沖縄県で「起業」を検索すると、
開業資金の融資について、教えられているページが
多数出てきます。
『6つの不安がなくなれば あなたの起業は絶対成功する』
の中にも、そのことについては、触れられています。
著者の坂本憲彦先生は、
融資や投資を、開業資金調達の手段の一つとして
教えられています。
実際に、
融資や投資をしてくれる方は、
起業家にとって、とてもありがたい存在ですが、
ところで・・・
そもそも、
融資家さんや投資家さんはどのようにして、
融資先や投資先を選ぶのでしょうか?
申込書の書き方?
なんとなく?
相性?
気まぐれ?
理由は、細かく見れば、色々あるのかもしれませんが、
「可能性」
で選んでいる融資家さんや投資家さんは、
少なくないようです。
では、
「可能性」とは、いったい、何でしょうか?
もちろん、
「儲かりそう」
「利益が出そう」
という投資効果を指していることは
間違いありません。
ビジネスですから、投資したら、
それに見合うだけの効果や成果がなければ、
意味がありません。
ただ、目の利く融資家さんや投資家さんは、
それだけを理由に、融資先や投資先を
選んでいるわけではないようです。
投資効果と同じくらい、
目利きの融資家さん、投資家さんが
重視するのは、
その人のビジネスの考え方だそうです。
ここで、一人の起業家をご紹介します。
川崎さんという男性の方です。
VRという技術を使って、
「”できない”を、”できる”に変える」
という志を持って、起業された方です。
この方が、先日、あるコンテストで、
上位入賞して、1,000万円の起業資金の投資を勝ち取りました。
ビジネスアイディアは、
VRを使ったものなのですが、
コンテストの前は、
「VRけん玉」で勝負しようと考えていました。
VRはスローで玉の動きを見ることができるので、
実際のけん玉よりも、慣れるのが早いそうです。
スローで練習したとはいえ、
けん玉ができるようになったら、
玉の扱いの基礎が身に付いていることになり、
その後の成長速度は、段違いに早いそうです。
ただ、この方が、コンテストで提案したのは、
けん玉ではありませんでした。
それは、坂本憲彦先生から、次のような
アドバイスをもらったからです。
市場(=けん玉を上達したい人口)がそれほど大きくないので、
「利益」
「儲かる」
という観点では、魅力が大きいわけではない。
市場という観点で、考えたとき、
けん玉を、ゴルフに変えてみたら、いかがでしょうか?
ゴルフ人口はとても多いです。
経営者の多くはしておりますし、
プロゴルファー人気にあやかり、
若い世代にも人口が増えてきております。
市場という観点では、けん玉よりも、
ゴルフを上達したいという人は、
桁違いに多いであろうことは、
容易に想像がつきます。
VRを使って、球技を上達するということは
共通していますが、
けん玉よりも、ゴルフの方が、
求める人口は、多いのです。
ということは、ビジネスという観点で考えると、
けん玉VRよりも、ゴルフVRの方が、
利益が出る可能性は高いわけです。
これを、コアコンセプトのフォーマットに収めて書きますと、
次のようになります。
※コアコンセプトについては、コチラ(↓)
https://risshi.or.jp/okinawa/archives/category/kigyounoseikouniyakudatu/5tunokigyouesnryaku/syouhin_sabisu/koakonseputo
【Before】
・誰に けん玉を上達したい人
・何を けん玉を上達する方法
・USP VRの技術を使って(スローで基礎力から早く鍛える)
【After】
・誰に ゴルフを上達したい人
・何を ゴルフを上達する方法
・USP VRの技術を使って(スローで基礎力から早く鍛える)
如何でしょか?
コアコンセプトを比較すると、
その可能性の差は、一目瞭然です。
ですから、ゴルフVRに対しては、
投資家の方は、魅力を感じたそうです。
ただ・・・
実は、川崎さんが、このコンテストで
勝ち得たのは、これだけではありませんでした。
そのもう一つの理由は、次回に。
開業資金や、コアコンセプトのことは、
コチラ(↓)の本で詳しく学ぶことができます。
『6つの不安がなくなれば あなたの起業は絶対成功する』
著:坂本憲彦先生
今日も最後まで読んでくれて、ありがとうございました。