価値は、
作り方によって2種類に分類されます。
1つ目は、実質価値、
2つ目は、感情価値。
この2つの違いについて、
もう少し深く学びましょう。
この違いは、価値の高め方に影響します。
まず、実質価値。
こちらは、量や質の価値になります。
レストランを例に取ると、
食材が安ければ、単価も安くなり、
食材が高ければ、単価も高くなります。
ということは、
あなたの商品の実質価値を高くしようとしたら、
必然的に、原価(≒食材費)が上がります。
単価が上がったからと言って、
利益が残るかというと、意外にそうではありません。
実質価値を上げると、それと引き換えに
原価も高くなることは、覚悟しなければなりません。
次に、感情価値。
感情で感じる価値であり、その感じ方は、
品質の良し悪しに左右されないことがあります。
例えば、
一流シェフの作る高級食材カレーと、
母の日に息子が初めて作ってくれたカレー。
どちらがおいしいかは、
比べるべくもありませんが、
それを食べるお母さんにとって、
どちらがおいしく感じるか、
どちらがうれしいか、
それも一目瞭然です。
安っぽいからと言っても、
一流シェフ以上の価値を感じるのは、
お母さんの感情であり、
それが人情なのです。
このような感情で感じる価値が
感情価値ですが、
実質価値と異なり、
高めるのに、実は、原価がかかっていないのです。
感情価値のいい所は、
価値を高めようとしても、大きなお金は必要ないのです。
換言すれば、
お金がなくても、アイディアややる気があれば、
感情価値は、どれだけでも、高めようとすることは可能です。
より大きな価値を提供したい。
よりお客様に喜んでいただきたい。
実質価値を上げることも有効ですが、
合わせて、感情価値を上げることも検討することが、
あなたにも、お客様にも、いろいろいいことがありそうです。
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今日のまとめ
・価値は、その種類によって、高め方が異なります。
実質価値は、原価を高めることで高くなります。
感情価値は、元手がなくてもアイディアで高められます。
この2つを上手に活用してください。
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