立志財団会員ロング・インタビューでは、会員の志やビジネスのストーリーをご紹介していきます。
今回は、楽しく上達するカメラ教室 PhotoFan を主宰されている清水顕(しみずあきら)さんです。
清水さんは現在カメラマンとして活躍をされていますが、ここに至るまでには様々な苦労を経験されてきました。
独立を思い立ってから、現在のご活躍までの経緯についてお話を伺いました。
素直になることが目標達成の近道
−立志財団に入る前はどのような状況でしたか?
清水:男性の多くは、30~40歳がこの先自分の存在がどうなっていくのかについて気になる一つのタイミングだと思うんですよね。
例えば同じ会社の上司を見ていて、“俺はこういう上司にしかならないのか” とか、“先々やっていってもこの平行線上なのか”みたいな、ある意味あきらめムードが出てくるタイミングではあると思うんです。
私は52歳になりますが、30代の時に「今まで一生懸命に仕事をしてきたけれど、この先どういう人生になっていくんだろう」と考えたんです。
その時に、このままではいけないと思ったんですよね。
明確にやりたいことがあったわけではないけれど、とにかく独立をして、自分で切り開いてみたいと思っていました。
でも、最初から起業塾みたいなところに入ったわけではなくて、自分で調べて、当時流行っていたアフィリエイトで稼ぐためのオンライン学習を受けました。
寝る間を惜しんで必死にやったけれど、結果が出ませんでした。
そのアフィリエイトのやり方が、言われるままにやっているだけだったので、もっと自分の身になることをやりたいなと思い、探した中の一つが立志財団の前身のBCUだったんです。
BCUでは情報商材を扱っていて、その時のネタがカメラネタだったんですよね。
たまたま趣味でやっていたカメラを、なにかお金にできたらいいなという感じでした。
BCU卒業後のフォローアップで、先生方と直接話をする機会が多くなってきてからビジネスのやり方が変わりました。
先生方のアドバイスをもとにカメラ教室をやり始めたら、教室のやり方が広がるようになってきて徐々に売り上げが上がるようになりました。
そして、月々自分で20万円は達成できるようになったんですね。
でも、20万円だとまだ食べていくのに心配じゃないですか。
BCUの最初のゴールが100万円なんですよ。
このままでは全然100万円に行きつかないなと思ったときに、また坂本先生たちからアドバイスをもらいながらサービスを作っていくことで、100万円を達成しました。
この時に思ったことが、素直に先生に学んだことがものすごくよかったということです。
私自身も教室で教えていて思うことが、売り上げがあがらない人は斜めに構えている人が多いんですよね。
「これでうまくいくのかな」みたいな。
でも、私は、何をやっても全然だめだというところを経てきたので、全部言われた通りにやるようにしたんですよ。
そしたら100万円を達成したので、このまま坂本先生についていけば何とかなるかなと感じるようになりました。
この後に BCUが立志財団を立ち上げますとなったので、そのまま立志財団に入りました。
最優先は人を楽しませること
―立志財団に入会してどのような変化がありましたか?
清水:あまり金額を意識しなくなりましたね。
昔のゴールドをめざそうみたいなときは、100万円が目標になっていましたが、今は金額を意識していないです。
金額の代わりに意識しているのは、人々を楽しませる、喜ばせる、ということです。
誰かの役に立つことで、その見返りとしてお金が得られるという意識になっているかなと思います。
今はどうしたら売り上げが上がるかではなくて、どうしたら楽しくできるか、どうしたらみんなを楽しませられるか、という風に考えていますね。
動画学習を活用して登録者4500人
―立志財団ではどのような取り組みをされましたか?
清水:立志ビジネスアカデミーの動画を活用しています。
面倒くさがりな性格なので、先生に会いに行って話をするということをあまりやらないんです。
だけど、耳と目は空いているという時に動画を流して、役立つところを取り入れているので、その時にビジネスアカデミーの動画はいいなと思っています。
その動画を見て始めたのがYouTubeです。
たまたま興味があって、坂本先生に「YouTubeってどうなんですか」と聞いたときに、YouTubeの講座がビジネスアカデミーの中にあると言われて、それを見て見様見真似で始めました。
今は登録者数が4500人くらいいますが、この動画を見ていなければYouTubeの選択肢はなかったと思います。
一歩先をゆく先輩から学ぶ
―どのような方に立志財団をおすすめしたいですか?
清水:40代くらいの方はすごく悩んでいると思うんですよね。
やりたいことが明確な人だけじゃなくてモヤっとしている人。
そういう方が今後自分を切り開いていくためにどうするか、というところで相談をされるといいと思います。
私は、カメラを使ってお金にする方法は自分の中にある程度、方策として見出したところはありますが、それが同じクリエイティブ系の絵を描く方とか、音楽をやる方にそのまま通用するかというと、全然通用しないんですよ。
自分の娘も美大に行っていて、今年卒業ですが、じゃあ親の私がそういう教育ができているかというとできていないんですよね。
私は自分の事例しかいないけれど、坂本先生は何百人とご存じで、「これをするとこうなりますよ」といういろんな事例を引っ張ってきてくれると思うので、相談するにはすごくいいと思います。
新しいことを、「こういうことをやってみようと思うんだけど」という相談をしても、「こういう人がこういうことをやっている」という事例をすぐに出してくれるので、すぐに比較できることがいいですよね。
現状に甘んじないで、自分でやりたいという人は、一度坂本先生の話を聞いてみるといいのかなと思います。
行きつくところは志なので、神髄のところまで知りたいとなったら立志財団に入るといいんじゃないかなと思います。
すごい人間でなくてもいい
―皆さんにメッセージをお願いします
清水:自分のスタンスとして伝えたいことは、“すごい人間ではなくても起業はできる”ということです。
私が社会人からBCUに入ってきたときは、社長になったり、会社の経営をするということはすごい人間にならないとそうはなれない、ちゃんとしないとだめだと思ってきたところがあります。
会社員で務められている方は特にそう思っているかもしれません。
もしかしたら組織の中だとそうなのかもしれないけれど、実際に起業してうまくいくかどうかは、そういった人間性よりは、やった人ができる、やらないと分からないというところがあると思います。
私は、人付き合い的な面では自分をあまり磨いてきていないんです。
よく「事業主なら交流会に出ないといけない」ということを聞くけれど、あまり出ていません。
いろいろな考え方があると思うけれど、むしろそういうのに出るよりはやろうと思ったことをやった方が優先かなと思ってやってきました。
それなりに売り上げが立ってきたからと言って、コミュニケーションが得意かというと、私はそうでもないんです。
本当に普通の人だと思って接してもらえると嬉しいです。