「あなたの商品は何ですか?」
そう質問されて、あなたは、
どう答えますか?
たとえば、あなたが、
健康のサプリメントを扱っていたとします。
扱っている商品は、当然
サプリメント
ですね。
では、その説明をして下さい!
と言われたら、
どのように説明されますか?
○○という成分が入っています、
とか、
△△という成分が、1000mg入っています、
とか答える方が多いと思います。
もちろん、間違いではないのですが、
それは、あなたの商品の良さの一部しか
示していないです。
あなたの商品の良さは、実は、もっと深いのです。
その魅力のあぶり出し方の一つを、ご紹介します。
上記のサプリメントの例で申しますと、
次の2点を踏まえて、文章を書き加えてみて下さい。
1:主語を、あなたの商品ではなく、「お客様」にする
2:あなたの商品の説明の後に「なので、お客様は・・・」とつなげる
上記の例は、次の通りとなります。
「このサプリメントは、○○という成分が入っているので、
お客様は、二日酔いになりにくくなります」
この文章は、
・○○ ⇒ 特徴、性能、スペック
・二日酔い ⇒ ベネフィット
という構成になっております。
特徴は、性能やスペック、諸元などとも言われます。
これは商品の特徴や性能を示しているのですが、
実はお客様が、このことに興味を持つことは、
あまりありません。
それよりもむしろ、
「その特徴が、自分にどんな役に立つのだろう」
ということの方が、興味の対象となるのです。
その興味の対象を、ベネフィットと言います。
効能、メリット、商品から受ける効能など、
色々な言われ方がされますが、
要は、その商品を使うことで、
お客様にとって、どんないいことがあるか
ということです。
この例で申しますと、
「二日酔いになりにくい」
という点です。
以前、
商品 = お客様の理想と現実のギャップを埋める手段
ということをご紹介いたしました。
この内容に当てはめると、
・ギャップが埋まる = ベネフィット
・埋め方 = 特徴
となります。
サプリメントの例で申しますと、
お客様の現状は、次の通りです。
・理想 ⇒ 二日酔いになりにくい
二日酔いで悩まないようになりたい
お酒をもっと楽しめるようになりたい
・現実 ⇒ すぐに二日酔いになる
飲んだ翌日はつらい
平日の飲み会に参加することができず、つまらない
・目的 ⇒ 理想に近づきたい
・手段 ⇒ 商品(○○という成分を含むサプリメント)
となります。
「商品」というと、
私の扱っているものは・・・
とか、
こんな特徴を持っています、
という説明になります。
もちろん、間違いではないのですが、
他にも、
「この商品を使うと、こんないいことがある」
「その結果、理想から遠い今の現実から、理想に近づける」
というベネフィットで説明することもまた、
できるのです。
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今日のまとめ
・あなたの商品には、実は
あなたが知っている以上の魅力があります。
「特徴」だけでなく、
「ベネフィット」の観点からも商品を見直すことで、
その魅力を深くすることができます。
ポイントは、
「主語をお客様にする」
「~なので、お客様は・・・、という文章にする」
ということです。
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