「風が吹けば桶屋が儲かる」
ということわざがあります。
一見、因果関係がなさそうな事象であっても、
まわりまわってきた何が原因である
というものですね。
こんな感じ(↓)みたいですね。
1:風が吹くと砂ぼこりが舞う
2:砂ぼこりが目に入って失明する人が増える
3:失明した人は三味線引きになる
4:三味線の売れ行きが伸びる
5:三味線の皮に使われるネコが減る
6:ネコが減るのでネズミが増える
7:ネズミが増えるので、桶がかじられる
8:桶を買う人が増えるので、桶屋が儲かる
沖縄県で言えば、
「三味線(=ネコの皮)」ではなく
「三線(=ヘビの皮)」ですから、
ネズミの代わりに、カエルが増えるというところでしょうか。。。
ちなみに・・・
この「風が吹けば桶屋が儲かる」というのは、
起源は、江戸時代の『東海道中膝栗毛』だという説が
強いようですね。
さて、これは、いろいろなところで見らえる現状でして、
例えば・・・
「2月になると、沖縄県では、
ホテルのサービスパーソンの力量が試される」
どんなことか、わかりますか?
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1:2月になると、プロ野球のキャンプが沖縄ではじまる
(2018年は9球団が、来沖されています)
2:ファンが応援のために、来沖される
3:公共の移動手段よりもレンタカーが使われる
4:沖縄県のレンタカーがすべからく、利用される
5:雨が降るとキャンプは中止になる
6:その時、ファンは観光をしようとする
7:ホテルのサービスパーソンに「オススメは?」と
ファンが質問する
8:多くのサービスパーソンはメジャーな場所をオススメする
9:そこにファンが殺到するため、大渋滞になり、楽しめず、不満が募る
10:それを見越したサービスパーソンは、
「メジャーでないけど、楽しめるオススメスポット」を紹介
11:そこは空いていて、ファンが楽しめる
12:雨の日を楽しめたファンは、
教えてくれたサービスパーソンを高く評価する
これは、あるホテルの方が教えてくれたお話です。
メジャーな場所ももちろん、ステキな場所ではありますが、
そこだけが沖縄県の良さだというわけでは、ありません。
せっかく来沖しても、雨でキャンプが中心になれば
ファンの方といえども、ガッカリする気持ちになってしまいます。
その「ガッカリ」を、「沖縄、楽しい!!」に変えるために、
車の渋滞状況も鑑みた、技ありのサービスパーソンは
宿泊客の方から愛されるようです。
この話で大切なのは
「形にとらわれるのではなく、
その時に、どのような判断(=オススメスポットを紹介)するのが
お客様にとって、一番喜ばれるか」
ということから、発想しているということです。
今回の内容が、
あなたの起業にとって、お役に立ちましたら幸いです。
今日も最後まで読んでくれまして
ありがとうございました。