ビジネスの可能性。
それが相手の方に伝わるものでないと、
起業の成功は、難易度が高くなるかもしれません。
そんなことを教えてくれる
起業家のお話を、
を通して、ご紹介しております。
前回は、コアコンセプトに当てはめて、
可能性を感じるビジネスと、
そうでないビジネスをご紹介しておりました。
https://risshi.or.jp/okinawa/archives/968
コアコンセプトが整っていると、
それだけで「売れそう」と
感じていただけます。
それに加えて、あるものがあると、
更に、可能性を感じていただけます。
その「あるもの」とは・・・・・
「志」と「あきらめない理由」です。
前回もご紹介した川崎さんの例を
ご案内します。
川崎さんは、
「できないをできるに変える」
という人を、世の中に増やしたいという
志を持っておられます。
それを実現させるために、
ゴルフのVRを作りました。
融資をする方や、投資家さんは、
可能性を感じても、最後に一つ、
疑いを持ちます?
「本当にできるの?」
それに対する答えが
「志」「諦めない理由」です。
川崎さんの場合は、過去にこんなこと(↓)が
あったそうです。
小学生の時に、体育の授業で、
鉄棒のさか上がりがあったそうです。
できた人から抜けていくというもので、
川崎さんたった一人が、最後まで、
できなかったそうです。
その時に、悔しい思いや惨めな思いを
しました。
その川崎さんを救ったのは、
お母さまでした。
3日間、付きっ切りで、練習に付き合ってくれました。
そのおかげで、川崎さんは、
さか上がりができるようになりました。
これが、川崎さんの
「できないができる」ようになった体験です。
この体験は、川崎さんにとても大きなものを
もたらしました。
それは、
「できないができる」ようになっただけでなく、
「そんな人たちを多く増やしたい」という
志にまで昇華させたのです。
先般、残念ながら、お父さまが
お亡くなりになられたそうです。
川崎さんのお父さまは技術者で、
こよなく技術を愛する方でした。
そんなお父さまの背中を見て育った川崎さんに、
幼き日にお母さまから頂いた感動体験が
かけ合わさりました。
「技術の力で、
できないをできるに変えられる人を
増やしたい」
それが、川崎さんの諦めない理由です。
そこで、川崎さんが作ったのが、
ゴルフのVR。
これは他の球技にも応用ができるそうです。
いかがでしょうか?
ここまで聞いたら、すごい可能性を感じませんか?
あなたが、可能性を感じるのと同じくらい、
投資家さんも可能性を感じて、
結果、コンテストで入賞して、
1,000万円の投資をいただいたそうです。
1,000万円は、川崎さんのプレゼンのうまさに
支払われた金額ではありません。
ビジネスの可能性についた金額です。
もともとは、開業資金についてのお話でしたが、
「開業資金集め=人の心を掴む」
と考えると、
・コアコンセプト
・志
・諦めない理由
をそろえることで、
聞き手の方にビジネスの可能性を感じさせるようです。
開業資金という観点だけで考えるのではなく、
まずは、ビジネス全体を俯瞰して
デザインした後から、
開業資金集めについて考えるのが、
近道のようです。
今回は、
『6つの不安がなくなれば あなたの起業は絶対成功する』
からご紹介いたしました。
著:坂本憲彦先生
今日も最後まで読んでくれて、ありがとうございました。