデザインしワクワクした人生を創り出す 理想の人生は創造することで実現する 小久保修司氏

立志財団会員ロング・インタビューでは、会員の志やビジネスのストーリーをご紹介していきます。

今回は株式会社BE代表取締役の小久保修司(こくぼしゅうじ)さんです。
家族の自由な暮らし方を応援し、幸せな家族を増やしたいという、“家族”への温かく熱い想いでコーチング&コンサルをされています。人生の最期を迎えるときに後悔しないための未来を創造する活動についてお話しいただきました。

未来を創作し設計する

−まず、現在のお仕事について教えていただけますか?
小久保:自分のあり方、立志で言えば真志命ですね。そこから人生を描いて、自分らしくパワフルな未来を創る、そしてそれを具体的に設計する専門家として活動をしています。
特に私の中には“家族”がテーマにあります。
私は娘が2人いるのですが、人は子供が生まれると人生観が変わりますよね。この子にどんな人生を渡してあげたいかとか、自分が家族とどう過ごしていくかを考えるようになります。でも子供と遊んであげたくても、家族との時間を犠牲にして仕事をやらざるを得ないとか、理想と現実には課題がたくさんあるんです。自分もそうだったので、そういう方は世の中にはたくさんいるだろうなと。この人たちに何か貢献したいなと思って活動を始めました。

家族が幸せを追求するためのサポーター

−実際にどのようなサポートをされているのですか?
小久保:自分らしい自由な暮らし方、幸せな家族をいっぱいつくりたいと思うと、 “ビジネス”“マネー”“メンタル”の3つがポイントになります。それぞれ分野をその人に合わせて支援をしてく必要があるので、その3分野でのコーチ&コンサルタントとして活動を行っています。
例えば“ビジネス”で言うと、ビジネスをやったことがないママさんがいたら、そもそもビジネスをどうやっていいかが分かりません。そこで副業や起業の始め方をサポートたりし、ビジネスプランや事業計画の設計を支援したりします。
“マネー”については、日本人はマネーリテラシーが低いため、お金に関することになると恐怖や不安を持ちます。知識を得るだけでも経済の将来的な不安は少なくなるので、資産運用などのお金の勉強会をしたりしています。
“メンタル”の例としては、人は自分では自分のことをよく理解できない生き物なので、「自分は誰か?」を見ることができません。一人で考えていると、頭の中では同じ言葉が繰り返され、堂々巡りで前に進まないんです。ですが、考えていることを人に話してみると、自分にブレーキをかけているものが見えてきます。人はよくアクセルを踏みたがりますが、アクセルよりもブレーキをかけている原因を取った方が実はパワフルなんです。ブレーキを取ることで心がスッキリして前進できるようになります。私はこのブレーキを一緒に見つけていく「自分を知るための講座」も行っています。
こういったように支える手段はいろいろあります。私がやっていることは、家族が自分らしく自由で幸せを追求していくための総合的なライフサポートですね。

軸が定まり迷いがなくなる

―立志財団に入って、変化はありましたか?
小久保:立志財団に入って、『未来を創作する』という軸が確定したことが大きかったです。そうすると自分の立場が明確になってお仕事がどんどん舞い込んできました。
立志塾で自分の年表を振り返ったり、親から引き継いだものに気付いて、自分の中の志命をつかめると、とてもパワフルでした。それをやっている時は苦ではないですもんね。
私の真志命は『未来をともにデザインしワクワクした人生を創り出す』です。“ともに”というのは、私は寄り添いながらその方と一緒に未来をデザインしていくことが好きなんです。ワクワクは未来にしかないんですよ。未来をイメージできない限りワクワクという感情は起きないじゃないですか。だからもっとそのワクワクをみんなにプレゼントしたいと思ったら、未来をとにかく創る仕事をしようと。

会社員を辞めて後悔しない人生へ再出発

−起業をしたきっかけは何ですか?
小久保:80歳以上の方を対象に「人生を振り返って後悔していることはありますか」と聞いたアンケート調査があります。一つは「家族ともっと時間を過ごせばよかった。」死ぬときにお金や名誉や地位は関係なくて、結局家族や愛する人たちとどれだけ一緒に過ごせたかでしかないんです。
もう一つは、「他の人の目を気にせずにもっと自分らしく生きればよかった。」人生を振り返ると、なんで人の目を気にして生きてきたんだ、もったいないって思うらしいです。
そして最も多かった答えが、「もっと挑戦すればよかった。」ほぼ皆さん口をそろえて言うそうです。
この結果を見た時に、先人がみんな言っていることなので、自分も同じことを後悔するなと確信したんです。自分はそうなりたくないなって思いました。そして、後悔しない人生を実現するために、22年務めた会社を辞めて、会社員の生活を全部捨てました。
この決断をするには相当迷いましたね。会社員を辞めるってものすごいプレッシャーがかかりますよ。
当時、仕事も認められて役員になり、年収もそれなりに高くいただいて、子供も2人できて幸せだなって思っていました。でも、自分の人生ドラマを考えた時に、その延長線上に未来が見えなかったんですね。子供たちが成人になるまでのこの先20年ってどんな世界かなって思った時に、想像もつかない世界なんですよ。この子たちが大人になるまで、あと20年あるなって思ったら、もう一回自分も0からやれるなって思ったんです。シーズン1は仕事をバリバリやってきた、それはそれでよし。次のシーズン2、新しく人生をもう1回やろうと、40歳を過ぎて独立しました。

理想の人生は自分で創れる

小久保:人生は創作すればそのようになります。でも創作をしない、想像すらしない人が実に多い。 皆さん何となく未来に希望や目標を持っていてますが、こんな風になったらいいなというレベルで止まっている人がほとんどです。
「お金を稼ぎたい」 とか「高層マンションに住みたい」とか「海外旅行に行きたい」とか、表面的な夢ではなく、本当に人生で実現したい夢はその人に必ずあるはずなんです。
そこをもっと掘り下げて自分を見つめることが大切です。
人は95%無意識に動いてますから。忙しくしているうちに、自分は何のためにこれをやっているんだろうとか、立ち止まって考える時間すら持たない。だから心が廃れてポキッと折れちゃうんですね。
原点は「自分を知る」ことです。知ってるつもりでやっているんですけれど、実際は自分を知らないんですよね。
多くの人に本当に望む夢、未来を創作してチャレンジしてほしいと願っています。

自分らしく生きるためのコミュニティ

―今後の展望を教えてください
小久保:家族をベースに自分らしく生きたいよね、挑戦したいよね、という同じ価値観の人が集まるコミュニティを創りたいですね。人が集まればいろいろなスキルや才能が集まるので、その中でビジネスを助け合えたり支援し合えたりする場になるといいなと思っています。
また、コミュニティのシェアも考えています。自分らしさは、周りに人がいてこそ発揮されます。だから、コミュニティはすごく大事で、いろいろな人がいるコミュニティ同士がシェアをして広がるといいなと思いますね。

小久保さんのプロフィールはこちらから
https://risshi.or.jp/memberichiran/231kokubos/