USPの作り方です。
昔の偉人の言葉にある
「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」
になぞって考えると、
分かりやすくなります。
まず、「敵を知り」ですが、
ここでの「敵」は、競合です。
競合を知るというのは、どのようなことでしょうか?
競合の強みと弱みを知るということです。
競合の強みと弱みを知るのは、いったいなぜでしょうか?
そこに、あなたが選ばれる理由のヒントがあるからです。
例えば、
あなたが、肩こりを治すマッサージ師だとします。
競合は、ここでは、同じ生業である近所の
マッサージ業者とします。
あなたがその競合と比べられた時に、
お客様が積極的にあなたを選ぶ理由がUSPになります。
仮に、競合が、
・強み ⇒ 肩こりを20分で治す(一般的なマッサージ師は30分かかる)
・弱み ⇒ 店内が少し不衛生な感じがする
とします。
この競合と比較されて選ばれるには、
どうしたらいいでしょうか?
方法は2つです。
1:肩こりを15分で治して見せる(強みつぶし)
2:店内を徹底的にキレイにする
「1」の強みつぶしは、相手の強み以上のものを
自分が提供できる場合には、
選ぶべきですが、
そうでなければ、避けるほうが得策です。
相手の土俵でわざわざ戦う必要なないのです。
「2」は、逆に相手が苦手としている土俵で戦うことを
選んでいます。
そうすると、必然的に、勝てる可能性が高まります。
いずれを選んでもいいのですが、
選ぶ時の大切な点があります。
それは、次の2つです。
A:お客様がそれを望んでいること
B:あなたの弱みでもないこと
上記「A」は、
「誰に(お客様)」との整合性とお考え下さい。
あなたがいくら、強みに感じていて、それを
他のどの競合よりも高品質に提供できたとしても、
お客様がそれを望んでいなければ、
そもそも選ばれません。
上記「B」は、
ないものねだりのようになってしまうのです。
あなたは、あなた以外にはなれないのです。
仮にいくら、お客様に需要があって、
あなたにも、それをかなえたいという希望があっても、
現実問題、できないことは、
どう頑張ってもできません。
競合に着目して、あなたのUPSを考える際にも、
必ず、上記「A」「B」を踏まえた上で、
USPを考えて下さい。
この「A」「B」が見えていると、おのずと、
「1」「2」の選択もしやすくなります。
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今日のまとめ
・USPを作る時のポイント。
お客様が望んでいて、あなたにも実現可能なことが前提です。
その上で、競合を見たときに
「競合以上にできそうなこと」
「競合が苦手に感じていること」
について、あなたができることを磨き上げることが大切です。
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