ご自身のキャリアに悩む方は、多いです。
ですが、このような方(↓)にキャリアのご相談をされても、正直、困ってしまいます。
①自分の人生を自責で決められない人
②棚卸の為に「履歴書をまずは書いてみる」という妥当な助言に対し、
書くことがないからと、八つ当たりをする人
③今の仕事に対して無責任な人
ご自身のキャリアを悩むのも、わからなくはないですが、
この方の場合、先に解決することがあります。
それを解決せずに、ご自身のキャリアのことを考えても、
答えはなかなか出難いです。
上記①②③を、一つずつ、詳しくご紹介します。
キャリアに悩む以前の問題の人の特徴
①自分の人生を自責で決められない人
すべて、人に決めてもらわないと、何も決断ができない人です。
職場での口癖は、
「○○さんから言われた通りにしました。(だから自分には責任がありません)」
「(自分で仮説すら考えずに)どうしたらいいですか?」
「(条件反射的に)わかりません」
この人が、ご自身のキャリアについて、ご相談をされる場合、本当の目的は何でしょうか?
自分で判断、決断ができないから、それを他人に委ねているのです。
決断という責任を取ることを放棄しているのです。
このような方が年功序列でリーダーや管理職になっている場合、
その組織の癌になっている可能性が高いです。
この方の場合、
たとえ、キャリアの相談相手が100点満点の回答をしても、
必ず、最後は不平不満(もしくは諦め)で終わります。
誤解のないように申しますと、
相談された方が100点満点の回答をしても、ものごとには必ず長所短所があります。
ですから、回答が100点満点であるということは、
「その時の考えられる選択肢の中でベスト」
ということであって、
「その選択肢を選んだら、今後は安泰であり、苦労知らず」
ということでは決してありません。
で、あるのにも関わらず、①に該当する方は、
少しでも不平不満を持つことが出てきたら、
それが選択肢を与えた人のせいにします。
キャリアを悩むよりも先に、
自分の人生は自分の責任で判断していかなければならないことを
理解しなければなりません。
②棚卸の為に「履歴書をまずは書いてみる」という妥当な助言に対し、
書くことがないからと、八つ当たりをする人
この人の特徴は、
言われた仕事しかしていない(しようとしていない)
ということが挙げられます。
そして、多くの場合、
それが当たり前だと思う所か、
棚卸をしようとしても何も出てこないことを
会社や上司のせいにします。
まず、ご自身のキャリアを考える時に、
ご自身の今までの棚卸をすることは必須です。
その時に、比較的、書き出しやすいフォーマットなのは、履歴書です。
ですから、実際に転職活動をするかどうかは別として、
棚卸を目的として履歴書を書くことを勧めるのは、
助言としては妥当です。
もちろん、棚卸ができるのであれば、履歴書にこだわらず、
別のフォーマットでも構いません。
ただ、ここで書くのは、「履歴」も大事ですが、
それ以上に大事なのは、フリー記述欄です。
「履歴」の欄に書き出した時間の中で、
ご自身が一体、どんなことをやってきて、
どんなことを身につけて、
それを次にどう生かすことができるのか、
ということを、浮き彫りにすることが最も大事です。
ですが、「履歴」もあまり埋められず、
必然的にフリー記述欄にも、何も書けないのは、
今まで、何もやってこなかったのと同じことです。
それは、あくまでご自身の責任です。
それを他人のせいにするのは、間違いです。
それが一体、何になるのでしょうか?
書けないなら書けないでも、構いません。
明日から、その欄を埋めるために、努力すればいいだけですから。
ですが、何も書けないことについて、
逆ギレするのは、キャリアを考える前に、
まず、その心得違いを何とかすべきです。
③今の仕事に対して無責任な人
この人の特徴として、上記①②に近いですが、
今の仕事を、せいぜい言われた通りにしかできません。
要は、自分の人生に自分で責任を持てない人です。
だから、今の仕事に対して責任を持つということが、
具体的に何をすべきか、分からないのです。
今の仕事に対して、責任を持つことすら、できない人に
1つ、問いたいことがあります。
「だったら、あなたは、何ならできるの?」
この質問こそ、実は、キャリアを考える起点となる質問なのですが、
上記①②③のいずれの人も、
そのスタートラインにすら立てていません。
特に、社会人歴が短くない人だったり、
社内で立場を与えられていたりする場合、
キャリアを考えるよりも先に、解決すべきことがあります。
それは、自分の人生に責任を持つということを、
キチンと理解して、実行することです。
「自分の人生に責任を持つ」とは?
会社員や公務員、専業主夫(主婦)であるからといって、
自分の人生に責任を持っていない、
というわけではありません。
起業家であっても、
自分の人生に責任を持てていない人もいます。
「自分の人生に責任を持つ」
とは、
1:自分の創りたい未来を自分で描く
2:そのために、現実的かつ最善な時間の使い方を自分で決める
3:日々の行動を自分で考えて、振り返りつつ改善する
ということを、
自発的に行っていくことです。
うまくいかないことがあっても、
改善すればいいだけの話。
大事なのは、
自分で考えて、自分で腹をくくって、
日々行動することです。
それをせずにして、
自分の未来は変わりません。
自分で考えて自分で判断して、行動しているのであれば、
会社員でも公務員でも専業主夫(主婦)でも、
起業家でも経営者でも投資家でも、
それは、
自分の人生に責任を持っていることになります。
最後に1つ、ご提案があります。
とはいっても、
自分の未来を自分で描けない。
そんなことがあるかもしれません。
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あなたのキャリアの悩みの解決のお役に立てばうれしいです。
今日も最後まで読んでくれて、
ありがとうございました。