あなたがお客様に提供しているものは?
沖縄で起業を志すあなたにとって、
この質問の答えは、とても大切です。
あなたが、仮に、
携帯電話ショップを営んでいるとしたら、
「提供しているものは、スマートフォンです」
という回答になりますでしょうか。
実は、この答え方、
正解でもあり、物足りなくもあります。
なぜ、そう言えるのか、わかりますか?
主役(=主語)が異なるからです。
主語が異なると、表現内容が変わるのです。
・売り手が主語の場合
「私が販売しているのは、スマホです」
・買い手が主語の場合
「お客様がこれを利用すると、
電話だけでなく、どこでもネット検索ができて
時間短縮ができます」
どのようなことかと言うと、
こんな話、聞いたことありませんか?
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ある雑貨屋さんにお客様が、ドリルを探しに来ました。
話を聞くと、穴の開いた板が欲しいので、
ドリルと板を探しているとのこと。
だったら・・・
もともと穴の開いている板をお売りしたら、
ドリルを買う必要はなくて、
楽ですよね。
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ここで言う「ドリル」を「商品」と表現し、
「穴の開いている板なら楽」を「ベネフィット」と
表現されます。
お客様が本当に欲しているもの(=目的)は、
ドリルそのものが欲しいというよりも、
ドリルを利用することで得られるメリットです。
ちょうど、
腹痛の人にとって、
その腹痛が治るなら、
飲み薬でも、
注射でも、
鍼灸でも、
手段は都合のいいものなら何でもいいのです。
お客様の腹痛が治る(=目的)が、ベネフィット。
それを実現させる(=手段)が、商品。
そう考えると、
あなたの商品は何ですか?
と言われたときに、
「商品」を答えるのか?
「ベネフィット」を答えるのか?
それは、その時に求められている答えを
見極めて回答する必要があります。
あなたの商品が、
お客様に最高のベネフィットを提供することを
祈念しております。
今日も最後まで読んでくれて、ありがとうございました。