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ビジョンをつくるためのポイントと、ミッションとの違い

 2017/10/09 THE MISSION CHANNEL
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【ビジョンをつくるためのポイント】

  • はじめに

こんにちは、坂本です。

今日は『ビジョンをつくるためのポイント』と『ミッションとビジョンの違い』についてお話します。

  • まずは社長個人の使命

ビジョンをどうやってつくればいいか分からない、という人もいらっしゃると思います。会社のビジョンをつくる前に、まずは社長個人のビジョンを明確にしておくことが大事です。会社というのは社長の意思決定が、経営に大きな影響を与えます。ですので、社長個人がどうなりたいのか、ということを知った上で、会社の理念をつくらないとうまくいきません。

  • 社長の使命の次は会社のビジョン

社長個人の使命、生きがいが明確になったら、次は会社というフェーズです。会社のビジョンをつくるときに、社長一人の独断でつくってしまうと、一体感が出てきません。賛同してくれる人も少なくなります。会社のビジョンは、できるなら全社員を巻き込んでつくっていきたいところです。会社の規模によっても違ってきますので、まずは経営幹部を招集してください。集める人数としては、5、6人が最適かと思います。ここで話し合うメンバーというのは、会社の幹部で、幹部候補も含めて、重要なところを担っている方々になります。

  • 超長期を考える

ビジョンをつくるとき、3年後ぐらいの近い未来を考えていると、ちょっと弱いかと思います。少なくとも5年、あるいは10年以上ぐらいのビジョンを考えるようにしてください。例えば孫さんなどは、30年先どころか、300年先を考えています。300年先にこういう社会がくるから、その上でソフトバンクという会社は30年後どうしたいか、というように考えています。

  • 社員を巻き込んでビジョンをつくる

ビジョンと目標は違います。ビジョンは、理想の未来なので、大きな未来から考えていってください。経営幹部層でつくりますが、意見は全社員から募集したほうがいいです。「どんな会社にしたいですか」「どんな仕事に取り組んでいますか」と聞くと、いろいろな意見があると思います。アンケートやヒアリングを実施して意見を吸い上げていくことが、非常に大切です。ビジョンをつくるときに、社員を巻き込むことによって、一緒につくったという感覚が出てきます。可能であれば、広い層で討論してみるといいと思います。いろいろなところからあがってきたものを、最後は経営幹部でまとめて、社長が意思決定して決めていくということです。

  • 思いを言葉にする

ビジョンは最終的に文章に落とし込まなくてはなりません。思いというのは形のないことが多いので、形のないままでは他の人に伝わりにくいので、言葉にしていきます。そしてそれは、分かりやすい言葉にします。ビジョンを決めていくということは、社長がすべきことの中で一番大事なものといってもいいかと思います。社長がビジョンを決めるからこそ、具体的な実行計画や年度計画が定まってきます。

30年、100年先を予測するというのは、誰も分からないところですが、大きな方向性として、この方向にいきますよ、ということが定まっていないと、会社としての一貫性を保つことができません。ビジョンは、抽象度が高くても構いません。ビジネスモデルは時代によって変化します。今通用しているモデルが、10年後も通じているかどうかは分かりません。でも会社としての方向性が定まっていないと、やることがバラバラになってしまいます。

ビジョンをつくるときに大事なのは、社長の内面から出てくるということです。社長だけではなく、社員からも思いを引き出して、それを全部まとめてつくっていくことが大事になります。

 

【ミッションとビジョンの違い】

  • ミッションは使命、ビジョンは未来像

ミッションとビジョン、言葉だけでは違いが分かりにくいと思いますので、改めて定義をお話したいと思います。ミッションは使命、目的です。会社でいうと、企業の存在目的がミッションになります。何をするために会社は存在しているのか、というところです。ビジョンは何かというと、理想の未来像です。目標や方向性、行動指針ともいいます。会社が長期的にどうなりたいか、という大きな方向性がビジョンです。

  • ビジョンを定める必要性

ミッションとビジョンを、突き詰めていくと、重なってくる部分も出てきます。絶対に違うものでなくてはならないわけではないので、使命と理想の未来ということで考えて、思い浮かぶものをつくっていけばよいかと思います。

なぜビジョンが必要かというと、ビジョンがしっかり定まっていることで、会社の進むべき方向が定まります。例えば旅行に行くときも、北海道に行くのか、沖縄に行くのかで、手段が変わってきます。行く方向も違いますし、用意するものも違います。どこに行くのか、によってヒト・モノ・カネ、全てが変わってきます。

  • ビジョンが定まると一貫性が出てくる

経営者の一番大事な仕事は、ビジョンを定めることです。これは部下には任せられない仕事です。経営者がどこに向かっていきたいのかを決めなければいけません。会社としてこの方針でいきますよ、という大きい方向性がないと、社員たちはバラバラになってしまいます。ビジョンがしっかりしていると、一貫性が生まれてきて、信頼関係が生まれてます。

どういうビジョンがいいのか、と正解を求める方がいますが、ビジョンやミッションに正解というものはありません。それはあくまで、その会社がどこへ向かっていくか、ということなので、自分の内面に向き合ってつくってください。外部環境に影響されてつくったビジョンやミッションというものは、あまり意味をなさないと思います。会社のビジョンが、自分のミッションやビジョンとつながっているか、社長が個人的に実現したいことが、会社でも実現したいことにつながっているかどうか、それが非常に大事になります。ビジョンには、お客様にどんな未来を提示できるか、ということも含まれています。

  • おわりに

ミッション、ビジョンが定まると、会社の軸、どういう方向に進むのか、他社との違いもが定まってきて、会社の経営にも一貫性が出てきますので、ぜひミッション、ビジョンをつくってください。

 

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執筆者紹介 執筆者一覧

坂本 憲彦

坂本 憲彦

プロフィール

【坂本憲彦のミッション】
「私の人生の目的は、
すべての人を真に導くことである」

ビジネストレーナー。
株式会社ナレッジアクション代表取締役。
坂本立志塾代表。

1975年和歌山県生まれ。
下関市立大学を卒業後、西日本シティ銀行に勤務。
6年間、法人・個人向けの融資・営業業務に携わる。
30歳のときに、子供の頃の夢だった起業をするために、
一念発起して東京に上京。

まったくのゼロの状態から、不動産教育事業、ビジネススクール事業、
能力開発講座、飲食業など複数の事業を立ち上げ、
グループ会社を含め最大年商5億円、スタッフ30名(外部委託を含む)を達成する。

また、スピーカーとして、起業家・経営者向けのセミナー・講演を300回以上行う。

77業種、2000名以上の起業家・経営者の方にコンサルティングを行い、成功に導いている。

2013年よりフジサンケイビジネスアイ (日本工業新聞社)が主催する
中小企業支援団体のイノベーションズアイで支援機関として活動する。

2017年に出版予定。
また、志をもった人同士がつながり新たなビジネスを生み出していく団体、
立志財団をこの秋に設立予定。

立志財団 設立準備委員会公式サイト
http://risshi-entre.org

●執筆活動:フジサンケイビジネスアイにコラムを連載「新時代の働き方」など

●講演実績:木更津商工会議所、富士ゼロックス、倫理法人会、アリコジャパンなど

●影響を受けた文献・講座・考え方
「感奮語録」行徳哲男
「松下幸之助経営塾」PHP出版
「究極の経営者養成講座」福島正伸
「真我開発講座」佐藤康行
「Date With Destiny」アンソニー・ロビンズ
「シンプル・プレゼン」ガー・レイノルズ
「THE NEW STRATEGY of jay Abraham」ジェイ・エイブラハム
「BCUビジネスクリエイターユニバーシティ」高城永地・野口洋一
「理想の職場デザイナー養成塾」原田隆史
「7つの習慣」フランクリン・コビー
「原則中心」ジェームス・スキナー
「元型心理学」エドウィン・コパード
「バースデイ・サイエンス」佐奈由紀子
「whyから始めよう」サイモン・シネック
「新30年ビジョン」孫正義
「ザ・ゴール」エリヤフ・ゴールドラット
「すごい会議」大橋禅太郎
「鳥貴族「280円均一」の経営哲学」大倉忠司
「勝ち組の人材マネジメント」毛利英昭
「経営計画は1冊の手帳にまとめなさい」小山昇
「スターバックスを世界一にするために守り続けてきた大切な原則」ハワード・ビーハー
「正負の法則」ジョン・F・ディマティーニ
「ビジョナリー・カンパニー2・4」ジム・コリンズ
「こころを磨く言葉」安岡正篤

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