理不尽な世の中を、少しでも良くしたい。
そう思っても、理不尽なことは、なかなかなくなりません。
特に、あなたがお勤め先の会社、いかがですか?
会社というのは、理不尽の塊です。
最近の傾向として、
企業は、よりよい職場環境を創ろうとしています。
その一環で、
上司と部下の1on1を推奨している企業もあります。
ですが、どれだけ1on1をしても、
期待している成果が出ないことがあります。
それは、1on1をすることが意味がないのではなく、
すでに、意味がない人間関係になっているからです。
この人間関係を解決しないと、
どれだけ1on1をやっても意味がありません。
1on1をしても、意味のない人間関係をご紹介します。
そして、そこから、ヒントとして解決方法も得て下さい。
【1on1をしても、無意味な組織の特徴】
①心理的安全性がない
心理的安全性は、1on1の成功に必須です。
ここで言う「心理的安全性」とは、
自分の本音やプライベートなことを、
この人に語っても構わないという思う心理です。
ですが、すでに上司と部下の間に、心理的安全がない場合、
手遅れです。
上司と部下の人間関係を修復すれば、
あるいは、心理的安全性ができるのかもしれませんが、
現実的には、かなり難しいです。
双方の努力が必須です。
その場合、その努力をしてでも、
この会社に居るべき理由がなければなりません。
あなたが経営者なら、従業員に、
その理由を提供できていますか?
ここではすでに、
心理的安全性がなくなっている理由を
ご紹介します。
それをヒントに、解決の手段を模索してください。
それはすなわち、上司に人望がない、ということです。
「コイツに相談したくない」
と部下が上司に思っていたら、もはや、
1on1は成り立ちません。
部下に見捨てられる上司の特徴をご紹介します。
・被害者面する上司
・不平不満が多い上司
・頼まれてもいない手柄話をする上司
・部下を私物化する上司
・会社の犬の上司
・仕事ができない上司
・部下を競争相手と勘違いしている上司
・陰口が多い上司
・部下の挑戦を認めない上司
・1on1の意図を理解できない上司
・1on1の内容を他人に言いふらす上司
②すでに終わっている企業
上司と部下がどれだけ1on1を真摯に行おうとしても、
「結局会社が変わらないと、自分たちの置かれた苦境は変わらない」
上司と部下がそう思ってしまっていたら、
1on1以前の問題です。
それは、上司よりも、
経営者や幹部が、会社を私物化している可能性が高いです。
また、それに近い理由として、
会社の扱う商材が、もはや時代遅れで、
どれだけ頑張っても、勝てない企業の場合も、
1on1以前の問題です。
「この会社でこれからがんばっていっても意味がない」
と思われないことが、必要最低条件です。
③部下がイマイチ
これは、
採用をした人事の方の問題かもしれません。
会社や上司がキチンとしていても、
部下が、それに答えることができないレベルの場合、
上司がどれだけ真摯に1on1に臨んでも、難しいのが現実です。
上司の熱意や気持ちが通じる素質のない部下の場合、
1on1をしても、状況は変わりません。
だから、1on1をして、
これからの未来を一緒に作っていく同志になれない部下は、
冷たい言い方ですが、それまでです。
上記を踏まえて、
①②③の逆をすることが、
1on1を通して、より改善できる組織の特徴です。
具体的には、
①の逆 ⇒ 上司が人間性を磨き続ける
②の逆 ⇒ 社長や幹部が、本当にいい会社を創る
③の逆 ⇒ 採用の段階で、適当に選ばない
ということが必要です。
あなたの会社が、1on1を通して、
理不尽な環境がなくなることを、
祈念しております。
今日も最後まで読んでくれて、
ありがとうございました。