セールスのあるべきスタンスを忘れない上で、
売上を上げるために、
まず、
取り組むことがあります。
それは、
「営業偏差値30からのセールス術 入門編」
ともいうべき、基礎的なものです。
意外に知られていないことなのですが、
顧客心理について、知ることがまず大切です。
「人間は感情の動物」です。
感情の動物であるというのは、
行動のすべてに感情が先立つということです。
更に、理性やロジックで考えたうえでの行動であっても、
その理性やロジックの前に、感情が存在しているのです。
このことを踏まえた上で、
顧客心理を見ていきましょう。
よくセールスを教えたコンテンツで紹介されているのが
AIDMA(アイドマ)
QUEST(クエスト)
PASONA(パソナ)
というような、公式です。
どれも、汎用性が高く、多数の実績を出している公式です。
お客様に購入して頂くまでの心理動線を前提に、
いかにその動線を、購入まで進んでいただくか
という設計がなされています。
これらの共通点を見てみると、おおむね、
下記の通りになっています。
1:あなたの商品を知らない
2:存在を知るが、さほどほしいとは思わない
3:欲しいと思うが、失敗したくないので、比較検討する
4:買ってもいいと思う
5:買う
リピート商品がある場合や、
紹介入手などの場合は、
この後に続くプロセスがありますが、
基礎としては、まずはここまで知っておけばいいでしょう。
注意点は、「1」の状態のお客様が、
一足飛びに「5」になることはありません。
必ず、1→2→3→4→5の順番で進むのです。
これを踏まえた上で、
セールス活動とは、具体的に何をすることか
考えてみますと、
「1」の状態の人を「2」に、
「2」の状態の人を「3」に、
順番に進ませて、最終的に「5」まで導くのです。
当然、各段階で、心理状態が異なりますので、
その心理状態に合わせたセールス活動になります。
少し例を挙げます。
よく「安くしておきますから買いませんか」
と声をかけてくる販売員さんがいますが、
声をかける相手が「3」「4」なら効果がありますが、
「1」「2」の相手には、意味がありません。
それどころか、
「鬱陶しい」
「押し付けられる」
などなど、セールスを行う人に対してのよくない先入観を持ちます。
世間的に
「セールスパーソン」
というイメージが、
「自分のノルマという都合を押し付ける人」
「断ってもグイグイくる、しつこい人」
「気持ちが傷ついている人にさえ、マイクを突きつける芸能レポーター並みに、図々しい人」
というイメージがありますが、
それは、そんなことに起因しているのかもしれません。
この例からもわかるように、
相手の心理状態に適したセールス活動が必要です。
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今日のまとめ
・セールスは、お客様の心理状態に即して行うもの。
その心理状態には合わない活動をすると、
お客様は買わなくなります。
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